古今東西強弱南東
テーマ:よもやま話
2014/06/01 09:06
潜在的に不思議だ、なぜだろうと思っていながら、調べもせずに何となく今日に至り、書物などを読んでいる際に、あ!そういうことだったのか、と知らされることがままございます。
以前ゴディバとピーピングトム(出歯亀)の関係を知らされた、「日本人のための世界史入門」(小谷野敦/新潮新書)という本はまさにそういう啓示本の最たるもので、以下のようなことも改めて私に教えてくれました。
音楽好きの方にとっては常識なのかもしれませんが、楽器の代表ともいうべき「ピアノ」。何でピアノと呼ぶんでしょうね。一方、音楽の授業で「P(ピアノ)」という記号が出てきて、確か「弱く」という意味だったと記憶しております。両者の関係にあまり関心を示したことはなかったのですが....。
もともと、ピアノは「ピアノフォルテ」あるいは「フォルテピアノ」と呼ばれており、それは演奏家が強弱、すなわちフォルテ(強)ピアノ(弱)をつけることができる楽器だから、ということだったようです。しかし、フォルテ(強)ではなく弱い方の「ピアノ」が生き残ったところが不思議ですね。
もう一つ、「オーストラリア」と「オーストリア」という名前のよく似た国があって紛らわしいのですが、この二つに何か関係はあるのでしょうか?
オーストラリアはラテン語で「南の」という意味の「アウストラロ」から来ているそうで、我々が最古の猿人として習った「アウストラロピテクス」もこれと同じ語源だそうな。まあ、「南の大陸」ってことなんでしょうね。
一方のオーストリアの方は、ドイツ語で東の国を表す「エスターライヒ」の英語読みのようでして、両国は全くその語源において関係はなく、たまたま似ていたということなんですね。
今日から6月。梅雨に入るのに「水無月」とはこれ以下に。いやこれ如何にか。エルニーニョで小冷夏に?今日も暑そうですけど....。
以前ゴディバとピーピングトム(出歯亀)の関係を知らされた、「日本人のための世界史入門」(小谷野敦/新潮新書)という本はまさにそういう啓示本の最たるもので、以下のようなことも改めて私に教えてくれました。
音楽好きの方にとっては常識なのかもしれませんが、楽器の代表ともいうべき「ピアノ」。何でピアノと呼ぶんでしょうね。一方、音楽の授業で「P(ピアノ)」という記号が出てきて、確か「弱く」という意味だったと記憶しております。両者の関係にあまり関心を示したことはなかったのですが....。
もともと、ピアノは「ピアノフォルテ」あるいは「フォルテピアノ」と呼ばれており、それは演奏家が強弱、すなわちフォルテ(強)ピアノ(弱)をつけることができる楽器だから、ということだったようです。しかし、フォルテ(強)ではなく弱い方の「ピアノ」が生き残ったところが不思議ですね。
もう一つ、「オーストラリア」と「オーストリア」という名前のよく似た国があって紛らわしいのですが、この二つに何か関係はあるのでしょうか?
オーストラリアはラテン語で「南の」という意味の「アウストラロ」から来ているそうで、我々が最古の猿人として習った「アウストラロピテクス」もこれと同じ語源だそうな。まあ、「南の大陸」ってことなんでしょうね。
一方のオーストリアの方は、ドイツ語で東の国を表す「エスターライヒ」の英語読みのようでして、両国は全くその語源において関係はなく、たまたま似ていたということなんですね。
今日から6月。梅雨に入るのに「水無月」とはこれ以下に。いやこれ如何にか。エルニーニョで小冷夏に?今日も暑そうですけど....。