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ややこしや白ロシア

テーマ:よもやま話
亡くなられた元横綱大鵬のお父さんは白系ロシア人だったそうです。道理で大鵬は透き通るような色白で顔立ちもやや異国情緒漂うところがありました。

で、何気なく見過ごしてしまいそうな「白系」なる言葉。ロシア人=色白というイメージがありますが特に肌の白い人たちなんだろうか?そんな風に漠然と思っておりました。

どうやら違うみたいですね。「白」とは共産主義=赤に対する意味での白で、「白系ロシア人」とは、ロシア革命後ロシアから国外脱出あるいは亡命した人たちを指すようです。

で、紛らわしいのが、これとは別に「白ロシア人」と呼ばれる人たちがいるんです。「ベラルーシ」という国の名前を聞かれたことがあると思います。ロシアとポーランドの間に位置し、旧ソビエト連邦に属していた共和国なのですが、ここが日本語で「白ロシア」と訳されていたんだそうです。

そう言えば、大鵬の娘婿の貴闘力(元大嶽親方)の弟子に露鵬が居て、その弟が白露山(北の湖部屋)でした。白露山という名前がついているから、ベラルーシ出身なのかと思いきや、あの人たちは北オセチア出身だという。北オセチアより来たおせち屋。キャビア入ってま~す、みたいな。

もう完全に頭が混乱してまいりましたね。私らの時はソビエト連邦一国で済みましたが、今の子どもたちは本当に大変だと思いますわ。旧ソ連って一体何ヶ国に分かれたの?

ま、とにかく大鵬は記録と記憶に残った大横綱でしたね。白系良~い残った、残った。

大鵬最後の優勝を記す

テーマ:スポーツ
昭和の大横綱大鵬さんが昨日亡くなられましたね。大鵬といえば、私が生まれた1960年に初入幕、以来引退する1971年までに幕内優勝32回。未だ誰一人破ることの出来ない大記録です。

私は小学生の頃から大相撲が好きでとりわけ大鵬の大ファンでした。3年生から5年生にかけて彼の取組を10回以上に渡って日記に記しており、何と最後の32回目の優勝の大一番をまさに実況中継のごとく綴っていたことがわかりました。

昭和46年1月24日(日)    「大鵬対玉の海」

テレビですもうを見ました。きょうは、大鵬対玉の海があります。大鵬は勝って優勝決定戦にもちこし、それにも勝って優勝したいし、玉の海は勝って全勝優勝し三れんぱしたいので、どちらも負けられません。

両者の目が光ります。どかーんと二人がぶつかりあうと、すぐ上手のとりあいになりました。いつもなら五分になるけれど、きょうは大鵬のうまさがでたのか先に右も左もとりました。玉の海はぎゃくに両方ともとれません。でも玉の海は大鵬のうつ上手投げ、すくい投げを残しました。

手にあせにぎる力のこもった勝負です。ぼくのむねがするどく動きました。大鵬はどうしても勝ちたい気持ちでいっぱいになったのか、土ひょうぎわへもっていって力のあるかぎりよりきりました。ぼくのむねの動きが少しおさまり、ほっとしました。

いよいよ優勝決定戦です。どうやら玉の海の方がつかれているようでした。大鵬はじゅうじつしています。また勝負に近づくほど、むねの動きがはげしくなりました。

立ちあい、また上手のとりあいでした。こんどは両者とも右だけをとりました。大鵬は両方ともとれよと思いました。そのねがいがかなったのか、大鵬が左もとりました。さすが大鵬だなと思いました。そのまま勝つといいのだけれどと思いました。でも勝負が長くなったので水入りとなりました。

ぼくは水がはいると玉の海の方が有利になるかもしれないと思って心配になりました。また両者がさっきと同じかっこうになりました。場所はだいたいまん中です。庄の助が二人のせなかをたたくと、また始まりました。

大鵬はおしましたが、場所がぎゃくになり大鵬の方が土ひょうの外に近くなりました。でもまだ玉の海は上手がとれないので不利です。玉の海はつりましたが少しもききません。大鵬の投げもききません。

大鵬はおもいっきりおして、さっきと同じように土ひょうぎわへもっていきました。そして玉の海が残るところよりきりました。ぼくは手をたたきとびあがって喜びました。二つの勝負を二つとも勝つのはむずかしいのに、よくやったとほめてあげたいぐらいでした。

大鵬は名古屋場所の時、いんたい問題になっていたけれど、よくそれをのりこえて立ち直り優勝したなと思いました。大鵬は三十二回めです。きょうのすもうは、大鵬の根じょうが玉の海の若さをよりきったのだろうと思いました。そして大鵬はまさに日本一だと思いました。

大鵬はまだいけるという自信がついただろうと思いました。ぼくは北玉時代はまだまだだろうと思いました。先場所、玉の海と大鵬で玉の海が勝った時、ぼくは来場所こそは大鵬に優勝してほしいと思いました。そのねがいがかなったのでよけいに喜びました。これからも大鵬にどんどん優勝してほしいと思います。


(この二場所後の昭和46年五月場所で大鵬は引退。大鵬さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます)

昭和46年初場所千秋楽 本割


同上 決定戦

長いもの紛いもの

テーマ:よもやま話
以前、「財布の中身」という題で書いたことがありますが、今日は財布そのもののお話をいたしたく存じます。それというのも昨日日経新聞で「スマート男子は長財布」なる見出しの記事を目っけたからでござんす。

何でも、二つ折りが主流だった男性に長財布を愛用する人が増えているそうなんです。百貨店などでは紳士財布売上高の4割が長財布。12,000~15,000円の商品が売れ筋で、どの百貨店でも長財布は前年比で15~20%売上が伸びているそうな。

特に20~30代を中心に好調だそうですが、長財布にする理由としては、まず収納力が大きいのでレシートの保管がしやすく支出管理ができることが挙げられておりましたが、レシートを入れっぱなしにしておくような奴らが管理なんかするんですかね?

それから、ポイントカードが増加傾向にあるので、それらが収納できる財布であること。クレジットカードやキャッシュカードは絞りこめてもポイントカードは店の数だけありますもんね。しかし、日本人はポイント貯めるの好きですね。

ファッションの変化も人気を後押しするとも。最近流行の細身のスーツは財布をジャケットの内ポケットやパンツのポケットに入れると格好悪いので、トートバッグやポーチなど財布を「かばんの中」に入れる男性が増えているんだそうです。

私なんか、財布が体にくっついてないと不安になるタイプですので、まずこういう芸当はできませんわ。札入れ専用の長財布を胸の内ポケットに、小銭をズボンのポケットに入れているおっさんは昔からよう見かけますけど、全部収納できる長財布が若者のトレンドのようです。

まあ、私は今後とも二つ折りを使い続けると思うのですが、ズボンの後ろのポケットに入れておくと皮財布などは割と消耗しやすいので、昨年思い切って大層丈夫そうなやつを買いました。ちょっと大きめなのでズボンによっては、なかなか引っ張り出せず往生するんですが。

私的には清水の舞台から飛び降りるような値段だったんですが、見た目同じモノが韓国で超安値で売ってましたわ。「あんなものを身に着けていると人格までが偽物になる」と強がっていたものの心は揺れますな。

長いものには巻かれず、まがい物には流れず。

たんかを切る

テーマ:言葉・漢字
先日渡辺淳一さんの短歌の話をいたしましたが、「たんかを切る」ってよく言いますよね。短歌を切ったら、俳句いや川柳じゃねえかって。いや、その字ではありません。

担架を切ったら、けが人も運べませんがな、って、その字でもありませんで、「たんかを切る」とは「啖呵を切る」と書きます。「歯切れのよい口調で勢いよくまくしたてたり、相手をやりこめたるすること」という意味ですね。

では、「啖呵」とは何なのか?これね、元々は「痰火」と書いて「体内の火気によって生ずると考えられていた咳と一緒に激しく出る痰や、そのような病気のこと」なんだそうです。

そうか、「啖呵」って要するに痰か。私ね、風邪引くと熱は出ないんですが、気管支が弱いせいか咳が出て止まらなくなるんです。だいぶん収まりましたけど、少し前までこの痰が切れずに悩んでおりました。

そう、この憎っくき「痰」→「痰火」が切れると、胸が本当にすっきりいたします。ですので、香具師などの隠語で、品物を売るときに歯切れよくまくし立てることを「啖呵を切る」というようになったそうです。

ごくあたりまえの品物を、巧みな話術で客を楽しませ、いい気分にさせて売りさばく商売手法を「啖呵売」というとWikipediaには書かれていますが、啖呵売といえばやっぱり風天の寅さんですね。

たんか切る寅さんたんか値切る大阪のおばちゃん

妊婦疑似体験教材

テーマ:よもやま話
滋賀県の物品納入業者として登録しておりますので、定期的にメールで公共施設や学校の物品調達の案件通知が流れてまいります。うちは油屋なので例えば灯油やA重油の調達案件が知らされるわけです。

もっとも地理的に離れており、そんなところに納めるのはどのみち無理、っていう案件がほとんどなので、大方無視して削除しているのですが、先日たまたま開いてみたら、こんな通知文が。


株式会社油甚 様

滋賀県物品・役務電子調達システムよりお知らせです。
次の案件が公開されました。
システムにログインし、案件の詳細を確認してください。
 
案件番号:1301102500000063646
団体名:滋賀県
調達整理番号:
入札方式:随意契約(オープンカウンタ)
案件名称:かんたん妊婦疑似体験教材の購入について
 
発注担当
玉川高等学校

かんたん妊婦疑似体験教材???何それ?しかもうち油屋なんですけど。でも、内容に興味がわきましたのでネットで検索してみると、「プレママさん」とか、「水おもり、砂おもり」とか出てきた。

後者のHPでは、妊娠時期に応じた胎児の重さを野菜や果物で例えてあったりもしてなかなか面白いです。6ヶ月がメロン、7ヶ月がキャベツ、8ヶ月がかぼちゃ、9ヶ月がパイナップル、10ヶ月がすいか、なんて書いてあります。そんな感じですか?

発注担当が玉川高校となっておりますが、高校でこういうことも教えるんですね。知りませんでした。ま、いずれにせよ、うちに調達案内もろてもしゃあないと思うんですが、ひょっとして「油おもり型」期待してるん?
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