英国風口づけ

テーマ:言葉・漢字
昨日、「屯」という字について書きましたが、この字は重さの単位「トン」の当て字としても使われますよね。でね、1トンって1,000kgって教わりましたよね。ところがこれはあくまでもメートル法でのことで、このメトリックトンは仏トンとも呼ばれるそうな。仏はフランスのことね。

じゃあ、イギリスにもトンはあるんか?と思いますやろ。これがあるんですね。英トンもしくはロングトンと呼びまして、これが1,016kg。私、昔石油の輸入業務に就いていたことがあるのですが、タンカーの運賃はこの英トンで計算されていたことを思い出しました。

で、英トンの場合は特に別の漢字が与えられておりまして「噸」と書くそうです。「整頓」の頓に口が付いております。こうやって調べていきますとね、面白いことがわかりました。

英国発祥の単位、例えば長さのフィートや重さのポンド、これらを漢字にしたものはほとんど「口偏」なんだそうですわ。例を示しましょう。

呎(フィート)、吋(インチ)、哩(マイル)、听(ポンド)、呏(ガロン)

面白いことに、それぞれの旁は尺貫法の単位になっているではありませんか。1尺=0.994フィート、1寸=1.193インチ、1斤=1.323ポンドなどは実際にかなり近いですね。ちなみに1里=2.44マイル、1升=0.397英ガロンとちょっと離れてしまいますが、一番近い単位を表す言葉に口を付けたんですね。

でも、なんで口をつけたんでしょうね。フレンチキスならぬイングリッシュキッスか。

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