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しょうけ

テーマ:よもやま話
大型の平ザルのことを「しょうけ」て言うんですね。先日きなこさんのブログ読んでて知りました。きなこさんは「しょーけ」て言うてやありましたけど、一般的には「しょうけ」らしいですね。「しょーけ」て言うと、何かしょーけ、つまり「しようぜ」みたいな感じですもんね、湖北では。
↑伝統的しょうけ
↑きなこさんのしょーけ

で、きなこさん、何でこの道具がそう呼ばれるのか知っていたらだれか教えてほしい、とおっしゃる。にーにさんがコメントで「塩受け」が転じたものという説がある、とおっしゃる。そして、りんぽんさんは油甚さんの出番やとおっしゃる。

いやぁ、にーにさんのおっしゃる通り「塩受け」なんちゃうん、とも思ったのですが、でも塩以外のもの、むしろ穀物系に使うんと違うの、この道具?という疑問も生じまして、色々と調べてみますと。

竹で編んだザルの一種が「笊笥(そうけ)」と呼ばれ、これがなまったのが「しょうけ」だろうということがわかりました。笊(そう)とは文字通り笊(ざる)のことで、笥(け)は器のこと。笥って箪笥(たんす)の笥ですよね。ひょっとして笊器(そうき)の大型が笊笥(そうけ)なんでしょうか?

九州、中国、北陸地方の方言のようですが、北九州では朝鮮語読みになって「そうけ」が「しょうけ」になったと書かれているものもありました。この道具の発祥の地は北九州なのか?邪馬台国やろか?ひみこさんときなこさん、似ている。いや、関係ないか。

さらに驚いたことに、沖縄の「ソーキそば」も登場。あの「ソーキ」とは「ブタのあばら骨」のことなんですが、琉球方言で「ざる」も「ソーキ」というそうな。てことは、「ソーキそば」は「ざるそば」かい。

あぁ、ざるそば食べたくなってきた。寒いけど、昼飯はざるそばにしょーけ。

投票マッチング

テーマ:政治
いよいよ明日は総選挙ですね。教育委員という立場では特定の候補者や政党を応援するなどの政治活動は許されておりませんので、私今回は演説会なども全く参加しておりません。まあ、ある意味楽なんですけど。

しかし、一体全体誰に、そしてどこの政党に投票したらええかわからん、と悩んでいる人が多いのではないでしょうか。少なくとも私の周りはそんな人だらけです。

先日、新聞で「投票マッチング」なるサイトがあることを知りました。早速開いてみますと、消費税や原発など20の政策に関する質問に答えれば、自分の意見と最も近い政党、候補者を選んでくれるというのです。

ほぉ~、やってみようじゃないの。各設問に対して、賛成、やや賛成、中立、やや反対、反対の5つから回答していきます。それぞれの政策のメリット、デメリットも書かれており、詳細表示をクリックすると、より丁寧に説明が書かれていたりもします。

そうやって答えていき、最後に性別や、年齢、選挙区、などのフォームを埋めていき、クリックすると、じゃ~ん、出たぁ!支持政党。え゛~っ、そうなのぉ~、いが~い、でもないか....、と結構納得したり。

そして、自分の選挙区の候補の中で自分に一番近い考えの候補も教えてくれます。あ、この人かぁ....。多くの方が利用されているようで、その人たちが各政策にどのような割合で賛成、反対と考えているかもグラフ表示されるんですね。

いやぁ、これはなかなかすぐれものです。結構役に立つ、と評判も上々だとか。少なくとも、ゴミ箱直行の選挙公報やNHKが流しているアホの一つ覚えのような政見放送よりよっぽどましでしょう。

皆さんも明日の投票前に一度試してみませんか?この「投票マッチング」。いや待てよ、このブログ、まさか政治活動にならへんよね。


番ティ

テーマ:よもやま話
少し前に、胡麻油の瓶に被せるカッパ(帽子)の話をしましたが、その時に「唐傘の先にもついていた」というSirMurai先生のコメントがあり、さらに派生して「ところで何で番傘って言うんでしょう?」と亀仙人さんからのコメント。

う~ん、言われてみれば何で番傘っていうんやろ?知らんわぁ。知らんもんは調べましょ、調べましょったら調べましょ、と大辞泉を開いてみました、改めて。

「番」というのはおなじみの意味以外に、「(番号を付けて多数備えておくものの意から)名詞の上について複合語をつくり、当番の人の用いるもの、また粗末なものの意を表す」とあります。

ちょっとわかりづらいですけど、「番傘」以外にも「番茶」「お番菜」などもこの仲間のようでして、まあ「ハレ」「よそ行き」「お客様用」ではない、「ケ」「普段使い」「気楽な」という感じなんでしょうね。

しかし、「番茶」はともかく、「おばんざい」って「京都のおばはんが作る惣菜」かと思てましたら、こういうことだったんですね。そう言えば、傘って無くなるのが嫌なので、結局お気に入りのは使えず、いつ失くなってもいいような、それこそ「番傘」ばっかり使う私はやっぱり貧乏性なのか。

どうでもいいけど、「番茶」ってナンチャッテ英語でいうと「番ティ」か。何か勝負パンツの対語みたいですな。

週末の食卓(68)

テーマ:週末の食卓
(その1)
先月、甥(母の孫)のK平君がデュアスロンのアジア大会でフィリピンに

母: Kちゃんなぁ、成績の方はまあまあやったらしいけど、まだ家に帰ってこんのや言うて、さっき◯◯子(姉)が電話で心配してやんたわ

私: ほうか、ほんなら「もう帰ってきゃんたか?」て、もっぺん電話して尋ねてみたら

母: いや、子どもじゃあるまいし、一人前の男なんやでほんなに心配してたら恥ずかしいがな

私: ええがな、尋ねる方が半人前の婆さんなんやで

母: ほれもほやな


甥は無事帰って参りました。来年はコロンビアで世界選手権やと。南米か!






(その2)
昼前に寒い、寒いと言ってストーブに当たりながらテレビを見る母。
ほどなくして

母: さぁ、今日はとりあえず

(と言って寝転がる)

私: あ、また寝てる

母: 違う、10分や、10分

私: 10分で済むわけないやん

母: どうもない。10分、10分って言い聞かせたら10分で起こさんすんや

私: だれが起こすて?

母: わたしが


確かに10分後に見に来たら、起こされてやぁりましたわ、自分に




うがいな事実

テーマ:よもやま話
昨日の新聞に某製薬会社の「健康常備学」という広告記事。「『うがいしなさい』は千年続く日本の知恵」と書かれています。

私、3週間くらい前に薄着のところににわか雨に打たれて風邪を引いてから、どうも喉の調子が悪い。熱も咳もないけれども、痰が絡んでしょうがない。のど飴に加えて、イソジンでうがいをしているのですが、なかなか改善しません。

さて上記コラムには、「うがいは既に平安時代には口腔清掃の手段として行われていた」と書かれていたのですが、うがいってどうやら日本独特の習慣で、欧米ではむしろ「はしたない」行為としてほとんど行われないようですね。てことは、まさに日本の伝統文化じゃないですか。

さて製薬会社の宣伝コラムですから、イソジン(もしくは類似のヨード液)を勧めるのかと思いきや、そこには「近年のある調査によると『特にうがいをしない人』に比べて『水うがいをしていた人』の風邪の発症率は4割も少ない」と書かれています。

他のサイトでもう少し詳しく調べてみると、数年前の京大の保健管理センターの調査で、何と「水道水」によるうがいの効果はあるが、「ヨード液(イソジン)」うがいには効果がないことがわかったそうです。

「うがいは口の中を洗い流すだけでなく、のどの潤いを保つことで、ウィルスや細菌を外へと追いだす繊毛運動の働きが衰えるのを防いでくれる」とも書かれていました。なるほどね、水でのうがいは「喉のウォーキング」、イソジンのそれはハード過ぎる運動に似て、正常な細菌叢や細胞まで壊しちゃうのかもしれませんね。

さて英語のgargle(ガーグル)は、うがいの音に由来するものだと思うのですが、日本語の「うがい」の語源は何と長良川が有名な「鵜飼」。鵜が飲み込んだ魚を出す姿に由来するとか。まあ、このブログに書かれていることも「鵜呑み」にせずに、「うがい」くらいにしておいた方がちょうどいいかもしれませんよ。
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