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今度は手首

テーマ:よもやま話
いやぁ、雪降りましたですなぁ。皆さん、タイヤの交換はお済みでしょうか?今年は冬の訪れが早く、雪の匂いも早くから漂っていたせいか、12月に入るとタイヤ交換を求めるお客さまが続々と出始めておりました。

私が日曜当番でスタンド出勤した12/2も20台弱の車がタイヤ交換に。もちろんメインの交換作業は社員スタッフがしてくれたのですが、私も車からタイヤを下ろしたり、空気を入れたり、はめるのを手伝ったり。重いタイヤが多く、慣れない作業の連続。

腰をいわさないように気をつけてはいたのですが、終業後気がついたら右の手首がおかしい。まあ、一日寝たら治るだろうと高をくくっていたのですが、翌日もそのまた翌日になっても痛い。しかも、胡麻油の瓶詰めをやったら余計におかしくなる。

近所の整骨院に行って経過説明したら、どうやら捻挫と同じ状態になっているらしい。超音波治療や湿布をしてもらうのですが、何せ右手ですから使わないわけにはいかない。「まあ3週間くらいすれば治ると思います」「え゛~っ!3週間もかかるんですかぁ」

ということで、この1週間あまり一進一退の状況が続いているのですが、昨日ネットの相談室見てたら、3週間というのは安静にしていた場合で、仕事で右手を使うとなると数ヶ月も治らないこともある、と書かれていて暗然。

胡麻油の瓶詰作業はもちろん、障子の開閉、ズボンのポケットから財布を出すのも痛い。ついでに、ブログ書くのにキーボード叩くのも痛い。こりゃ治らんな。くそぉ、せめて左手だったらな、と思ったけど、尻が拭けんのも困るしな。

それにしても、昨年は右腕のテニス肘で苦しみ、まだ完治しないまま今度は右手首の捻挫。あぁ、誰か私の右腕になってくれませんか?

~Lefa~と共演

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日の午後は、長浜市民交流センターで曳山文化協会主催の「長浜曳山子ども歌舞伎フォーラム」が開催。昨年度制作した子ども歌舞伎の映像記録を活用した普及啓発事業の一環。

来場者にその映像記録を見ていただいた後のコメンテーターとして参加してまいりました。コメンテーターは山路民俗芸能学会代表理事、武田滋賀県立大講師、片山長浜城歴史博物館館長、そして長浜出身の歌手Lefaの北川君と私。

娘さんがLefaのファンだというhanmiさん。土曜日のオフ会で隣の席になったので、「明日はLefaと共演なんや」と言いましたら、「なんや?甚さん歌歌うんかいな」と。ちゃいます、こういうことでしたんや。

北川君は青海山で、5歳、8歳、11歳と三回も役者として曳山祭に出場。それぞれ重の井子別れの調姫、勧進帳の義経、車引の梅王丸を演じたとのこと。出場した3回それぞれに、年齢、立場に応じて、無意識に自分の役割を果たしていたことを語ってくれました。

彼が今、歌手として活躍しつつある原動力として曳山祭は欠くことの出来ない要素で、東京や大阪でなく長浜での活動をメジャーデビューの条件として提示したほど故郷を愛しているのも、役者経験によるものと言って過言ではないでしょう。

今回のフォーラムは「曳山祭の社会的な教育力」に焦点が当てられており、私は山組の人間であるとともに教育委員の立場としても意見を求められたのですが、祭をやっている当事者は、祭の教育力なんか意識している余裕はなく、ただ只管「祭をやり遂げる」ことしか考えていないんですけどね。

とりあえず、1回しか役者経験はなく、しかも長期間長浜から離れ、祭からも無縁の状況であったにもかかわらず、故郷に帰って来た途端、曳山祭という「磁場」から発せられる強烈な磁力にたちどころに引きつけられ、その虜になった経験を語りました。

最後に挨拶された曳山博物館中島館長が「いつもは冷静な油甚さんですが、実に熱い方であることがわかりました」と。そうか、そんなに熱くなったつもりでなかったんですけど、祭りの事を話し出すと無意識のうちにそうなっているんですね。

このフォーラムの模様は、例の「studioこほく」で視聴可能ですので、Lefaファンの方は是非お見逃しなく。

めんを食らう

テーマ:言葉・漢字
昨日はオフ会。くんさん、強引に幹事をえべっさんに引き継ぎされましたけど(笑)、長いことご苦労様でした。さて会場は蕎麦処「みたに」さん。夜来るのは初めてでしたけど、ここのお蕎麦は本当においしい。

さて、めんを食らうと言えば、「突然の事に驚きとまどう」という意味の「面食らう」。語源は剣道に有り、と思う人が多いようです。確かに、いきなり「面~~~ぇんっ!」と食らった時の心境とピッタリ合致するような気もいたします。いやいや、面はびっくりした顔のことだろう、そう思う人も居るでしょう。

が、しかし、いずれにせよ「面」という字は当て字で、面食らうのメンは「トチメンボウ(栃麺棒)」のメンから出ているそうな。栃麺棒とは「トチメン(栃麺)」を作るときに使う棒のこと。普通の麺棒とは違うんでしょうか?

栃の木の実を砕いてうどん粉に混ぜあわせて打つんだそうですけど、棒で手っ取り早く伸ばさないと麺が縮んでしまう。早くしなければならない。だから慌てふためくことを「栃麺棒」というようになったのだとか。

そう言えば、ゆうこりんさんがピッツァを手作りされたブログで、生地を「綿棒」で伸ばすと書いてあったので、松男さんに「綿棒で伸ばすんですかぁ~?」と突っ込まれておられれましたけど、確かに綿棒でそんな作業をしている人を見たら面食らってしまいますね。

と言うことで、「面食らう」は「栃麺棒を食らう」の略なわけ。役者の世界には、とちって迷惑をかけた相手にそばをおごる「とちりそば」というしきたりがあるようですが、「とちる」というコトバも「栃麺棒」と関係があるという説もあるようです。

しかし、「栃る」だったなんていうと、栃木県出身の人は嫌な気分でしょうね。もっとも、最近何かとお騒がせな滋賀県。「滋賀る」という言葉が生まれないことを祈ります。





そでなかろうぜ

テーマ:曳山・歌舞伎
先日、中村勘三郎さんの追悼ブログを書きましたら、桜ひめさんから彼が出演した「籠釣瓶花街酔」という芝居を歌舞伎座さよなら公演のシネマ歌舞伎で観た、というコメントを頂戴いたしました。

その芝居の中で、佐野次郎左衛門という男が馴染みの花魁八ツ橋に愛想尽かしをされた時に吐く有名なセリフがありまして、それを知ったかぶって私がコメント返しに書いたわけです。

ちなみに「花魁、そりゃ、ちと、そうではなかろぜ」と書いたんですが、そしたら桜ひめさんから、「そりゃ、あんまり袖なかろぜ」じゃなかったかと、再コメントが。

そう言えば、「そうでなかろ」じゃなくて「そでなかろ」だったわ、と気づいたのですが、「袖なかろ」じゃノースリーブになってしまうんじゃないの?いや「袖なし」に特別な意味があるのだろうか、と思い調べてみました。

すると、「そでない」という言葉が出て参りまして、「然で無い」という字を書くことがわかりました。これ、2つ意味がありまして、一つは「そうではない、違う」という意味。もう一つの意味が「いけない、悪い、そっけない」。

フラれた花魁に対して「それは、ちょっと違うんじゃないの」あるいは「それはあまりにもそっけないじゃないか」と言いたかったんでしょう、次郎左衛門は。

桜ひめさんが、「袖なし」と思われたのもある意味当然。ちなみに「そで」で始まる言葉を辞書で引いて、「袖」がつかないものは、この「然で無い」のみ。後はすべて見事なまでに「袖」がつきます。しかも「袖にする」という言い方があって、まさに「親しくしていた人をないがしろにする」という意味ですもんね。

昨晩の中村勘三郎さん追悼番組。ラストは勘九郎としての最後の公演後にファンに囲まれながら階段を上って行き、「じゃまた3月に」と言ってドアの向こうに消えていくシーンでした。本当に天に召されていくような気分になりました。

「勘三郎さん、そりゃちと、そでなかろうぜ」

大は小を兼ねず

テーマ:よもやま話
昨日の昼飯は久しぶりにマクドのテイクアウトにするか、ってことで妻がクーポンを探し出して参りました。最近マックランチとかいうのが出て、フィレオフィッシュ+ポテトS+ドリンクSで390円ってのが手頃感があるのですが、今日は妻が「私はダブルバーガーにしとくわ」と、170円と書いたクーポンを指さします。

てことは、ポテトSでは足りんなぁ。ダブルバーガーのクーポンの近くにビッグマックのLセット540円ってのを見つけまして、「じゃあこれにするか」。ビングマックは私が食べて、ポテトのLは二人仲間で食べます。

「しかし、ドリンクのLはでかいなぁ。」「ええやん、それも半分ずつしょう」ということで、買いに行きましたら、何と川崎のマクドは改装工事中で臨時休業の様子。しょうがないので、イオンまで足を伸ばします。

「いらっしゃいませ~」と言われて、カウンターで「これ持ち帰りで」とクーポンを2枚手渡します。「ダブルバーガーとビッグマックのLセットでございますね」。「はい」。「お客様ぁ、お飲み物は何になさいます?」

飲み物は、この寒さやしホットコーヒーしかないやろ。「じゃ、ホットコーヒーで」。「お客様ぁ、申し訳ございません。ホットコーヒーの方、Lサイズはございませんので、Lサイズのお飲み物からお選び下さい」。「えっ?いや、ほんならMサイズのコーヒーでいいですよ」

そっちの方が安いんだし文句は無かろ?と当然至極に要求したのですが、「いえ、お客様、それはちょっとできないんです」。店長っぽい人も出て来られて「それは、できません。Lサイズのアイスコーヒーならございますけど」。「いや寒いし」と言ってみたものの、コーラやファンタなどの冷たいものばかり。

冷たいのは飲み物だけにしてくれ!と言いたかったのですが、「わかりました、ほんならアイスティで」「レモンかミルクのどちらで?」「ストレートで」「ガムシロップは?」「要りません」

店を出る前に目に入った「ポテトSML150円」の表示。しまった、単品でビッグマックとポテトL頼んで、家のドリップコーヒーにしとけば良かった。しかし、時既に遅し。

帰りまして、Lサイズのアイスティを見た妻「えぇ、この寒いのにこれどうするのぉ~」

「チンしてくれ」

おかげさまで、意外にいけましたわ。チンティ。

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