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藪入りとリフレッシュ

テーマ:よもやま話
日めくりカレンダーを見ますと、今日1月16日は「藪入り」と書いてあります。「藪入り」とは何ぞや?wikipedeiaによれば、「かつて商家などに住み込み奉公していた丁稚や女中など奉公人が実家へと帰ることのできた休日。1月16日と7月16日がその日に当たっていた」と定義されております。

そうなんですよねぇ。昔は1年に2回しか休みがなかったんですよね、いわゆるサラリーマンは。今は大企業や公務員は完全週休2日制、さらに国民の祝日、有給休暇に連続休暇ですか、とにかくお前らどんだけ休むねん、というほど休みがある。

リフレッシュ休暇なんてのも聞いたことがあります。英語でrefresh。「re」は再びで、「fresh」は新鮮なですから、「再び新しくする。新鮮な気分にする」ってことなんでしょうけど、これにピタっと対応する日本語って無いような気がします。

そりゃそうですわね。昔はリフレッシュなんて概念が無かったんでしょうね。休みがないんですから、藪入り以外に。ちなみに「藪入り」の語源は「草深い田舎に帰るから」「宿入り(実家へ帰る)から」「中世社会の民族慣行『山入り』から」と諸説あるようです。

この藪入りの慣行は、何と戦後労働基準法が改正されるまで続いていて、ここで初めて日曜日を休日とするようになったんだそうな。うちの店はまだ戦前だな、こりゃ。

あ、そうそう、コーラやファンタなどのいわゆる「清涼飲料水」、あれ英語で「リフレッシュメント(refreshment)」と言うんですね。まさに「すかっと爽やか」コカ・コーラですね。

藪入りで実家に帰って何食べたと思います?どうやら「藪入りそば」ってのを食べたみたいですよ。そばは日本人のリフレッシュメントか。でも、休まないからそばも体もすぐ伸びちゃう。戦争に負けるはずだ。

世間い

テーマ:よもやま話
一昨日、とある団体の新年会がございまして、はるばる大津まで行ってまいりました。その席で、ある方より「コブログブロガーの姫ちゃん、あれ、うちの嫁ですわ」と言われてびっくり。「え゛~~っ!!」

「前々回のオフ会に来てやあったけど全然わからんかった」。実は、私、姫ちゃんご夫妻の結婚式にもご招待されておりまして、えらい別嬪さんや、という印象だけは持っていたのですが、はっきりとした顔立ちまでは覚えておりませんでした。

ご主人のお話では、姫ちゃんの方も私をオフ会で見ても「全く見覚えがない人だった」とおっしゃっていたとのこと。前々回のオフ会は総勢32名という参加者で、実際姫ちゃんとお話しする機会はありませんでしたが、ブログにはアラフォーと書かれてあったのに、いやアラサーの間違いでしょ、と思ったことは確か。

それにいたしましても、姫ちゃんのご主人、「くんさんはマメですね~。凄い人ですね。ブログにも哲学がありますね。尊敬します」と、くんさんを褒めちぎっておりましたが、姫ちゃんをオフ会に誘い出すためにあんた何したんや?

世間と書いて、「せま」いと読む、を実感した一日でございました。

どんど

テーマ:言葉・漢字
先日十日戎の焼納祭について書きましたら、ゆうこりんさんから「木之本では『どんど』と呼び、意冨布良神社で14日に燃やします」というコメントを頂戴いたしました。

なるほど、「どんど焼き」という言葉聞いたことがあります。と言うか、これが一般的なのでしょうかね。「小正月(こしょうがつ=1月15日)の行事で、正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事」と定義されています。

この「どんど」という言葉の語源については、次のように諸説あるようです。

(1)国語学者の大槻文彦説: 「どんどん」と火の燃えるさまから

(2)民俗学者の折口信夫説: 尊い火の「尊い」からの訛り説

(3)民俗学者の柳田国男説: 疫病神を払うために村とか家の入口から遠い場所の「遠戸、とうと」説
 
平成19年にNHK朝ドラで岩手県を舞台にした「どんど晴れ」という物語が放映されましたが、「どんど晴れ」とは、当地で昔話の最後に「めでたしめでたし」という意味で使われる方言だそうです。あの「どんど」もこの「どんど」から来ているという説も。

つまり「どんど晴れ」とは「尊く祓う」ことで「祓う」の語源は「晴れ合う」で「心が晴れてお互いに楽しくなること」なのだそうです。いずれにしても、「どんど焼き」で尊い火でどんどんと燃やして、疫病神を追い払うと、心が晴れて楽しくなることは間違いありませんね。

さて文楽や歌舞伎で「傾城阿波鳴門」という芝居がありますが、長浜の子ども歌舞伎や富田人形でもおなじみで、通称「どんどろ」という名前で呼ばれます。

通称「どんどろ大師」と呼ばれている大阪の善福寺が舞台となっていることからだそうですが、こちらは「どんど焼き」とは関係なく、ここに土井利位という大名が深く帰依参拝していたことから「土居殿の大師」、これが訛って「どんどろ大師」になったのだとか。

これ以上書くとボロが出ますので、ドンド アスク ミー エニー モア プリーズ。


コンブ茶ブーム

テーマ:よもやま話
皆さん、コンブ茶はお好きですか?ほぉ~、好きですかぁ~。今、アメリカでヘルシードリンクとして大流行らしいですよ。その名もずばり「kombucha」。

ついに、日本人の味覚がグローバルスタンダードになったかと思ったら、何や「シトラス味」、「グレープ味」、「ラズベリー味」とか、昆布と混ぜたらゲボが出そうなもんばっかし。まあ、アメリカ人はゲテモノ好きなので何をするかわからないところもあるのですが。

どうやら、これ昆布茶じゃなくて、日本で昭和50年代に「紅茶キノコ」と呼ばれて大流行した飲料と同じものだそうです。「紅茶キノコ」って知ってますかぁ~?
こういうやつ

私ねぇ、確か中学校1年生の時だったと思うんですが、夏休みの自由研究に「紅茶キノコ」を選んだんですよ。私、小学校は長浜北小で、4,5,6年時は、雲や星座などを研究対象に選んで、それこそ真面目に自由研究に取り組んだものです。

ところが、その反動か、長浜西中へ進学後は、急に不真面目になりまして、中学校まで行って夏休みの自由研究なんかしてられるかい、と放っておいたんですが、夏休み終了直前に、急遽近くに住む悪友とタッグを組みまして、「紅茶キノコ」の共同研究でお茶を濁すことにしたのです。

確かその悪友の家で「紅茶キノコ」を作っていたのをよいことに、説明書とかから丸写しで、にわか作りの自由研究完成。小学校の時は「よく頑張りましたね~」といつも褒められていたのに、中1の時は「評価に値せず」みたいな成績だったように思います。

紅茶キノコは、お酢のような酸味で飲みづらいものだったようですが、それすら覚えておりません。現在アメリカで流行しているものは酸味も控えめで飲みやすく「作っても、作ってもすぐに売り切れる」んだそうです。今や販売量月間約3万本。

コーラなどの炭酸飲料をやめ、コンブ茶に切り替える人も増えているとか。そうかぁ、もうちょっと真面目に研究しとけば、今頃こんなところで油売っていずに、アメリカで一財産築いてたかもなぁ。しかし、何でコンブ茶って言うんやろ?

燃えてハイに

テーマ:まちづくり
十日戎、今年は10日と11日の午後に福かざりの販売の奉仕をさせていただきました。最終日の昨日の3時頃、我々が担当するブースに役員さんがお越しになり、「これから『しょうのう祭』を始めるで、誰か人を出してくれ」と要請がございました。

「あ~、それ去年いったわ」「わしも、前やったしぃ」と周りの人がおっしゃいます。「何ですの、しょうのう祭って?」。私もかれこれ15年以上奉仕させていただいておりますが、耳慣れない行事です。「行ったらわかるわ」

ってことで、私も「しょうのう祭」とやらに初参加。境内の中央に網に囲まれた中には、いわゆる古い神札や福かざり、福笹などがうず高く積まれております。

そうか、これを燃やすのが「しょうのう祭」つまり「焼納祭」ってわけね。

まず、下の方から着火
だんだん火が回って
そのうち

ここへ、焼納所へ納められた山ほどの福ゴミいや、福の粕、いや何といったら良いのか、とにかくそうした類のものを次から次へと投げ込んでいきます。近づかないと囲いの中にちゃんと届かないし、あまり近寄りすぎると体が溶けそうに熱い。

以前、あまりに火柱と煙があがったせいで、近隣のマンション住民が火事と間違えて通報し、消防車が駆けつけたことがあったとか、なかったとか。周りは屈強な若者が防火に備え、常に放水して厳重な警戒の下、行なわれますが、ちょっと恐いのも事実。

しかし、そのうち体も慣れて参りまして、パチパチ燃え盛る火を見ますと、原始的な本能がふつふつとたぎって参ります。無意識のうちに袋の中に物をかき集め、それを火の中に投げ込む自分が。

さて、大勢の人の手にかかれば、あふれんばかりになっていた焼納所もほどなく
すっからかんに
猛り狂っていた火も治まり
無事終了。しかし、やはり火は人間を興奮させますな。私も燃えに燃えてハイになりました。

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