じんとにっく

今年は辰年ですが、「竜」を含む格言や四字熟語を考えた時、私の場合一番に思い浮かぶのは「竜頭蛇尾」です。ご存知の通り、意味は「初めは勢いがよいが、終わりは振るわないこと」。

この言葉を元に教訓めいたことを言うつもりはさらさらないのですが、確かこの言葉を初めて聞いたのは、中学校３年生の時の３学期の始業式だったと思います。だって、私が中3だった36年前も辰年だったんですもん。正確に言うと「この」言葉ではなかったのですが。

３学期の始業式といえば、校長先生が年頭所感っぽいことを生徒に向かってお話しされるわけですが、その時何を話されたかなんてもちろん細かく覚えておりません。て言うか、小・中・高を通じて、校長先生の話された話って何か覚えてることあります？

でもね、でもね、この時、校長先生が確かにね、「皆さん、『牛頭蛇尾』にならないように気をつけましょう」とおっしゃたんです。「ぎゅうとうだび」ってね。「お～っ、牛の頭で蛇の尻尾かぁ。そりゃ凄いやんか」とその時、思ったような思わなかったような。

それを、その場で即座にご自分で「竜頭蛇尾」と訂正されたか、あるいは壇の下から別の先生がお節介にも「校長！牛頭じゃなくて竜頭ですよ」とよく聞こえる内緒声で指摘されたのか、そこんところは覚えてない。実際は竜の頭だということがわかった時は、「なぁ～んや」とかえってがっかりした記憶があります。

それほどインパクトのあった、「牛頭蛇尾」。こんなことを覚えらてちゃ先生もかないませんわな。でも結局、間違ったことの方がよく覚えてるんですよね。もしかしたら、後々皆がよく覚えてるようにわざと間違えたんでしょうか、校長先生。SirMurai先生、くんちゃん覚えてます？


（追記）
ついでに「竜頭蛇尾」と聞くと、「竜頭ダビデ」を想像してしまいがちな私なんですが、画像検索してみたら、出てきた、出てきた、
竜頭ダビデ
やっぱり、私だけじゃなかったのね。