ブログの気持ち

テーマ:よもやま話
ちょっと前になりますが、12/5(月)の日経新聞に「日経の読み方」という特集記事が。その中に「コラムの気持ち」という春秋欄の編集子による文章が掲載されていました。

「春秋」と言ってわからなくても、日経版「天声人語」といえばわかるかも。朝刊の1面の下の方に書かれた時事コラム。「社説が料理のメーンなら、『春秋』は気のきいた前菜や箸休めといったところだろう」などと書いてある。なるほど、なるほど、社説と違ってくだけたタッチですもんね。

「まずネタがよくて、その日の世間の気分に合っていなくてはならない。大げさにならずゴテゴテせず、じーんと味わい深くもありたい」。うんうん、わかる、わかる、その気持ち。ブログを書く気持ちと一緒やわ。

ブログと新聞の時事コラムを比べるのもおこがましいけど、起承転結の展開、故事や外国語の引用、譬え話など文章の書き方の参考になるのは間違いないので、毎朝この欄には必ず目を通す。

しかし、「そんなコラムが書けることはめったにない、と告白しておこう」なんて書いてある。「まずまずの出来か、などとうぬぼれても読者の皆さんは辛辣だ。『勝手な思い入れはよして』『結論が強引だ』『どうも品がない』等々」と続く。そうか、結構辛い思いして書いてるんですね。

これで食ってるだもんなぁ。やっぱり、銭もらって書くのと、そうじゃないのでは大きな差があると思いますわ。気分が乗らないから書かない、ってわけにもいかないし、「週末の食卓」で逃げるわけにもいかないし。

しかし、一人で毎日書くの大変やろなぁ、と思ったら、あれ?「複数の論説委員が交代で書き、きょうも何をどう斬ろうか思案をめぐらせている」なんて書いたるやん。な~んや、一人ちゃうんかい。

いずれにせよ、「志高く、姿勢は低く」を心がけているとある。あんたは逆やな、という声がこんこん聞こえる。

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