かゆいところは?

テーマ:よもやま話
先日、くんさんが「さらりぃーまんの散髪」について書かれておられましたが、私の場合、現在2ヶ月に1回の割合で散髪に参ります。あの小一時間というのは、とてもリラックスできて快適な時間だと思います。

チョキチョキと髪を切る音も耳に心地よいし、ひげそり前に熱々のタオルを顔に乗せてくれるのもこの上なく気持ちいいし、ちょっとツボのはずれたマッサージも変に後に残らなくて、これはこれで満足。

しかし、子どもの頃から現在に至るまで、ず~っと変わらず散髪屋さんで言われ続けて4~50年、いまだに困ってしまう言葉があるんです。それは、洗髪の時の「かゆいところはありませんでしょうか?」

これね~、口がきける体勢にある時は「いいえ」とか「ないです」と応え、そうでない時は首を小さく左右に振って「ない」という意思表示をするんですが、実は大抵かゆいところが「ある」んです。というか、無かったのに聞かれることで痒さを意識してしまう、みたいな。

しか~し、手が使えない状態で、その痒い部分を指摘するのが難しい。「え~、頭頂部から約3cm右下、いや東南東に行った所がかゆい」とか「たった今、あなたの人差指が一こすりしたところがかゆい」とか言っても、理解してもらえそうな気はしないし。

てことで、「ない」と言っておきながら、その痒いところに散髪屋さんの指が届けと念じんばかりに、無言で「がんばれ!もうちょっと右!もうちょっと下!」と声援を送るわけであります。

細かい所まで配慮が行き届いて気が利いている事を「痒い所に手が届く」などと申します。この「かゆいところはありませんか?」の問いかけって、痒い所に手が届く言葉のようで、実は手が届かない、とても「歯痒い」気がするんですが、いかがでしょうか?

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2010/12      >>
28 29 30 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 1

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧