たきび記念日

テーマ:よもやま話
紅葉もピークを過ぎまして、落葉の季節を迎えますと、昔は無意識のうちにこの歌が浮かんできたものです。

題名は何だったっけ?と一瞬考えたのですが、そのものずばり「たきび」でしたね。最近は「たきび」を見ることが全くなくなりました。もっともうちは商売柄昔から禁じられておりましたが、それでも風呂焚きなどで擬似焚き火体験を楽しんだものでした。

やはり、平成13年の廃棄物処理法の改正で、廃棄物の野外焼却、野焼きが禁止されたことが大きいのでしょうか?「ダイオキシン」という言葉をそれこそ毎日、毎日、耳にたこができるほど聞かされたものです。しかし、「たきび」が疎んぜられるようになったのは近年だけかと思いましたら、そうでもないようです。

実は上記の童謡「たきび」がNHKで発表されたのは1941年(昭和16年)の今日、12月9日なんだそうです。しかし、前日12月8日に太平洋戦争が勃発し、軍当局から「焚き火は敵機の攻撃目標になる」「落ち葉は風呂を炊く貴重な資源だからもったいない」と批判され、初回のみで放送禁止になったそうです。

戦後は1952年(昭和27年)から小1の音楽の教科書に掲載されるようになりましたが、今度は消防庁から「町角の焚き火は危険」」「防火教育にさしつかえないよう考えて欲しい」」と批判があり、挿絵に焚き火と人物に加えて火消し用のバケツが加わったのだとか。

確かに、そういう迫害の歴史にふさわしい物悲しい旋律ではありますわね。全然関係ないんですが、この歌の中に、「♪あたろうか、あたろうよ~」という歌詞が出て参りますが、これを聞きましたら突然思い出したのが、
これ
「モーレツ ア太郎」。覚えてますか?えっ!知らんてか?何で「ア太郎」なんやろ?と思いましたら、両親が男の子をたくさん生んで最後に一人女の子をつくろうと考えたのですが、「ア太郎」を産んで母親は亡くなってしまったのだとか。

計画通り、男の子が生まれていたら「イ太郎」「ウ太郎」....「キ太郎」となっていたそうです。「たきび」と同様、こんな風にたくさん子を生み育てようという夫婦も姿を消してしまいましたね。

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