マロリー・ワイス症候群

テーマ:よもやま話
オフ会の翌朝、8時に起床いたしまして、まだ酒が残ってる感はあったものの、いつも通り朝食も取って9時から店番。時間が経つにつれ、生あくびが出るようになって参りまして、こりゃホリンズ先生の言っていた「二日酔いが遅れて来る症候群」か?思い出すと美酒をさしつさされつ相当飲りましたわ。

そして、11時半ごろ「昼御飯食べられんかもしれん」と妻に言いに行った時、突然こみ上げて参りまして、涙が、いや酸っぱいものが....。あまりの展開に急いでトイレに駆け込みまして、うつむくや否や、まさにas soon asでしたが、コックを開いた消火栓の態を成す我が肉体。

くびきを放たれた牛馬のような勢いとはこのことか。抗うものもなく容赦なく胃の腑から送り出される水様の吐瀉物。そして最後に我が目を疑わせる赤い液体が。
何じゃこりゃ~
まさに、銃で撃たれて自らの腹部から流れる液体を手づかみで確認して吠えた、あのジーパン刑事(太陽にほえろ)の心境です。

「あかん、血を吐いた~」♪言うに驚き駆け寄る初菊、いや我が妻。「えっ、昨夜トマトとか食べんかったぁ?」「う~ん、トマトはなかった。今朝もいちごは食べてない」。冷静になりまして、医者に行くべきかと悩みまして、妻がかかりつけ医に電話いたしましたら、病院に行くべしとのアドバイス。そらそうですわな、吐血ですもん。

ネットで調べましたら、それらしき症状「マロリー・ワイス症候群」というのが出て参りまして、「もし嘔吐して血が混じったり出血したりした時には、救急車で病院に行ったほうがいいでしょう。そのままにしておくと、出血多量で命を落とす恐れがあります。」なんて書いてあるではないですか。

こうなりますと脅迫観念に襲われるのが人間です。さすがに救急車を呼ぶ勇気はありませんで、妻に店番を頼み、自転車で日赤へ。「ゲッティさん元気かな?」と横目で見る余裕もなく救急センターへ。受付で症状を言いましたら、「あ、そうですか」と軽いあしらい。よくあることなのか?

ほどなく診察室に呼ばれまして、先生に症状を申し上げますと、「吐血から1時間くらい経ってますし血は止まってますね。痛みもないようですから大丈夫でしょう」「先生、マロニーライスですか?」「いや、マロリー・ワイス症候群です。念のため止血の点滴を打ちましょう」

てことで、2時間半ほどベッドに横たわり、点滴。日赤病院、父母や子どもの入院も含めて相当お世話になっているのですが、自分自身受診するのは意外にも初めてでした。もう若くもないんですから、酒の飲み方も控えねばね。禁酒するかな。(K沢さんお世話になりました)



「わが禁酒 破れ衣となりにけり さしてもらおう ついでもらおう」
                              (太田南畝)


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