写girl

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日、曳山博物館のH学芸員さんが、当店にお越しになりまして、「市役所にこんなものが届いたんですが」とお渡しくださった茶封筒。長浜市観光振興課長宛になっております。

中から囃子の笛を吹く女性を撮ったA4版程度の大きな写真を取り出したH学芸員さん、「この女性に渡してくれないかと送って来たのですが...」。「だれだかわかりますか?」という問いを聞くまでもなく私、「あっ!うちの娘ですわ」
写真の一部分
中に達筆でご丁寧な手紙も入っておりました。失礼を顧みず、ここに全文を記させていただきたいと思います。


『前略、御免下さい。

先日、長浜曳山まつり、子ども歌舞伎を観に行きました。私は74歳になりますが初めての参加でした。美しい表現と躍動する音楽に心打たれると共に癒されました。

当日、双蝶々曲輪日記八幡の里引窓の場、翁山(伊部町組)の舞台のとき、一生懸命に笛を吹いているお嬢さんに出逢いました。すばらしい音色に聞き惚れていました。お願いをして、記念写真を一枚撮影。雰囲気のよい出来上りのものになりました。

お嬢さんの名前も存じませんので、ちょっと迷いましたが、ご本人に届けることにしました。誠に恐れ入りますが、この写真を本人に渡して戴けないでしょうか。よろしくお願い致します。とてもよかったとお伝え下さい。

これからも益々、笛の演奏を精進されることをお祈りしつつ..。

                             一観客より』


うちの娘は幼い時からの祭り好き。女に生まれてきたことを心底悔しがり、4つ下の弟に向かって「お前のをちょん切ってよこせ」とよく毒づいていたものです。

現在、大学4年生になりましたが、3年前の出番にも帰ってきましたし、今年も4月10日に帰省して祭りを堪能して17日に帰って行きました。この間、裸参りの迎え囃子、起し太鼓、本日の囃子の応援と笛を持って走り回っておりましたので、その懸命な一瞬を大阪からお見えの上記の老紳士がカメラに収めて下さったのでしょう。

わが娘ながら、とてもいい表情をしております。授業のことも就活のことも忘れられたひと時だったのでしょうね。この老紳士には翁山のパンフレットを同封し、礼状をお送りいたしました。

本当にありがとうございました。

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