保険を買う

テーマ:保険・金融
生命保険、自動車保険、火災保険、傷害保険、賠償責任保険等々、皆さん、色々な保険に加入なさっておられると思います。

ところで、保険は掛けるもの?入るもの?買うもの?一体何だと思われますか?そんなこと急に聞かれても...ですよね。まあ、最も無難な表現は「保険に入る」ですかね。最も穏当な感じでしょうか。何となく入っても損はしないぞ、そんなイメージがあります。一生涯保障される終身生命保険などは、受取人は自分ではないけれど確実に死ぬわけですから、そういう意味では取りっぱぐれはない、そんなところでしょうか。

一方、「掛け捨て」なんていう言葉がありますね。この言葉に日本人のリスクや保険に対するイメージが象徴されているように思います。「保険に入っていても期間中に事故がなければ、掛けていたお金は無駄になる」といわんばかりの言葉です。

日本人が好むのは、養老保険など積立(貯金)要素がセットになった保険です。これは特にかつての高金利の時代においては、利息>保険料となりますから、あたかも只で保険に加入できるイメージがありました。従って保険の理屈は同じでも、この場合は「掛け捨て」とは感じないわけです。

最近はゼロ金利の時代ですから、このカラクリで消費者をだますのは非常に困難になって参りました。しかし、今こそ保険の本当の意味を確認する良い機会かもしれません。保険とは「安心を買う」ことなのではないでしょうか?事故や火災に遭ったときの損害は莫大になります。それらが起きなければ払った保険料が無駄になるのではなく、起きた時にも何とかなるという「安心感」にお金を払うのです。

英語では保険に加入することを「buy insurance」といいます。最初聞いた時、違和感を感じたのですが、彼らには「起こる可能性に対する危険に対する損害や不安を最小限にするために」保険を「買う」という意識があるのです。従って積立保険もなければ、掛け捨て保険もないわけです。

日本人は保険に加入していながら、その一方で「何かが起きた時のために」と言って過大な預貯金を持っていると言われています。では保険は一体何なのか?そうです知人や親戚から「頼まれたから何となく入るもの」だったのです、多分。保険こそが「何かが起きた時のためにある」のです。保険を正しく認識して、保険を買いましょう。

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