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てんぽもない

テーマ:言葉・漢字
一昨日、市内某所で、Mさん、Dさん、N君、私の4人で密かに「トマソン会」を開催いたしました。その時にDさんが発した「てんぽもない!」という言葉。

私は初耳だったのですが、どうやら「とてつもない」みたいな意味で使われているようです。Mさん曰く、既にさざなみ通信の湖北のことばで扱われているはずだ、と。

そうか、湖北の方言なんか、と思ってネットで検索したらwikipediaに出てきましたがな「てんぽ(な)」が。「共通語ではないものの、特定の限られた地域のみの俚言ではなく、日本の広い範囲の方言で用いられる」とあります。ほぉ~、全国版なんや。

トマソン会でも語源由来が話題になったのですが、いまいちはっきりしない。しかしどうやら、未曾有の天候不順で多数の人が死亡した「天保の飢饉」に由来するという説が一応有力みたいです。天保の飢饉ほどとてつもないこと、ということなのでしょうか。

ところで、「無鉄砲」という言葉がありますが、これは「無点法(むてんぽう)」が正しいんだそうです。訓点が付されていない漢文が読みにくいように物事がはっきりしない。無茶苦茶である、ということらしいです。

トマソン会のMさんとDさんは、漢詩を読む会にも所属されているとのことでしたが、この「無点法」も訓点を付して読み下せば「てんぽうもない」となりますな。

さて辞書をひきますと、意外にも「てんぽ」という言葉が出てまいりまして、こちらは「転蓬(てんぽう)」の転かとあります。転蓬とは「風に吹かれて飛ぶヨモギ」で、そこから「運を天に任せる。成り行き任せ」という意味になったそうな。

意外なメンバーが集まってできたトマソン会。今後てんぽもないことが起こるかもしれないし、起こらないかもしれない。まさに成り行き任せの「てんぽ」な会のはじまり、はじまり。

昭和の花嫁の心得(1)

テーマ:よもやま話
図書館で借りた「昭和の結婚」(小泉和子/河出書房新社)なる本。今年は昭和90年だそうだから、そりゃあ今の結婚形態とは様変わりなのはわかるんですが、それにしてもこの違いたるや...。

特に戦前の結婚は封建的な家制度のもと、女性が男性の「家に入る」ことだった。嫁は夫の世話をやき、舅姑を立てて、ひたすら尽くすことが当たり前だった。とあり、婦人雑誌にもたびたび以下のような「花嫁の心得」が掲載されたそうです。
①良人のお目覚め 
毎朝のことながら、お寝坊旦那様を、やっぱりお起こししなければなりません。髭剃りや洗顔に約10分、お食事に15分から20分、着替えに5,6分とみても、30,40分、少なくとも小一時間前には声をかけてみましょう。

ぎりぎりいっぱいに、火のつくような接し方をしていては、朝から旦那様のかんしゃくの種をつくるようなものです。「もうお時間ですけれど、眠くおなりになりません?」くらいに、穏やかに親切に。お目覚めになったら寝間着の上から丹前をおかけしてあげて。

②朝茶とお食事
旦那様には「霜柱がとてもひどうございましてよ。お出かけが大変ですのね」と、これから働きに出かけるご主人の頭を悩ませないような、軽い話題を運ばせながら、熱いお汁で、朝の食事をともに楽しくいただきましょう。

食事中に、今日のお帰りの予定時間を、ことさららしくなくうかがっておきます。夕食の用意、不意の訪問客、雨の降った時のお迎えに、まごつかないために。



いや~、まず夫が「良人」ですからね。ここからして違うわ。妻に見せたら、ちょっとセリフをまねしてみたものの、せせら笑いながら「ほんなもん、できんわ!」と。皆さん、たまには実践してみてね。続く..(かも)


たくましき商コン

テーマ:よもやま話
先日妻あてにA4サイズの角封筒に入った書類らしきものが届きました。普段こういうものを受け取る機会のない妻が「え!何これ?」

裏を見ると差出人の名前が。「セブンイレブン長浜駅前店」とあります。「え?セブンイレブンから何やろ?」

すると帰省中の息子が、「わかった!セブンイレブンで頼んだおせち料理に宝塚の鑑賞応募ハガキが入ったったやん。あれが当たったんちゃうか?」。minoriさんに推奨されてここ数年セブンイレブンのおせちを購入しているのですが、そういえば購入者限定の応募ハガキ出しましたわ。

妻は「え!ホント?」とか興奮気味に言いながらも、「あ、でもあの日は他の用事があるからダメなのよね」とか、まだ当たったかどうかもわからないのに早くも捕らぬ狸の皮算用。

「ま、とにかく開けてみたら」ってことで息子が中を見ると、一枚の紙が。「お!当たったって書いたるか?」と聞きますと、「え~っと、先日はおせち料理をお買い上げいただき誠にありがとうございました云々....」。

「それだけ?」「それだけ」「うわっ、バカに丁寧やなぁ。おせちの礼だけにわざわざ角封筒に紙入れて送ってくるんかいな」

「いや待って!中にまだ何か入ったるわ」と息子。今度こそ宝塚のチケットか!と思いきや
出た!恵方巻のチラシ

「げげっ!今度は恵方巻の営業かよ~」。商魂たくましきコンビニ。おせち料理をコンビニで買う時代が来るとは想像もしていませんでしたが、お寿司屋さんも安閑とはしておれませんね。

こうしてますます業域を拡大していくコンビニとそれに頼る依存症の増加。そうした人たちを何と呼ぶんでしょうか?コンビニアン?コン中?

着飾る女

テーマ:よもやま話
先日じゃこちんさんが、娘さんのお洒落に金がかかって困る、なぜ人間は他の動物と違ってメス(失礼、女性)の方が着飾るのか?といったようなことを書かれておりました。

しかも、「まぁ こういう 生物学的理屈は コブログの 歩く ウィキペディア 油甚さんに お任せしてΨ( ̄∀ ̄)Ψ」なんて書いたるし。

そうそう、この類のことは私が信奉する動物行動学者の竹内久美子さんの著作に書いてあったはずなんだけど、ちょっと記録が残ってないみたいなので、Yahoo知恵袋で調べてみると次のような説が一つあるようで。

まず、人間は直立歩行により手が使え脳は発達したが、産道が極めて細くなり、未熟児状態で子どもを産まざるを得なくなり、結果他の動物と異なり、長い年月をかけ育児をしなければならなくなった

一方、人間も自分の子孫を残したいという動物的本能があるが、女は自分が産んだ子は確かに自分の子であるという確証を持てるが、男はその確証が持てないため、精子をばらまくことで自分の子孫を残せる確率を高める(浮気性)

自分の子である確証を持てる女性は子育てをするが、子育てだけでは生きて行けず男性(夫)の庇護が必要となるため、自分の子が自立するまで、浮気性の男性を引き留めておく必要がある

→このため、男性が気に入るように化粧やお洒落をして出来るだけ長く引き留めようとする、というわけ

もっとも現代では、女性が化粧したり着飾ったりするのは、男性のためというよりも同性である他の女性に対する虚栄心、対抗心、あるいは同調性、せんかったら恥ずかしいみたいなpeer pressureによるところが大きくなってきているかもしれませんね。

そして「狩猟や採集の頃の本能が残っていると言う事ですが、貨幣で(脳を使うこと)生きられるようになった現在、男性の庇護がなくても、女性も自立できるようになり、未婚の母が増え、子育ての終わった熟年離婚が多くなったのはある意味動物の進化と言えるかもしれません」と書かれていました。

今度は、捨てられんように男が着飾る番かいな?


週末の食卓(105)

テーマ:週末の食卓
(その1)
前日の夕方から足がむくんで腫れ上がっているという母。

私: ネットで調べたら、運動不足もしくは心臓か腎臓が悪いて書いたるわ。とりあえず、足の方を高くして横になりよ

(と言って、ふくらはぎをさすったり、足の裏を揉んでやったりする)

(しばらくして)

母: あれ、あんなに腫れたったのにホンマに細~なってきたが。あぁ、ありがたい、ありがたい。おおきに。

私: いやいや、それは良かった

母: いや、ほんまに大したもんやわ

私: ほやろ。お医者さんになれるやろ?

母: ホンマやな~....(と言った後、踵を返すが如く) いや違う、あんまさんや!



おぉ、それはないぜ、アンマー(沖縄語でお母さん)





(その2)
正月に帰省した娘が母に向って

娘: おばあちゃん、何か顔が変わったなぁ

妻: ほやろぉ、何か若返ったみたいやろ

母: いや、メガネ掛けてないさかいやろ

娘: いやいや、第3次性徴やろぉ~



























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