鳥谷のやる気

テーマ:スポーツ
大リーグ行きが噂されていた阪神の鳥谷敬選手。「5年で20億、生涯虎宣言」らしいですね。阪神ファンとしてはほっとしたところなのでしょうか。

うちの妻も阪神ファンなのですが、とりわけ鳥谷が出てくると目の色が変わるというか「鳥ちゃん、打ってぇ~」とか年甲斐もなく黄色い声を出したりするんですが、ま、男前ですもんね。クールだし。大沢たかおにも似てるかな。

で、1/19の日経新聞の「選球眼」というコラムでスポーツライターの浜田昭八氏が、鳥谷には「チームを引っ張る」という気概が見えない。本当は熱い男だろうにクール過ぎる、というようなことを書いておられました。

さらに「仮に大リーグに挑戦したなら、俊敏でハングリーな中南米出身の内野手と激しくポジション争いをしなければならなかったろうが、2年ほどその苦労を味わってから戻ったほうがよかった」と。要するに感情をもっと出せよ、と言いたいんでしょうな。辛気臭いと。

面白いのは、このコラムを意識してかどうか、3日後の22日の同じ日経新聞、今度は「悠々球論」というコラムで野球評論家の権藤博氏が次のように書いておられました。

「鳥谷敬は名実ともに阪神のリーダーであるはずなのに、気迫が前面に出ないのが残念、という声を耳にする。だが実はあのクールさが、熱狂の甲子園でほどよい中和剤となり、地に足がついた戦いを可能にしているのだ」

打つのか打たないのか、打席でも「気」がみえない。守備でも追いつけなさそうなゴロには飛び込まず「気」の無さが光っている。もっとも捕球―送球の流れはお見事で、堅実さの上に自在さを加えている、とも。

要するに権藤さんは、鳥谷のクールさを逆に評価しているわけで、読んでいて二人の見方の対照が面白いなぁと感じたところです。

しかし何と言っても鳥谷に関して印象的だったのは2年前のWBC台湾戦、その後井端の同点打を導き出した9回2アウトからの盗塁。ま、あんなことしそうにない顔してやったから成功したのかもしれませんけど。

普段はクールで「気」が無くて、ここぞという時に気概爆発。そんな鳥谷の姿にまたおばはん連中は熱狂するのでしょうか。ま、がんばっとくんない。

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