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移動GS

テーマ:石油
この間「てんぽもない」という言葉について書きましたが、経産省はガソリンスタンドが3か所以下の市町村を「GS過疎地」と定めており(全国に265市町村)、ゼロつまり、それこそ「店舗もない」ところも8町村あるそうです。

こうしたGS過疎地対策のために、経産省がガソリンを運搬するタンクローリーから自動車に直接給油する方式の導入に向けた検討に入った、という新聞記事を目にいたしました。

「地域の石油販売業者などがタンクローリーを定期的に巡回させ、広い駐車場などを利用して、住民の車に直接給油することなどを想定している。GSよりも業者の負担が大幅に軽減するとみている。」と書かれておりました。

ま、消防庁などは保安上の問題から規制緩和には反対しているようですが、セルフスタンドの時もそうでしたね。アメリカでは大丈夫でも国土の狭い日本ではセルフは無理、とかね。

結果、あっという間にセルフは普及してしまいましたがな。この給油装置付タンクローリーも欧米では認められているそうで、日本でも実現するかもしれませんね。

実際、地下タンクの保有コストは漏洩のことを考えると想像以上に高く、これが実現すれば我々のような零細業者にとっても朗報かも。スタンドにタンクローリー持って来てもらって、無くなったら次のローリーと交換してもらえばいいわけだし。

しかし、これが有りなら、燃料電池車の燃料である水素もわざわざ高いコスト掛けて水素ステーションつくらなくても、移動式タンクでやってもいいのかもしれませんな。と思ったら、やはり既にそういうものも準備されてるようですね。

古田イム

テーマ:スポーツ
昨日に引き続きプロ野球ネタで恐縮なんですが、元ヤクルト捕手の古田敦也氏が殿堂入りというニュースが報じられておりました。殿堂入りとは「球界の発展に功績を残した人物に与えられる名誉」だそうです。

え?もうもらうの、という印象も無くはないんですが、彼も引退してから早や7,8年経つんですね。時代が変わって、今や古田といえば、むしろ古田新太を思い浮かべる人の方が多いのかもしれませんね。

彼の功績は現役時代には野村監督の下で5回のリーグ優勝と4度の日本一にチームの要として貢献。さらに野村以来2人目の捕手での首位打者、大学・社会人を経てプロ入りした選手としては初の2000本安打等々。

そして何より、平成16年のプロ野球再編問題では、選手会会長として史上初のストライキに踏み切り、楽天の新規参入を後押しするなど12球団の枠組みの維持のために奮闘した姿が忘れられません。

さて実は私、この年に住友生命の「創作四字熟語」に応募し、見事入選した経験があるんですよ。で、その作品が

古田イム

「昼間は労使交渉、夜はゲームとまさにフルタイムの活躍で、 プロ野球を救った古田選手は仏(ほとけ)さま」という解説をつけました。まあ「フルタイム」の「イム」を「仏(ほとけ)」と掛けたんですけどね。

賞品の一つが確か羊のぬいぐるみのようなものだった覚えが。ちなみにこの年の最優秀賞は「様様様様(ヨン様)」で、やられた~!って感じでしたわ。これ以降、2,3年応募したけど受賞はこれっきり。
師匠野村克也氏のレリーフの前で
今後は、監督としても師匠の野村さんを超える「古田ヌキ」を目指して下さいませ。

鳥谷のやる気

テーマ:スポーツ
大リーグ行きが噂されていた阪神の鳥谷敬選手。「5年で20億、生涯虎宣言」らしいですね。阪神ファンとしてはほっとしたところなのでしょうか。

うちの妻も阪神ファンなのですが、とりわけ鳥谷が出てくると目の色が変わるというか「鳥ちゃん、打ってぇ~」とか年甲斐もなく黄色い声を出したりするんですが、ま、男前ですもんね。クールだし。大沢たかおにも似てるかな。

で、1/19の日経新聞の「選球眼」というコラムでスポーツライターの浜田昭八氏が、鳥谷には「チームを引っ張る」という気概が見えない。本当は熱い男だろうにクール過ぎる、というようなことを書いておられました。

さらに「仮に大リーグに挑戦したなら、俊敏でハングリーな中南米出身の内野手と激しくポジション争いをしなければならなかったろうが、2年ほどその苦労を味わってから戻ったほうがよかった」と。要するに感情をもっと出せよ、と言いたいんでしょうな。辛気臭いと。

面白いのは、このコラムを意識してかどうか、3日後の22日の同じ日経新聞、今度は「悠々球論」というコラムで野球評論家の権藤博氏が次のように書いておられました。

「鳥谷敬は名実ともに阪神のリーダーであるはずなのに、気迫が前面に出ないのが残念、という声を耳にする。だが実はあのクールさが、熱狂の甲子園でほどよい中和剤となり、地に足がついた戦いを可能にしているのだ」

打つのか打たないのか、打席でも「気」がみえない。守備でも追いつけなさそうなゴロには飛び込まず「気」の無さが光っている。もっとも捕球―送球の流れはお見事で、堅実さの上に自在さを加えている、とも。

要するに権藤さんは、鳥谷のクールさを逆に評価しているわけで、読んでいて二人の見方の対照が面白いなぁと感じたところです。

しかし何と言っても鳥谷に関して印象的だったのは2年前のWBC台湾戦、その後井端の同点打を導き出した9回2アウトからの盗塁。ま、あんなことしそうにない顔してやったから成功したのかもしれませんけど。

普段はクールで「気」が無くて、ここぞという時に気概爆発。そんな鳥谷の姿にまたおばはん連中は熱狂するのでしょうか。ま、がんばっとくんない。

遅刻の反対

テーマ:よもやま話
遅刻の反対は何でしょうか?う~ん、早退か?そうたい。いやいや、ちがうたい。早退は決められた時刻より早く帰ること。遅刻の反対は、そうじゃなくて決められた時刻より早く来ちゃうことと違うの?それは何と言う?

てことで、私昨日のブログで、教育委員会の定例会が午後1時30分からと書きました。通常はそうなんです。で、昨日もそのつもりで市役所に向かいます。11月までは浅井支所だったのが新庁舎になり随分近くなったのですが、ついつい癖で30分前に出発。結果随分早く着いてしまうことになります。

浅井支所の時は、階段を上がったところに教育総務課があり、そこを左に曲がって奥に行った所が委員会室。で、総務課とその先左手にある教育センターの方々だけに「こんにちわ」と挨拶をしていたのですが、新庁舎は東側のエレベーターで5階まで上がると、そこから委員会室までの間にすべての課が並んでいます。

で、その前を「こんにちわ」「こんにちわ」とそれこそ米つきバッタのように歩いて行かねばならんのです。ま、挨拶は大切なのでやむを得ないのですが、昨日は気分が乗らず委員会室のすぐ近くに到着する西側エレベーターを利用して5階に。

いつもは早く到着しても他の委員さんや事務局の誰かが既に室内に待機されているのですが、昨日は部屋には誰も居らず電気すら付いておりません。

おかしいなぁ~、と思いながら、しょうがないので打ち合わせでもするかと一番東端の総務課に向かいます。いつもとは逆のコースで結局各課の前を米つきバッタで「こんにちわ」「こんにちわ」と歩むことに。

私が参りますと、総務課の担当のI君がそばまで来てくれまして、「こんにちわ、委員長、教育長にでもご用事ですか?」と。「いや、今までの癖で30分前に出発したら早く着きすぎてしまって」と言いますと、I君怪訝そうな顔。

「あの~、委員長、今日は3時半からだったんですけど」。うわっ、そうか、そうだった~。2時間も早く来てしまったやないかい!「どこかの部屋で待機されますか?」。いや、そりゃあまりに時間があり過ぎる。ってことで赤面しながら東側のエレベーターに向かい、味噌汁で顔洗って出直した次第です。

てことで、こんな「こども」に昨日のブログの内容を話す資格はないと思いまして、新聞に出ていた大学センター試験の世界史の問題をやってみたら、20点しか取れなかった話をいたしました。う~ん、しかし遅刻の反対は何なんだろう?早出か?いや早出直しだな。

おとなとこども

テーマ:まちづくり
長浜市では近年、成人式は成人の日の前日の日曜日に行われるようで、教育委員も来賓としての招待状を頂くのですが、生憎日曜日は仕事で一度も出席させていただいたことはありません。

さて年齢的に20歳になれば、誰もが大人になるわけですが、先日読んだ「街場の共同体論」(内田樹/潮出版社)に、本当の意味での「おとな」は今の日本では5%、つまり20人に一人くらいしかいないのではないか、と書かれていました。

「おとな」というのはシステムの保全を自分の仕事だと思う人、わかりやすく言うと、例えば道に空き缶が落ちていたら、さくっと拾って自分の家に持ち帰り、空き缶のゴミ袋に入れて、ゴミの日に出すような人だというわけです。

道路に落ちた空き缶を拾うことは誰にとっても「自分の仕事」ではない。自分が捨てたわけではないから。そんなものは捨てた奴が拾うべきであって、通りがかりの人間の責任ではない。もちろんこれも理屈で、そういうのは「みんなの仕事」ではあっても「自分の仕事」ではない。大抵の人はそう考えるのではないでしょうか。

で、筆者は「こども」と「おとな」の違いは簡単だと言います。つまり、「こども」はシステムの保全は「みんなの仕事」だから「自分の仕事じゃない」と思い、「おとな」はシステムの保全は「みんなの仕事」だから「自分の仕事だ」と思う。これだけだと。

学校現場でも、多くの先生方が「おとな」のような子供に助けられ、あるいは「こども」のような大人に手を焼かれているのではないでしょうか。

筆者は何も全員が「おとな」である必要はないが、おとなの比率が7%、つまり15人に一人はいないと社会システムは破綻し始め、破綻した時に「システム回復は自分の業務契約に入っていない」「そんなリスクがあるとは前任者から引き継いでいない」「そもそも想定外だった」と責任を転嫁するのが「こども」の特徴だと。

一人でも多くの「おとな」を育てられるよう、そしてまず第一に自分が「おとな」であれるように心がけたいと思います。



今日は午後1時30分から教育委員会の2月定例会。毎回冒頭に委員長としてあいさつをするのですが、今日はこんな感じの話をしようかな、と書いてみました。でも、話し言葉では「大人」と「おとな」の区別がしにくいので、やっぱりやめよっと。
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