昭和の花嫁の心得(1)

テーマ:よもやま話
図書館で借りた「昭和の結婚」(小泉和子/河出書房新社)なる本。今年は昭和90年だそうだから、そりゃあ今の結婚形態とは様変わりなのはわかるんですが、それにしてもこの違いたるや...。

特に戦前の結婚は封建的な家制度のもと、女性が男性の「家に入る」ことだった。嫁は夫の世話をやき、舅姑を立てて、ひたすら尽くすことが当たり前だった。とあり、婦人雑誌にもたびたび以下のような「花嫁の心得」が掲載されたそうです。
①良人のお目覚め 
毎朝のことながら、お寝坊旦那様を、やっぱりお起こししなければなりません。髭剃りや洗顔に約10分、お食事に15分から20分、着替えに5,6分とみても、30,40分、少なくとも小一時間前には声をかけてみましょう。

ぎりぎりいっぱいに、火のつくような接し方をしていては、朝から旦那様のかんしゃくの種をつくるようなものです。「もうお時間ですけれど、眠くおなりになりません?」くらいに、穏やかに親切に。お目覚めになったら寝間着の上から丹前をおかけしてあげて。

②朝茶とお食事
旦那様には「霜柱がとてもひどうございましてよ。お出かけが大変ですのね」と、これから働きに出かけるご主人の頭を悩ませないような、軽い話題を運ばせながら、熱いお汁で、朝の食事をともに楽しくいただきましょう。

食事中に、今日のお帰りの予定時間を、ことさららしくなくうかがっておきます。夕食の用意、不意の訪問客、雨の降った時のお迎えに、まごつかないために。



いや~、まず夫が「良人」ですからね。ここからして違うわ。妻に見せたら、ちょっとセリフをまねしてみたものの、せせら笑いながら「ほんなもん、できんわ!」と。皆さん、たまには実践してみてね。続く..(かも)


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