週末の食卓(82)
テーマ:週末の食卓
2013/10/11 09:06
(その1)
母: みーなの◯◯◯ちゃん(メイさんのことを母はこう呼ぶ)な、あの子最近えらいきれいにならんたなあ。
私: ほうか、今度言うとくわ。喜ば~るやろで。けど、どこかで会うたんか?
母: 行ってきたんやがな。今度出たみーなの「官兵衛と半兵衛」な、あれを◯◯(母の親元の甥)に送ってもらおと思って。
私: ふ~ん、ほんで、「あんさん、きれいにならありましたなぁ、て言うたんか?」
母: ほんなこと、私が言いまひょかいな、この見えん目で
妻: え?それちょっと、何か複雑ですね。
いやいや、前から変わらずお綺麗なんです。
(その2)
母: 今日〇〇さんとこの店から送ってきたハガキに倍返しでなしに、3倍出しや!て書いたったな
妻: あ、そうそう、なんか最近あちこちで見かけますわ、そういうの。
私: 流行りやな。けど、何かかえって新鮮味ないかもな
母: ほうか、ほんならどんなのがええんやいな
私: ほら、香典返し 倍返し!とか
母: ダハハハハハハ、死ねんがな
半沢は半返しが分相応
母: みーなの◯◯◯ちゃん(メイさんのことを母はこう呼ぶ)な、あの子最近えらいきれいにならんたなあ。
私: ほうか、今度言うとくわ。喜ば~るやろで。けど、どこかで会うたんか?
母: 行ってきたんやがな。今度出たみーなの「官兵衛と半兵衛」な、あれを◯◯(母の親元の甥)に送ってもらおと思って。
私: ふ~ん、ほんで、「あんさん、きれいにならありましたなぁ、て言うたんか?」
母: ほんなこと、私が言いまひょかいな、この見えん目で
妻: え?それちょっと、何か複雑ですね。
いやいや、前から変わらずお綺麗なんです。
(その2)
母: 今日〇〇さんとこの店から送ってきたハガキに倍返しでなしに、3倍出しや!て書いたったな
妻: あ、そうそう、なんか最近あちこちで見かけますわ、そういうの。
私: 流行りやな。けど、何かかえって新鮮味ないかもな
母: ほうか、ほんならどんなのがええんやいな
私: ほら、香典返し 倍返し!とか
母: ダハハハハハハ、死ねんがな
半沢は半返しが分相応
ぽろたん
テーマ:よもやま話
2013/10/10 09:00
昨日、三ツ矢のスタンドで生ったものですと、社員さんが栗を持って来てくれました。台風18号で実が青いまま落ちてしまったものが多くてこれだけしかありませんけれど、と。でも、色々なブロガーさんから届く栗だよりによれば、今年は比較的豊作のようですね。
さて、先日ゆうこりんさんがご自宅に実った栗のいがをサラピンのシューズで剥がし、栗剥き鋏で皮を剥いて、と書いておられましたが、「これで剥いても右手の親指は真っ赤っか」と彼女が嘆くようにあの渋皮を取るのは至難の業ですよね。
一方子供の頃によく食べた天津甘栗。あれってプチッと爪で傷をつけて押すだけで、皮が渋皮ごとパッカリ取れて、黄金色に輝くつるつるの実が現れますわな。何であんなに簡単に中身が出てくるんでしょうね?何か薬品加工でもしてますんやろか?テカテカしてるし。
なんて思ってましたら、10/6の日経新聞「ナゾ謎かがく」というコラムに「クリの渋皮なぜむきにくい?」の文字。そこに「クリは、炊き込みご飯などに使う『ニホングリ』と、天津甘栗などに代表される『チュウゴクグリ』に分かれる」と書いてあるではありませんか。
そうか、種類が違うわけですね。ニホングリは実が大きくて味が良く栽培もしやすいが、熱を加えても渋皮がむけにくいという致命的な欠点故に消費者から毛嫌いされ、過去20年で出荷量は40%も減っているそうです。
では、なぜニホングリの渋皮はむけにくいのか?何と、実と渋皮の間に「カスタヘジョン」というポリフェノールの一種が接着剤のようにぎっしりと詰まっているんだそうですわ。ポリフェノールって最近もてはやされているあれですよね。
さて、調べていくうちにニホングリの中でも、「乙宗」という在来品種が渋皮のはがれやすさにかかわる劣性遺伝子を持っているルーツであることがわかったそうです。両親からこの劣性遺伝子を引き継げば、渋皮がはがれやすい栗ができるようです。
2001年に「550-40」と「丹沢」というニホングリ同士をかけあわせて渋皮がむけやすい新品種ができたそうですが、その名も「ぽろたん」。目からウロコ、ほっぺたがポロタンのお味?。ひょっとして、ゆうこりんさんところのおじいちゃんが植えた新品種ってこれかな?
さて、先日ゆうこりんさんがご自宅に実った栗のいがをサラピンのシューズで剥がし、栗剥き鋏で皮を剥いて、と書いておられましたが、「これで剥いても右手の親指は真っ赤っか」と彼女が嘆くようにあの渋皮を取るのは至難の業ですよね。
一方子供の頃によく食べた天津甘栗。あれってプチッと爪で傷をつけて押すだけで、皮が渋皮ごとパッカリ取れて、黄金色に輝くつるつるの実が現れますわな。何であんなに簡単に中身が出てくるんでしょうね?何か薬品加工でもしてますんやろか?テカテカしてるし。
なんて思ってましたら、10/6の日経新聞「ナゾ謎かがく」というコラムに「クリの渋皮なぜむきにくい?」の文字。そこに「クリは、炊き込みご飯などに使う『ニホングリ』と、天津甘栗などに代表される『チュウゴクグリ』に分かれる」と書いてあるではありませんか。
そうか、種類が違うわけですね。ニホングリは実が大きくて味が良く栽培もしやすいが、熱を加えても渋皮がむけにくいという致命的な欠点故に消費者から毛嫌いされ、過去20年で出荷量は40%も減っているそうです。
では、なぜニホングリの渋皮はむけにくいのか?何と、実と渋皮の間に「カスタヘジョン」というポリフェノールの一種が接着剤のようにぎっしりと詰まっているんだそうですわ。ポリフェノールって最近もてはやされているあれですよね。
さて、調べていくうちにニホングリの中でも、「乙宗」という在来品種が渋皮のはがれやすさにかかわる劣性遺伝子を持っているルーツであることがわかったそうです。両親からこの劣性遺伝子を引き継げば、渋皮がはがれやすい栗ができるようです。
2001年に「550-40」と「丹沢」というニホングリ同士をかけあわせて渋皮がむけやすい新品種ができたそうですが、その名も「ぽろたん」。目からウロコ、ほっぺたがポロタンのお味?。ひょっとして、ゆうこりんさんところのおじいちゃんが植えた新品種ってこれかな?
ほうしょう
テーマ:よもやま話
2013/10/09 09:05
以前に「まり(真里、麻里、万里等)」という名前はつけるものではないという話を聞いたことがあります。即ち、水田さんとか肥田(こえだ)さんとか小田さんという苗字の人と結婚でもしようものなら、絶対に笑いものになるからと。たちまち思いつきませんが、他にもこういう例はいろいろあるのでしょうね。
さて、先日「国史大辞典を予約した人々」(佐滝剛弘/勁草書房)という本を図書館で借りて読みました。明治39年発刊の「国史大辞典」を購入予約した人の名前が掲載されている「国史大辞典予約者芳名録」に記載されている人たちがそうそうたるメンバーだったという話。
で、筆者がその中から最初に見つけた有名人は与謝野晶子だったそうです。「君死にたまふことなかれ」や「みだれ髪」で有名な女流歌人。
この方、1901年に与謝野鉄幹と結婚し「与謝野晶子」になるわけですが、本名は「晶子(あきこ)」と違うんですね。どうやら「志よう」と書いて「しょう」と読んだらしい。「しょう」→「晶(しょう)」→「晶子」という流れで改名したようです。
昔のそのまた昔は、「子」という名前がついてない場合も多く、後で「子」をつけた名前に変更することも珍しくはなかったのでしょうが、やっぱりご本人もこの「志よう」という本名が気に入らなかったんでしょうか。
さらに、与謝野晶子の旧姓は「鳳」だったようですが、これが「おおとり」ではなく「ほう」と読むそうです。そうです、つまり本名は「鳳志よう」→「ほうしょう」。まさか、「名前どうしょう?ほうしょう」とつけたわけではないでしょうね。
しかし、グローバル化する現代であれば、かえってこういう名前は新鮮かもしれません。英語表記すればShou Hou ですもんね。なんかShow howみたいで覚えやすいかも。どうやってこんな名前つけたんかShow how!みたいな。
さて、先日「国史大辞典を予約した人々」(佐滝剛弘/勁草書房)という本を図書館で借りて読みました。明治39年発刊の「国史大辞典」を購入予約した人の名前が掲載されている「国史大辞典予約者芳名録」に記載されている人たちがそうそうたるメンバーだったという話。
で、筆者がその中から最初に見つけた有名人は与謝野晶子だったそうです。「君死にたまふことなかれ」や「みだれ髪」で有名な女流歌人。
この方、1901年に与謝野鉄幹と結婚し「与謝野晶子」になるわけですが、本名は「晶子(あきこ)」と違うんですね。どうやら「志よう」と書いて「しょう」と読んだらしい。「しょう」→「晶(しょう)」→「晶子」という流れで改名したようです。
昔のそのまた昔は、「子」という名前がついてない場合も多く、後で「子」をつけた名前に変更することも珍しくはなかったのでしょうが、やっぱりご本人もこの「志よう」という本名が気に入らなかったんでしょうか。
さらに、与謝野晶子の旧姓は「鳳」だったようですが、これが「おおとり」ではなく「ほう」と読むそうです。そうです、つまり本名は「鳳志よう」→「ほうしょう」。まさか、「名前どうしょう?ほうしょう」とつけたわけではないでしょうね。
しかし、グローバル化する現代であれば、かえってこういう名前は新鮮かもしれません。英語表記すればShou Hou ですもんね。なんかShow howみたいで覚えやすいかも。どうやってこんな名前つけたんかShow how!みたいな。
みっき
テーマ:よもやま話
2013/10/08 09:00
先日、店で胡麻油の瓶詰めをしておりましたら、表を元市長のMさんがお通りになられまして、「油甚さ~ん、いつもさざなみ通信楽しく読ませていただいてますよ。あなたたちも『うめぼし』って言ってたんだね」とおっしゃいます。
さざなみ通信8/24号に掲載していただいた、7/30のブログ「うめぼし」をご覧になってのコメントだったのですが、続けて「僕たちの時は『みっき』というのも使ってたんだけど、あなたたちの時代はどう?」とお尋ねになられます。
「みっき~?」。そう聞いて浮かんでまいりましたのは、やっぱりまずネズミ。いやいや、違うな。「にっき玉」でもないしな、駄菓子は買ってたけど。すると脳の海底に横たわっていたカレイに釣り針が引っ掛かって持ち上がるように記憶が蘇ってまいりました。
「あぁ、みっき、みっき、言いました。タイムのことですよね」。「そうそう、タイムのこと。遊びとかを中断したいときにね、いう合図」。他に「たんま」などという言い方もありましたが、あれは「タイム」が訛ったものでしょうね。
しかし、「みっき」の方は何でそう言うのかさっぱり見当がつきません。Mさんも語源については「さあ、何でだろうね」と思い当たる節は無さそうでした。
Mさんが立ち去られた後にさらに記憶の糸を手繰っていきますと、「あ~ぶらみっき~かぶった」という呪文みたいな言葉もあったことを思い出しました。メジャーな言い回しで言うとと「エンガチョー」みたいな用法で。
ちなみに「エンガチョー」は「縁もしくは穢(けがれ)をチョン切る」ところからという説が有力ですが、「油みっき被る」の方は、それによって自分の体に「バリア」を張るみたいなニュアンスですね。そう言えば「バリア、バリア!」というのも使っていたような覚えがあります。
とすると、「みっき」というのは何かの御守みたいなものなのか?まさか、これもヘブライ語か?大辞泉で「みっき」を調べてみましたが、当然あるわけなし。その後を眺めておりましたら「みつきっこう(三つ亀甲)」というのが出てまいりました。
あれ?これって浅井家の家紋じゃなかったっけ。もしかすると「みっき」=「三つ亀甲」か?水戸黄門の葵の御紋よろしく、それを見せれば時間を止められる権威とか穢れからの防護みたいなパワーがあると信じられていたのでしょうか?待てよ、ダビデの星の内側って亀甲じゃないか....。やっぱりユダヤ系?
さざなみ通信8/24号に掲載していただいた、7/30のブログ「うめぼし」をご覧になってのコメントだったのですが、続けて「僕たちの時は『みっき』というのも使ってたんだけど、あなたたちの時代はどう?」とお尋ねになられます。
「みっき~?」。そう聞いて浮かんでまいりましたのは、やっぱりまずネズミ。いやいや、違うな。「にっき玉」でもないしな、駄菓子は買ってたけど。すると脳の海底に横たわっていたカレイに釣り針が引っ掛かって持ち上がるように記憶が蘇ってまいりました。
「あぁ、みっき、みっき、言いました。タイムのことですよね」。「そうそう、タイムのこと。遊びとかを中断したいときにね、いう合図」。他に「たんま」などという言い方もありましたが、あれは「タイム」が訛ったものでしょうね。
しかし、「みっき」の方は何でそう言うのかさっぱり見当がつきません。Mさんも語源については「さあ、何でだろうね」と思い当たる節は無さそうでした。
Mさんが立ち去られた後にさらに記憶の糸を手繰っていきますと、「あ~ぶらみっき~かぶった」という呪文みたいな言葉もあったことを思い出しました。メジャーな言い回しで言うとと「エンガチョー」みたいな用法で。
ちなみに「エンガチョー」は「縁もしくは穢(けがれ)をチョン切る」ところからという説が有力ですが、「油みっき被る」の方は、それによって自分の体に「バリア」を張るみたいなニュアンスですね。そう言えば「バリア、バリア!」というのも使っていたような覚えがあります。
とすると、「みっき」というのは何かの御守みたいなものなのか?まさか、これもヘブライ語か?大辞泉で「みっき」を調べてみましたが、当然あるわけなし。その後を眺めておりましたら「みつきっこう(三つ亀甲)」というのが出てまいりました。
あれ?これって浅井家の家紋じゃなかったっけ。もしかすると「みっき」=「三つ亀甲」か?水戸黄門の葵の御紋よろしく、それを見せれば時間を止められる権威とか穢れからの防護みたいなパワーがあると信じられていたのでしょうか?待てよ、ダビデの星の内側って亀甲じゃないか....。やっぱりユダヤ系?
三つの川上
テーマ:よもやま話
2013/10/07 09:29
先日、中津川の「すや」さんで栗きんとんをお土産に買って帰ったことを書きましたが、もう一軒国道沿いに大きな店舗が建っていた「川上屋」さんというのも有名だそうです。
で、この読み方なのですが迷うことなく「かわかみや」と読みますし、それで正解。さて、先日私たちがお世話になりました恵那文楽保存会という団体は中津川市の川上地区というところが本拠地となっております。
中津川市の中心市街地は「中津」と呼ばれる地区でそこを流れる中津川上流部に位置するのが「川上地区」。川の上流だから川上なのはよくわかるんですが、問題はこの読み方。
当然「川上屋」さんと同じく「かわかみ」かと思っておりましたら、何と「かおれ」と読むんだそうですがな。「目からウロコの地名由来」というサイトには次のように記されておりました。
「内陸部における『うら(浦)』という地名は、川の上流や山の斜面の上部を示すが、そのほとんどが『うえ→うれ→うら』と変化しているものだ。たとえば『川上』が『かわうえ→かわうれ→かうれ→かおれ』となる。」
ほほぉ~、なるほど。そういう風に変化しておるんですな。ま、ここまではいいでしょう。さらに問題は複雑化いたします。旧恵那郡に川上村というのがあったわけですが、これが2005年に中津川市に編入されまして「中津川市川上村」となります。
さて、この「川上村」の読みは「かわかみむら」か、将又「かおれむら」か?否、どちらにも非ず、「かわうえむら」と呼ぶそうな。先のサイトには「市民は3つの『川上』をうまく使い分けて呼んでいる」と書かれておりましたが、外部の者にとってはたまったものではありません。まあ、川上だから水はたまりませんでしょうけど。
実際、恵那神社の奉納文楽についてどなたかがブログを書いておられましたが、「川上(かおれ)」地区のことを「かわうえ」と間違っておられました。ほら、間違うわな。
全然話変わりますけど、長浜市内を車で走っておりますと、とあるアパートの壁面の「リバーアップ」という字が目に入ります。ちょっと変わった名前のアパートだと思ってたんですが、ひょっとすると所有者が川上さんなんでしょうかね。
で、この読み方なのですが迷うことなく「かわかみや」と読みますし、それで正解。さて、先日私たちがお世話になりました恵那文楽保存会という団体は中津川市の川上地区というところが本拠地となっております。
中津川市の中心市街地は「中津」と呼ばれる地区でそこを流れる中津川上流部に位置するのが「川上地区」。川の上流だから川上なのはよくわかるんですが、問題はこの読み方。
当然「川上屋」さんと同じく「かわかみ」かと思っておりましたら、何と「かおれ」と読むんだそうですがな。「目からウロコの地名由来」というサイトには次のように記されておりました。
「内陸部における『うら(浦)』という地名は、川の上流や山の斜面の上部を示すが、そのほとんどが『うえ→うれ→うら』と変化しているものだ。たとえば『川上』が『かわうえ→かわうれ→かうれ→かおれ』となる。」
ほほぉ~、なるほど。そういう風に変化しておるんですな。ま、ここまではいいでしょう。さらに問題は複雑化いたします。旧恵那郡に川上村というのがあったわけですが、これが2005年に中津川市に編入されまして「中津川市川上村」となります。
さて、この「川上村」の読みは「かわかみむら」か、将又「かおれむら」か?否、どちらにも非ず、「かわうえむら」と呼ぶそうな。先のサイトには「市民は3つの『川上』をうまく使い分けて呼んでいる」と書かれておりましたが、外部の者にとってはたまったものではありません。まあ、川上だから水はたまりませんでしょうけど。
実際、恵那神社の奉納文楽についてどなたかがブログを書いておられましたが、「川上(かおれ)」地区のことを「かわうえ」と間違っておられました。ほら、間違うわな。
全然話変わりますけど、長浜市内を車で走っておりますと、とあるアパートの壁面の「リバーアップ」という字が目に入ります。ちょっと変わった名前のアパートだと思ってたんですが、ひょっとすると所有者が川上さんなんでしょうかね。