じんとにっく

地元の記事の充実度という点においては最低レベルの朝日新聞。そんな朝日の一昨日の朝刊に「『草野槍』の展示中止」のニュースが。

草野槍の復元については近江毎夕新聞の記事に詳しいのですが、長浜市鍛冶屋町在住の鉄作家山田大輔さんが、戦国時代に草野の鍛冶師が秀吉に納めたとされる「草野槍」を再現制作されたわけですね。で、今日・明日開催のアートインナガハマでもこの展示が目玉の一つとなっていたわけです。

アートインナガハマ以外にも余呉まるごと里山芸術村でも展示される予定だったようですが、いずれにせよ朝日新聞には、展示中止は「諸般の事情」が理由という、なんて書かれておりました。そんな曖昧な理由は無いやろ、と突っ込みたくなるんですが、実は．．．

10月2日にアートインナガハマの全体会議がございまして、この席で当の山田さんが自己紹介とともに、この衝撃的な展示中止理由についても語って下さいました。何や知ってたんか、てか？ほうよいな、知ってたんやけど新聞で理由が書かれてないで、言うたらあかんのやろかと思ったわけ。

しかし、ネットで検索してみたら、出ました出ました「まちおこしに制作した複製槍に横ヤリ？」という産経新聞の記事。そうなんです、山田さんの複製槍はあまりに見事な出来栄えであったため、銃刀法違反の疑いがかけられ、滋賀県警に没収されてしまったそうです。

まあ、ご本人は自分が許可を取っていなかったことが悪かったとおっしゃってましたけど、何とも間が悪いというか何というか。前からまちおこしの活動されていたことわかっていたんだし、もうちょっと融通効かなかったんでしょうかね。

アートインナガハマではご本人の鍛冶体験教室は予定通り実施され、横ヤリ、いや復元槍の写真も自虐反省文とともに展示されるそうですので、是非とも皆さまご来場のうえご高覧下さいませ。

それにしても、「諸般の事情が理由らしい」としか書けなかった朝日の情報収集力はどうよ！？（最近連載の長浜西中バレー部の特集記事は評価できますが、あれは全国版ですかね）