ぽろたん

テーマ:よもやま話
昨日、三ツ矢のスタンドで生ったものですと、社員さんが栗を持って来てくれました。台風18号で実が青いまま落ちてしまったものが多くてこれだけしかありませんけれど、と。でも、色々なブロガーさんから届く栗だよりによれば、今年は比較的豊作のようですね。

さて、先日ゆうこりんさんがご自宅に実った栗のいがをサラピンのシューズで剥がし、栗剥き鋏で皮を剥いて、と書いておられましたが、「これで剥いても右手の親指は真っ赤っか」と彼女が嘆くようにあの渋皮を取るのは至難の業ですよね。

一方子供の頃によく食べた天津甘栗。あれってプチッと爪で傷をつけて押すだけで、皮が渋皮ごとパッカリ取れて、黄金色に輝くつるつるの実が現れますわな。何であんなに簡単に中身が出てくるんでしょうね?何か薬品加工でもしてますんやろか?テカテカしてるし。

なんて思ってましたら、10/6の日経新聞「ナゾ謎かがく」というコラムに「クリの渋皮なぜむきにくい?」の文字。そこに「クリは、炊き込みご飯などに使う『ニホングリ』と、天津甘栗などに代表される『チュウゴクグリ』に分かれる」と書いてあるではありませんか。

そうか、種類が違うわけですね。ニホングリは実が大きくて味が良く栽培もしやすいが、熱を加えても渋皮がむけにくいという致命的な欠点故に消費者から毛嫌いされ、過去20年で出荷量は40%も減っているそうです。

では、なぜニホングリの渋皮はむけにくいのか?何と、実と渋皮の間に「カスタヘジョン」というポリフェノールの一種が接着剤のようにぎっしりと詰まっているんだそうですわ。ポリフェノールって最近もてはやされているあれですよね。

さて、調べていくうちにニホングリの中でも、「乙宗」という在来品種が渋皮のはがれやすさにかかわる劣性遺伝子を持っているルーツであることがわかったそうです。両親からこの劣性遺伝子を引き継げば、渋皮がはがれやすい栗ができるようです。

2001年に「550-40」と「丹沢」というニホングリ同士をかけあわせて渋皮がむけやすい新品種ができたそうですが、その名も「ぽろたん」。目からウロコ、ほっぺたがポロタンのお味?。ひょっとして、ゆうこりんさんところのおじいちゃんが植えた新品種ってこれかな?

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