しかつめらしい顔

テーマ:言葉・漢字
昨日、亀仙人さんがここ2,3日朝晩に鹿の鳴き声が聞こえると書いておられましたが、最近は人里近くに鹿が姿を現すことが多くなってまいりました。

そんな鹿が珍しくない時代になってきたところで伺いますが、「しかめつらしい顔」ってどんな顔かわかりますか?ほら、眉をひそめて嫌だね~っていう感じの顔やろ、と思いますわな。そうそう「しかめっ面」ね。

ちなみに「しかめっ面」は「顰めっ面」と書くんですね。これねえ「顰蹙(ひんしゅく)」の「顰(ひん)」の字ですね。「顰」は「顔をしかめる」「眉をひそめる」で、「蹙」は「顔や額にしわを寄せる」意味。要するに「顰蹙」って「しかめっ面をする」ってことですやん。夏中さんで顰蹙(の面)を買ったりして。

さて、ある本を読んでおりましたら、「鹿爪らしい顔」という表現に出会いました。ん?しかめっ面のことか?こんな字を書くんか?いや、これはよく読むと「しかめつらしい」ではなくて「しかつめらしい」やんか...。

そうなんか。「しかつめらしい顔」は「しかめっ面」と違うんか。「鹿爪らしい顔」ってどんな顔や?


「鹿爪顔」とも言って「もったいぶった顔つき。もっともらしい顔つき」のことだそうです。この鹿爪のどこがもったいぶってて、もっともらしいのか?

と考えていたら、「しかつめらしい」とは元々「しかりつべくあらし」が音変化したものらしい。「然りつ+可く+有らし」やろか?ほんでね、「鹿爪」はどうも当て字らしい。あ~ぁ、また、しかつめらしいブログに逆戻りだな。





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