ほうしょう

テーマ:よもやま話
以前に「まり(真里、麻里、万里等)」という名前はつけるものではないという話を聞いたことがあります。即ち、水田さんとか肥田(こえだ)さんとか小田さんという苗字の人と結婚でもしようものなら、絶対に笑いものになるからと。たちまち思いつきませんが、他にもこういう例はいろいろあるのでしょうね。

さて、先日「国史大辞典を予約した人々」(佐滝剛弘/勁草書房)という本を図書館で借りて読みました。明治39年発刊の「国史大辞典」を購入予約した人の名前が掲載されている「国史大辞典予約者芳名録」に記載されている人たちがそうそうたるメンバーだったという話。

で、筆者がその中から最初に見つけた有名人は与謝野晶子だったそうです。「君死にたまふことなかれ」や「みだれ髪」で有名な女流歌人。

この方、1901年に与謝野鉄幹と結婚し「与謝野晶子」になるわけですが、本名は「晶子(あきこ)」と違うんですね。どうやら「志よう」と書いて「しょう」と読んだらしい。「しょう」→「晶(しょう)」→「晶子」という流れで改名したようです。

昔のそのまた昔は、「子」という名前がついてない場合も多く、後で「子」をつけた名前に変更することも珍しくはなかったのでしょうが、やっぱりご本人もこの「志よう」という本名が気に入らなかったんでしょうか。

さらに、与謝野晶子の旧姓は「鳳」だったようですが、これが「おおとり」ではなく「ほう」と読むそうです。そうです、つまり本名は「鳳志よう」→「ほうしょう」。まさか、「名前どうしょう?ほうしょう」とつけたわけではないでしょうね。

しかし、グローバル化する現代であれば、かえってこういう名前は新鮮かもしれません。英語表記すればShou Hou ですもんね。なんかShow howみたいで覚えやすいかも。どうやってこんな名前つけたんかShow how!みたいな。

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