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週末の食卓(74)

テーマ:週末の食卓
(その1)
4月に入ってもまだまだファンヒーターから離れられない寒がりの母。設定温度と室内温度を見ながら

母: ほうかぁ、今日はやっぱ暖かいんやな。設定温度が14℃で、室内温度が55℃かぁ。

私: はぁ~っ?! 55℃なわけないやん。死んでまうがな。

母: ほうかぁ、けど、ここにほやって出たるがな。あ、今度は56℃に上がった。


見ると、ファンヒーターは止まっており、時計表示になっていた。





(その2)
朝ドラ「あまちゃん」。ヒロインのアキが親友ユイの家に招待され夕食の場面。ユイの父功がストーブの前から離れないプー太郎の息子ヒロシ(小池徹平)を罵りながら、

ユイの父: アキさん、こいつねぇ、ストーブだけが友だちなんですよ

(即座に)
うちの母: 私と一緒や!


(ヒロシ: 一緒にしないで下さい)

芸はどこで?

テーマ:曳山・歌舞伎
14日の八幡宮境内で、初めて長浜曳山祭を見に来たという京都からの夫婦連れ。登り山で順々に据え付けられる曳山を眺めて、「これからお芝居が始まるんですか?」「いや、今日はもうやらないんです」

16日の町内で文芸会館に出発すべく待機中に観光客から、「子ども歌舞伎はどこで見られるんですか?」「うちは先ほど12時に終わって、今度は午後6時の予定です」「昼間はやらないんですか?」「ええ、ちょっと会館の方に移動してそこでやりますんで」

これまで若衆で神事である祭を遂行することだけを考えていたので、あまり観光面のことは気にもしていなかったのですが、考えてみると、観光客にとってまともに子ども歌舞伎が見られるのは15日だけなんですよね。

13日の夜に自町で1回。14日は午後から登り山なので午前中に1回もしくは2回。16日は文芸会館の公演があるので、午前中もしくは午後に1回と夕方から夜に1回もしくは2回。つまり、本日以外で観光客の多くが滞在する昼から夕方にかけての時間帯に子ども歌舞伎を見られるチャンスはほとんど無いのが実情。

しかも、予定は未定が当たり前で、平気で開始時刻が30分、1時間とずれる。よく、もっと観光客に来てもらえるように日程を土、日にすべきとおっしゃる方がいらっしゃいますけど、15日は平日でもたくさんのお客様が来られます。問題は本日以外で観光客に来ていただくだけのことをやっていないだけでしょ。

いやいや、曳山祭は観光客のためのものではない。町の人が楽しむことも必要。っていうほど最早町に住んでる住人はおりません。しかも、観光客だけでなく広域化した長浜市の各所から見に来られる方たちにとっても、今のあり方は決してベストとは言えないのではないでしょうか。

賛否はいろいろありますが、垂井などは芝居の時間管理が徹底しており、予定時刻から1分1秒違わず正確に芝居が始まり終了いたします。従って、見る方からすれば、予定の時刻、場所に行けば、お望みの芝居が確実に鑑賞できるのです。

そこまで徹底しなくても、例えば14日の登り山の時間帯を2時間遅らせて自町狂言を最低2回行なう。16日の文芸会館公演は無くす、あるいは曳山博物館に場所を移動するなど、より多くの方に子ども歌舞伎を観ていただけるよう検討すべきではないでしょうか。(文芸会館の鑑賞客は市民会館のわずか1/3)

残念ながら、現在、山組間でそういう中・長期的な課題について議論しあう場所や仕組みも無いように思います。曳山文化協会にそういう機能を期待していたのですが.....。

修行か修業か

テーマ:曳山・歌舞伎
今年の曳山祭には地元の三役修業塾から5名(太夫2名、三味線3名)の塾生が出場いたしました。3年前も同じ顔ぶれだったのですが、毎年こんなに大勢出場できるわけではありませんで、昨年は2名、一昨年は1名(ともに三味線)のみ。

各町が発行するパンフレットには、わざわざ三役修業塾生であることが明示されておりまして、今年はその文字があちこちに踊っておりましたが、残念ながらどの町のものも「三役修行塾」と誤記されていました。

どうやら情報提供元のデータが間違っていたらしく、毎年出場されており三役塾の象徴とでも言うべき存在の賀祝さん(翁山・三味線)のところにわざわざお詫びに来られたそうです。

で、賀祝さんが私に「修行と修業ではどう違うんやいな?修行ではあかんのか?」と聞かれますので、「修行って言うと、滝に打たれたり、インドの山奥で、っていう感じやからちょっと違うんちゃうん」と答えておきましたが、確かにどう違うんかと言われると明確には答えられません。

祭が終わって改めて大辞泉で調べてみますと、「修業」は「学術・技芸などを学んで身につけること。また、その分野で規定される課程または年限を済ますこと」とあり、一方「修行」にも一般にイメージする悟りをめざして仏道に努めること以外にも「学問や技芸を磨くため、努力して学ぶこと」の意味もあるようです。

また語感の辞典には、「仏教に密着していなくても、『武者修行』あたりまでは人格陶冶の側面を重く見て『修行』を用いるが、技術の習得が中心になるにつれて『修業』と書く傾向が強くなる」とあります。さらに「『修業』を『しゅうぎょう』と読むと、学業を修める意になる」、と書かれておりました。

これまで「修業」はもっぱら「しゅうぎょう」と読むものと私自身は思っていたのですが、大辞泉と語感の辞典で調べたことから総合的に判断すると、「修業塾」と書いて「しゅぎょうじゅく」と読むのが最も適切ということになるのでしょうか。

でも、完成も頂上もない義太夫の世界。まだまだ修行が足りません。

21年連続

テーマ:曳山・歌舞伎
本日の御幣返しをもって、長浜曳山祭が終了いたしました。昨日までの喧騒が嘘のように町はひっそり静まり返っています。御幣返しから戻って朝食を摂り、しばらく仮眠をした後ブログを書いているところです。昨日までのことが嘘のように感じられるこの祭の後の静けさも決して嫌いではありません。

さて、わが町の場合、例年決して参加人数が多いとは言えない、御幣迎え、御幣返しの行事ですが、今年は御幣迎えが24人、御幣返しも14人と、少なくとも私が知る範囲では最多の参加人数でした。特に御幣迎えは他町を圧倒する人数で、いつもは弱小勢力の我が町に対して何が起こったのかと他町からも驚きの視線。

人数の増えた要因は、出番であったことが一つ。さらに奇合(若衆)の人数が増えたこと。今回の祭から新たに祭に参加した若衆が十人以上いたのではないでしょうか。彼らの多くは元役者経験者でこれまで若衆入りを渋っていた者たちです。

今回、筆頭が若返り、彼に近い年齢の層がごっそりと戻って来てくれました。3年前に書いた「若(?)衆」 というブログ。祭のパンフレットにも掲載し、さざなみ通信でも載せていただいたと記憶していますが、その時の若者への呼びかけが通じたようで、これほど嬉しいことはありません。

さて、私は平成4年の春に東京から長浜に帰って来て、その年は出番でしたが帰ってきたばかりだし、父が亡くなった後でもあったので祭には参加しませんでした。しかし、翌平成5年の祭からは、御幣迎えの行事にも出席いたしました。

以後、今年までの21年間、御幣迎え、御幣返しの行事には皆出席しています。他町のことは存じ上げませんが、うちの町ではひょっとしたら私だけなのでないかと秘かに自負しています。

御幣という神様の依代を自町にお迎えし、そして祭の終了とともに再び八幡宮にお返しするこの行事。以前、宮司さんから長浜祭の中で最も重要な行事であると伺ったことがあります。

華やかな子ども歌舞伎の前後に厳かに執り行われるこの重要な行事。これからも健康が許す限り、参加し続けていきたいと思います。

強力助っ人?

テーマ:曳山・歌舞伎
曳山祭本日(ほんび)も無事終わり、今日は後宴。文芸会館で1回、自町で3回狂言を行ないます。自町狂言は午前11時から、午後6時から、そして千穐楽が午後8時から山蔵前で。(時間はあくまで予定です)

昨日、戻り山で一旦山蔵に収納された曳山を再び引き出すべく、町内の中老が9時に参集。14日、15日は自衛隊、連合、暇番の山組さん、ボランティアなど専属の山曳きさんにお願いするのですが、16日は自町の人間で山を動かす必要があります。

中老だけではとても人数が足りず、若衆からも応援を頼みますが、若衆は若衆で子ども役者の化粧にも付いてなければいけません。特に山蔵から出して90度回転させるのに大きな労力が必要です。

そこで、山蔵のすぐ近くにある長浜信用金庫三ツ矢支店の方々にもご協力をお願いして、総勢30名くらいで一気に回転。第一難関突破です。長信の皆さん、どうもありがとうございました。

この後、次の辻まで100mくらい移動いたします。ここからは町内の人間だけで行きました。

まっすぐ曳くのは比較的楽なんです。

な~んて、ホントは強力な助っ人?が
見えます?フォークリフト
しかし、これって有りなんかいな?

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