刈り上げ令
テーマ:石油
2013/04/22 09:01
さて、昨日の続きです。実は、研修中は毎日日誌をつけることが義務づけられておりまして、それに対して人事部の担当者の方々が毎日コメントを下さるわけです。その日誌が残っておりますが、今のブログのタッチとあんまり変わりませんな。
では、その1ページ目、3月31日(木)の日誌を見てみましょう。
「今日から待ちに待った(?)研修が始まりました。明日の入社式を終えれば、晴れて日石マン。普通ならば何事もなく平穏無事に済むはずだった初日から、いきなり『刈り上げ令』を全く無視したような頭で登場してしまいました。」
そうなんです。何と当時は入社式に「刈り上げ頭」で臨むべし、という命が下されていたのです。実際、一人ひとり髪の毛をチェックされ、不適格となった者は近くの散髪屋に直行させられたのです。私は半信半疑だったので、全く無視して普通の長さで臨んだのです。日誌は続きます。
「散髪屋のおじさんは、『今年はおとなしそうな人が多いね』と言いつつも私の頭を見て、『君は勇気があるというか、何と言うか根性あるねぇ」とおっしゃいました。しかし、いざ髪を切る段になると、『あ、やべぇ、この子は襟足が短くて、刈り上げなんかできねえぞ』と。
奥さんの方も『やだ!!かわいそう。こういう刈り上げの全然似合わない人っているのよね」と、こっちが恐縮してしまうような情け深いお言葉をかけて下さいました。私の隣の椅子には、刈り上げのとっても似合うG君が『もっと短くやっちゃって下さいよ』とうらやましくなるような言葉をはいていました。
散髪屋さんは、私のために超高等技術(本人曰く)を弄して、他の人の2倍の時間をかけて見事な頭をつくって下さいました。そして最後に『これでダメって言われたら、もう一度おいで。ただでやってやるから』とおっしゃいました。」
結局、2千円を払って帰り、幸いもう一度戻って来ることはありませんでしたが、翌日の日誌を見ると、なれない頭でつい寝ぐせがつき、ひとり滝のような頭で入社式に出た、と記されています。30年前の甘酸っぱい思い出です。
では、その1ページ目、3月31日(木)の日誌を見てみましょう。
「今日から待ちに待った(?)研修が始まりました。明日の入社式を終えれば、晴れて日石マン。普通ならば何事もなく平穏無事に済むはずだった初日から、いきなり『刈り上げ令』を全く無視したような頭で登場してしまいました。」
そうなんです。何と当時は入社式に「刈り上げ頭」で臨むべし、という命が下されていたのです。実際、一人ひとり髪の毛をチェックされ、不適格となった者は近くの散髪屋に直行させられたのです。私は半信半疑だったので、全く無視して普通の長さで臨んだのです。日誌は続きます。
「散髪屋のおじさんは、『今年はおとなしそうな人が多いね』と言いつつも私の頭を見て、『君は勇気があるというか、何と言うか根性あるねぇ」とおっしゃいました。しかし、いざ髪を切る段になると、『あ、やべぇ、この子は襟足が短くて、刈り上げなんかできねえぞ』と。
奥さんの方も『やだ!!かわいそう。こういう刈り上げの全然似合わない人っているのよね」と、こっちが恐縮してしまうような情け深いお言葉をかけて下さいました。私の隣の椅子には、刈り上げのとっても似合うG君が『もっと短くやっちゃって下さいよ』とうらやましくなるような言葉をはいていました。
散髪屋さんは、私のために超高等技術(本人曰く)を弄して、他の人の2倍の時間をかけて見事な頭をつくって下さいました。そして最後に『これでダメって言われたら、もう一度おいで。ただでやってやるから』とおっしゃいました。」
結局、2千円を払って帰り、幸いもう一度戻って来ることはありませんでしたが、翌日の日誌を見ると、なれない頭でつい寝ぐせがつき、ひとり滝のような頭で入社式に出た、と記されています。30年前の甘酸っぱい思い出です。