昭和32年の曳山パンフレット

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日、今年の各町の曳山祭パンフレットを紹介いたしました。前にも書いたかもしれませんが、私以前からパンフレットを収集しておりまして、知らないうちに整理がしづらくなるほど貯まって参りました。

さて今年、我が翁山は「熊谷陣屋」を演ずるわけですが、明らかにその年にその演目が演じられたことがわかる昔のパンフレットを発見いたしました。外見や厚さからして私が所持する中では最古級のものです。

そんなん、年号が書いてあるからいつのかわかるやろ、とお思いでしょ。ところが、このパンフレット、最初から最後まで頁を繰ってもどこにも年号が書いてないのです。

御堂前町諫皷山のものなのですが、表紙は
この通り
弥陀六という役柄が描かれています。最近のパンフレットは写真が多く、印刷も実に鮮やかですが、逆にこういうアナログ的な図柄がかえって新鮮に感じられませんか?

これが何年のものか探り当てるヒントは出番町と芸題なんですが、何とこの年は諫皷山、青海山、月宮殿、猩々丸の4つが記されています。

現在春日山が入るはずのところに猩々丸が出ていますね。今の4町の組合わせが確立したのは私が生まれた昭和35年からで、それ以前のものだということです。

外題帳から調べて昭和32年のものと判ったのですが、協賛広告も手書きっぽくっていい感じですよ。
裏表紙裏が 萬珍軒さん
かつて我が伊部町にあった中華料理屋さん。ラーメンや餃子、そして堅焼きそばが旨かったなあ。翁山の起し太鼓の料理は萬珍軒さんから取った料理が好評で、他町からの訪問者にも喜ばれたものです。

それから、3ページ目くらいに一面広告

「服装美に調和する新しいセンスの御履物」と銘打って、ゲッティさんところの広告が。来年の諫皷山のパンフレットに復古調で登場するかもしれませんよぉ。まあ、広告料は今なら5万円くらいでしょうな。

アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2013/04      >>
31 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 1 2 3 4

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧