喪主と施主

テーマ:言葉・漢字
先日、ケンパパさんが義理のお父さんのご葬儀で「施主」を務められたと書いておられました。遺族であるお母様からのご依頼だったそうで、本当にお役目ご苦労様でした。

さて、私「施主」の文字を見て瞬間、これは「喪主」の間違いではないか、と思ったわけです。「施主」いうたらあんた、家とか建てる場合の建築主のことですやん。工務店さんなんかから「御施主様」と神様のように崇められる立場じゃないですかぁ。

すぐ「喪主」と違うんですか?とコメントしかけたのですが、いや待てよ、ちょっと辞書で調べてみよと思い直し「施主」で引いてみますと、まず「①僧や寺に物を施す人。檀那」とあり、その次に「②葬式や法事を営む当主」の意味が。建築主はようやく③番目に出て参ります。

え!ほんなら「喪主」は?と調べてみますと、「葬式を執り行う当主」とあります。つまり「喪主」と「施主」は同じことなのでしょうか?この辺りでは、もっぱら「喪主」しか聞いたことがないのですが、地域によって呼称が異なるんでしょうか?それとも私が知らないだけ?

さらに葬儀社のHPなどによると、どうやらこの二つ少しニュアンスが異なるようです。喪主というのは「遺族の代表として葬儀を行ない弔問を受ける者で、故人ともっとも縁の深い人がなるのが普通」とあります。ま、配偶者だったり長男だったりね。

ほんなら「施主」は?というと、「布施する主」の意味で「葬儀費用を負担して葬儀を運営する責任者」と書いてあります。喪主=施主という場合が多いようですが、ケンパパさんの場合、喪主が義理のお母様で、施主がケンパパさんということだったのでしょうか。

大変な役をお務めになったのに誠に不謹慎ではございますが、ケンパパさんが葬儀費用をご負担なさったんでしょうかね。いやいや、何はともあれお疲れ様でした。御岳翁様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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