自動車保険大改定
テーマ:保険・金融
2012/09/30 09:17
既に報道や保険会社からの案内でご存知の方も多いとは思いますが、10月1日から大手損保会社が一斉に自動車保険を改定いたします。談合じゃないかという話は置いといて、ポイントは2つ。
1.事故後3年間のペナルティ料率
自動車保険料は1~20の等級別に料率が定められており、無事故であれば1年毎に1等級上がり、事故があれば3等級下がることになっておりますが、従来は事故の有無に関わらず、等級が同じであれば同じ割増引率が適用されていました。
→ところが本改定により、同じ等級でも無事故料率と事故有り料率が区分され、事故が有った場合は3年間いわゆるペナルティ料率が課せられることになり、ケースによっては保険料が従来の1.5倍くらいになることもあるようです。
2.等級すえおき事故の廃止
従来、盗難や火災、台風・竜巻・洪水または高潮などの自然災害、飛び石などによる窓ガラス破損、飛来・落下物による損傷、落書き・イタズラ被害といった"契約者に責任のない被害"を被った時には、自動車保険を使って修理しても等級が下がりませんでした。
→ところが、本改定により、たとえ契約者に全く非がない状況でも、自動車保険を使って車を修理したら、1等級ダウンし、さらに、このケースでも事故後1年間は事故有係数が適用され割高な保険料を支払わなければならないというもの。
さぁて、こりゃ結構な改定でございまして、へたすると20万円くらいの修理代なら保険を使わない方がまし、という感じになりそうです。あるいは、いっそのこと車両保険は入らんとこか、ってことになるのか。
保険会社はリスクに応じて保険料負担が公平化し、運転が慎重になって事故が減るだろうと楽観的な予測をしておりますが、保険料高騰を嫌って無保険車が増えることが最悪です。保険は自分の損害に対する補償よりもまず相手を傷つけた場合に十分な補償が担保されるものであるべきだと思うのですが。
うちも細々と保険代理店を営んでいるのですが、とりあえず3年間は事故の有無に関わらず旧料率が適用される「長期分割契約」をお奨めしようかと思っています。支払いは1年契約と同様年に1回(ただし口座振替)ですし、毎年契約更改する手間もお互い省けますしね。皆さまも代理店さんにご照会してみて下さい。
1.事故後3年間のペナルティ料率
自動車保険料は1~20の等級別に料率が定められており、無事故であれば1年毎に1等級上がり、事故があれば3等級下がることになっておりますが、従来は事故の有無に関わらず、等級が同じであれば同じ割増引率が適用されていました。
→ところが本改定により、同じ等級でも無事故料率と事故有り料率が区分され、事故が有った場合は3年間いわゆるペナルティ料率が課せられることになり、ケースによっては保険料が従来の1.5倍くらいになることもあるようです。
2.等級すえおき事故の廃止
従来、盗難や火災、台風・竜巻・洪水または高潮などの自然災害、飛び石などによる窓ガラス破損、飛来・落下物による損傷、落書き・イタズラ被害といった"契約者に責任のない被害"を被った時には、自動車保険を使って修理しても等級が下がりませんでした。
→ところが、本改定により、たとえ契約者に全く非がない状況でも、自動車保険を使って車を修理したら、1等級ダウンし、さらに、このケースでも事故後1年間は事故有係数が適用され割高な保険料を支払わなければならないというもの。
さぁて、こりゃ結構な改定でございまして、へたすると20万円くらいの修理代なら保険を使わない方がまし、という感じになりそうです。あるいは、いっそのこと車両保険は入らんとこか、ってことになるのか。
保険会社はリスクに応じて保険料負担が公平化し、運転が慎重になって事故が減るだろうと楽観的な予測をしておりますが、保険料高騰を嫌って無保険車が増えることが最悪です。保険は自分の損害に対する補償よりもまず相手を傷つけた場合に十分な補償が担保されるものであるべきだと思うのですが。
うちも細々と保険代理店を営んでいるのですが、とりあえず3年間は事故の有無に関わらず旧料率が適用される「長期分割契約」をお奨めしようかと思っています。支払いは1年契約と同様年に1回(ただし口座振替)ですし、毎年契約更改する手間もお互い省けますしね。皆さまも代理店さんにご照会してみて下さい。