請負師
テーマ:よもやま話
2012/09/25 09:05
一昨日、北びわ湖ホテルグラツィエにてZ工務店I社長の「黄綬褒章受章祝賀会」が催されました。建築業界における長年の功績による受章だそうですが、Iさんといえば長浜のまちづくりの文字通り牽引者。この方を無くしては現在の長浜は無いと断言してもいいでしょう。
私もこの御目出度い席にお招きいただいたわけですが、長浜の政財界はもちろん県選出の国会議員さんたちもご列席。中でも有村参議院議員の御祝辞は女性でありながらむしろ雄雄しく、日本をとりまく現在の国際情勢を憂う人たちにとっては、胸のすくような、そして日本人としての魂を揺さぶるものであったことでしょう。
発起人、来賓の方々の祝辞が延々と続いた後、受章者であるIさんのご挨拶。印象に残りましたのは「私は『請負』という言葉そして仕事が大好きである」と言われたこと。いわゆる建築業は、清水次郎長の時代から「請負師」と呼ばれてきたのだとか。
そう言えば、よく聞く「ゼネコン」っていうのは「ゼネラルコントラクター(General Contractor)」の略なんですけど、「コントラクター」ってのがまさにこの「請負師」なわけですね。
「請負」というのは中国の言葉ではなく、日本で生まれたもののようですが、漢字としての意味は「請」は「言+青」で「澄んだ目をまともに向けて応対すること」。「負」は「人+貝」で「人が財貨をせおう」ことを表します。
「負」という字を「負ける」ととらえて、この言葉は業界内ではあまり評判がよろしくないようですが、「負けるが価値」、お客さんの「負託を請けて」、つまり全面的な信頼をうけて、それに誠実に応えるという姿は、Iさんのご事業、そして街づくりに対する真摯な姿を象徴する言葉であるのかもしれません。
何時だったかお酒の入った席で「わしはどうも誤解されてる」と冗談まじりに嘆くIさんに、「大丈夫です。亡くなられたらブログに追悼文を書いて、どれだけ素晴らしい人だったか証明してみせます」と言い放ったたことがありますが、もちろんそんなことをする必要もないような今回のご受章。真におめでとうございました。
私もこの御目出度い席にお招きいただいたわけですが、長浜の政財界はもちろん県選出の国会議員さんたちもご列席。中でも有村参議院議員の御祝辞は女性でありながらむしろ雄雄しく、日本をとりまく現在の国際情勢を憂う人たちにとっては、胸のすくような、そして日本人としての魂を揺さぶるものであったことでしょう。
発起人、来賓の方々の祝辞が延々と続いた後、受章者であるIさんのご挨拶。印象に残りましたのは「私は『請負』という言葉そして仕事が大好きである」と言われたこと。いわゆる建築業は、清水次郎長の時代から「請負師」と呼ばれてきたのだとか。
そう言えば、よく聞く「ゼネコン」っていうのは「ゼネラルコントラクター(General Contractor)」の略なんですけど、「コントラクター」ってのがまさにこの「請負師」なわけですね。
「請負」というのは中国の言葉ではなく、日本で生まれたもののようですが、漢字としての意味は「請」は「言+青」で「澄んだ目をまともに向けて応対すること」。「負」は「人+貝」で「人が財貨をせおう」ことを表します。
「負」という字を「負ける」ととらえて、この言葉は業界内ではあまり評判がよろしくないようですが、「負けるが価値」、お客さんの「負託を請けて」、つまり全面的な信頼をうけて、それに誠実に応えるという姿は、Iさんのご事業、そして街づくりに対する真摯な姿を象徴する言葉であるのかもしれません。
何時だったかお酒の入った席で「わしはどうも誤解されてる」と冗談まじりに嘆くIさんに、「大丈夫です。亡くなられたらブログに追悼文を書いて、どれだけ素晴らしい人だったか証明してみせます」と言い放ったたことがありますが、もちろんそんなことをする必要もないような今回のご受章。真におめでとうございました。