どこが無比
テーマ:よもやま話
2012/07/26 09:32
最近CMを見て気づいたんですけど、ネットでは結構話題になっているみたいですね、これ。
新しいムヒのロゴ、明治のロゴとそっくりでしょ。牛乳やチョコレートの香りのするムヒは塗ってもええけど、ムヒの味のする牛乳やチョコレートは口にしたないなあ。これ、明治から文句出んのでしょうか?
ところで、ムヒって何でムヒっていうか知ってるかぁ?それはね、他に比べるものがないほどよく効く「無比」ってことなのよ~。
ほんならついでに、これ知ってるかぁ?
ムヒならず「ムニ」
ともに池田模倣堂、いや模範堂の製品。ムヒは18g入りで標準価格550円なのに対し、ムニは15g入りで斡旋価格260円。なのに、中身は全く同じなんだとか。
ムヒが「無比」なのに対し、ムニは「無二」。つまり「二つと無い」ということらしい。この調子で全然無比でも無二でもないロゴに関して明治からクレームがあっても、これはムヒ(無非)です、うちに非はありません、とでも言うつもりだろうか?
新しいムヒのロゴ、明治のロゴとそっくりでしょ。牛乳やチョコレートの香りのするムヒは塗ってもええけど、ムヒの味のする牛乳やチョコレートは口にしたないなあ。これ、明治から文句出んのでしょうか?
ところで、ムヒって何でムヒっていうか知ってるかぁ?それはね、他に比べるものがないほどよく効く「無比」ってことなのよ~。
ほんならついでに、これ知ってるかぁ?
ムヒならず「ムニ」
ともに池田模倣堂、いや模範堂の製品。ムヒは18g入りで標準価格550円なのに対し、ムニは15g入りで斡旋価格260円。なのに、中身は全く同じなんだとか。
ムヒが「無比」なのに対し、ムニは「無二」。つまり「二つと無い」ということらしい。この調子で全然無比でも無二でもないロゴに関して明治からクレームがあっても、これはムヒ(無非)です、うちに非はありません、とでも言うつもりだろうか?
週末の食卓(61)
テーマ:週末の食卓
2012/07/25 09:13
(その1)
今月の中頃、巨人対広島をTVで見ていて
母: これは名古屋ではないわなぁ~
妻: 何でですか?
母: だって今大相撲名古屋でやってるやろ?
私: 野球と相撲は関係ないんですけど
母: ほうかぁ。ひょっとして、この赤いの着てる方は彦根とは違うわなぁ?
私: 彦根ぇ~?
母: だって赤備えやろ
HikoneとHiroshima 似てなくもない
(その2)
名古屋の叔父(母の弟)から嵩高い箱で中元が送られてきた
母: 何や、これ?
私: 名古屋の叔父さんからみたいやで
(箱を持ち上げて)
母: この嵩と重さからしたら、こら古着やな。
しかし、いくらなんでも、あの男の古着は私も着られんわ
私: え?お中元やろ。
母: いや、私の弟やで、何をしでかすかわからん
中を開けると箱入りのえびせんで、スペースの半分以上はクッションの紙だった
(その3)
先日、大同生命からいただいた記念品ののしを見て
母: なにぃ~!?大同生命てまだ創業20周年かいなぁ~
創業いや苦節88年、昨日母はついに「ひいばあちゃん」になりました。おめでとう。(あ、私の孫じゃないですよ)
今月の中頃、巨人対広島をTVで見ていて
母: これは名古屋ではないわなぁ~
妻: 何でですか?
母: だって今大相撲名古屋でやってるやろ?
私: 野球と相撲は関係ないんですけど
母: ほうかぁ。ひょっとして、この赤いの着てる方は彦根とは違うわなぁ?
私: 彦根ぇ~?
母: だって赤備えやろ
HikoneとHiroshima 似てなくもない
(その2)
名古屋の叔父(母の弟)から嵩高い箱で中元が送られてきた
母: 何や、これ?
私: 名古屋の叔父さんからみたいやで
(箱を持ち上げて)
母: この嵩と重さからしたら、こら古着やな。
しかし、いくらなんでも、あの男の古着は私も着られんわ
私: え?お中元やろ。
母: いや、私の弟やで、何をしでかすかわからん
中を開けると箱入りのえびせんで、スペースの半分以上はクッションの紙だった
(その3)
先日、大同生命からいただいた記念品ののしを見て
母: なにぃ~!?大同生命てまだ創業20周年かいなぁ~
創業いや苦節88年、昨日母はついに「ひいばあちゃん」になりました。おめでとう。(あ、私の孫じゃないですよ)
とげぬき
テーマ:よもやま話
2012/07/24 09:51
東京の巣鴨にある「とげぬき地蔵」。参道沿いは「おばあちゃんの原宿」とも呼ばれるほどお年寄りで賑わっているそうです。「とげぬき」ということですから病気平癒のためにお参りに来られるのでしょうけど、心のトゲ抜き効果もあるのでしょうね。
トゲと言えば、子どもの頃とかに聞かされませんでした?「とげが刺さったのを放っておくと、やがて血管に入って心臓までいったら死んでまうぞ」とか。それ以来、大人になってもトゲが刺さると怖くてそのまま放置できないんです。
先週土曜日のことです。ゆかた祭の後始末の時に売台を片付けようとした時に、指がチクっ!おう、やっちまったぜぇ。側面がささくれだったレンタルの台だったので、トゲが刺さってしまったんです。軍手をはいてせなあかんのですが、ついつい面倒くさくて。
場所は右手の親指内側第一関節のちょっと上あたり。うちに帰ってから、毛抜きを出してきて取ろうとしたのですが、これがなかなか大変。まず私は右利きですので、左手で毛抜きは極めて扱いづらい。全然見当違いのところをむしっているものですから、妻が見兼ねて「あかん、あかん」
そして、針先をガスの炎で消毒した後持ってきて、「ちょっと手出して」と言いますので、言うとおりにしてましたが、妻も老眼で近くが見えず苦戦。「思いっきりぶすっとやってくれ」と頼むのですが、そんなことはできんと。
結局、取れないままですが、落ち着きません。バンドエイドを貼って寝て、皮がふにゃったところで翌朝もう1回毛抜きでチャレンジしたら、何となく取れたような感じ。ちなみにネットで調べてみますと、「トゲは放っておいても大丈夫です」とか「無理に抜こうとして傷をつけると化膿します」とか書いてますやん。そうか、血管には入らんのかい。
いじめ問題が取り沙汰されておりますが、私も考えてみますと、幼少の砌よりいろいろな方々の心にトゲを刺して来たのではないかと深く反省いたしております。こ~んな、すごいとげ抜きでないと抜けないようなトゲもあったかも。
毎日どなたかのブログに笑ったり、ほのぼのとした気持ちになったり、励まされたりと、今はせめてコブログが湖北の皆さんの「とげぬき地蔵」のような存在であればな、と思うところです。
トゲと言えば、子どもの頃とかに聞かされませんでした?「とげが刺さったのを放っておくと、やがて血管に入って心臓までいったら死んでまうぞ」とか。それ以来、大人になってもトゲが刺さると怖くてそのまま放置できないんです。
先週土曜日のことです。ゆかた祭の後始末の時に売台を片付けようとした時に、指がチクっ!おう、やっちまったぜぇ。側面がささくれだったレンタルの台だったので、トゲが刺さってしまったんです。軍手をはいてせなあかんのですが、ついつい面倒くさくて。
場所は右手の親指内側第一関節のちょっと上あたり。うちに帰ってから、毛抜きを出してきて取ろうとしたのですが、これがなかなか大変。まず私は右利きですので、左手で毛抜きは極めて扱いづらい。全然見当違いのところをむしっているものですから、妻が見兼ねて「あかん、あかん」
そして、針先をガスの炎で消毒した後持ってきて、「ちょっと手出して」と言いますので、言うとおりにしてましたが、妻も老眼で近くが見えず苦戦。「思いっきりぶすっとやってくれ」と頼むのですが、そんなことはできんと。
結局、取れないままですが、落ち着きません。バンドエイドを貼って寝て、皮がふにゃったところで翌朝もう1回毛抜きでチャレンジしたら、何となく取れたような感じ。ちなみにネットで調べてみますと、「トゲは放っておいても大丈夫です」とか「無理に抜こうとして傷をつけると化膿します」とか書いてますやん。そうか、血管には入らんのかい。
いじめ問題が取り沙汰されておりますが、私も考えてみますと、幼少の砌よりいろいろな方々の心にトゲを刺して来たのではないかと深く反省いたしております。こ~んな、すごいとげ抜きでないと抜けないようなトゲもあったかも。
毎日どなたかのブログに笑ったり、ほのぼのとした気持ちになったり、励まされたりと、今はせめてコブログが湖北の皆さんの「とげぬき地蔵」のような存在であればな、と思うところです。
いたびら
テーマ:言葉・漢字
2012/07/23 09:36
先日、minoriさんが「おもしろ、方言集めてたら」というホントにおもしろいブログを書いておられましたが、その中に「いたびら」という言葉が出てまいりました。
これは「あぐら」を指すのだそうですが、直感的に「板平(いたびら)」という字が浮かんで参りまして、何となく板の間の上に平たく座るさまを想像してしまいました。おそらく同じような感覚を持たれた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
大辞典を引いても「いたびら」なる言葉は出てきませんし、ネットで検索したら出てくるのはブラジルの鉄鉱石の大鉱山「イタビラ」ばっかり。そう言えば、大学受験の時覚えたかもしれません。どこかで聞いたことがあるなぁ、と思っていたんです、イタビラ。
何でイタビラ鉱山があぐらに?イタビラ鉱山は地下→underground→アングラ→あぐら、なんてこと書いたら、minoriさんが本気にして、後で「おっどれそのその」と叱られそうですので、まじめに考えましょう。
実は、「ことばの由来」という本を再読しておりましたら、「あぐらをかく」という一節の中に「奈良や和歌山ではあぐらのことをウタグラ、オタグラという。三重県でイタグラ、彦根でイタビラ、九州北部でイタグラメ、関東でビタグラなどという」と書かれているではないですか。出たぞ!「彦根でイタビラ」
今でも彦根でそう言われているのかどうかは知りませんが、いずれにせよ「これらは座るを意味するイルに、タグラを付けて造った語である」と続きます。
さらに「タグラは、蛇などがわだかまるトグロと同系の語で、足でツグラを作ることをいう。ツグラというのは、藁で作った円い器のことである。昔は嬰児が這い出さぬよう入れておくのに使っていた」と。
こういうやつ
成長を阻害するというのでやがて人間には使われなくなり、
猫つぐらや
犬つぐらに
でも、正直この中でおとなしくじっとしていたほうが...、という人もどこかにいたびら。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
これは「あぐら」を指すのだそうですが、直感的に「板平(いたびら)」という字が浮かんで参りまして、何となく板の間の上に平たく座るさまを想像してしまいました。おそらく同じような感覚を持たれた方、いらっしゃるのではないでしょうか。
大辞典を引いても「いたびら」なる言葉は出てきませんし、ネットで検索したら出てくるのはブラジルの鉄鉱石の大鉱山「イタビラ」ばっかり。そう言えば、大学受験の時覚えたかもしれません。どこかで聞いたことがあるなぁ、と思っていたんです、イタビラ。
何でイタビラ鉱山があぐらに?イタビラ鉱山は地下→underground→アングラ→あぐら、なんてこと書いたら、minoriさんが本気にして、後で「おっどれそのその」と叱られそうですので、まじめに考えましょう。
実は、「ことばの由来」という本を再読しておりましたら、「あぐらをかく」という一節の中に「奈良や和歌山ではあぐらのことをウタグラ、オタグラという。三重県でイタグラ、彦根でイタビラ、九州北部でイタグラメ、関東でビタグラなどという」と書かれているではないですか。出たぞ!「彦根でイタビラ」
今でも彦根でそう言われているのかどうかは知りませんが、いずれにせよ「これらは座るを意味するイルに、タグラを付けて造った語である」と続きます。
さらに「タグラは、蛇などがわだかまるトグロと同系の語で、足でツグラを作ることをいう。ツグラというのは、藁で作った円い器のことである。昔は嬰児が這い出さぬよう入れておくのに使っていた」と。
こういうやつ
成長を阻害するというのでやがて人間には使われなくなり、
猫つぐらや
犬つぐらに
でも、正直この中でおとなしくじっとしていたほうが...、という人もどこかにいたびら。(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
一見じゃわからんやろ
テーマ:曳山・歌舞伎
2012/07/22 08:53
大阪市からの補助金カット問題で揺れる文楽の世界。橋下市長と是非会って話をしたいと言っておられた重鎮の住大夫さん、心労からか脳梗塞で入院されてしまったそうです。
朝日新聞の夕刊に落語家の米朝さんが「口まかせ」というコラムを書いておられるのですが、文楽のかかる情勢を心配しておられました。人形遣いの桐竹勘十郎さんと会って話されたそうです。
勘十郎さん曰く、「私たちが補助金に頼って、ぬくぬくと生活しているわけやないんです。『上方芸能』の木津川計先生も言うてはりましたが、『儲かる文化』と『儲からへん文化』があって、文楽は儲からへん方の芸能なんです。儲かる文化やったら、昔から儲けてました」と。橋下さん、もっと営業努力せぇ言うてましたからね。
その橋下さん、一度大阪の国立文楽劇場に文楽を観に行き、「文楽にはもう行かない」と言ったそうです。よっぽど退屈やったんでしょうか、コスプレと違って。演目は「勧進帳」だったらしいですけど、その時弁慶を操っていた勘十郎さん、「大変な責任を感じています」と。
米朝さん、「文楽の苦しさは今に始まったことではなく、50年ほど前には道頓堀で興行していた松竹が手放した芸能なんだ」と。実際、松竹が今も引き続き興行している歌舞伎の方は女性ファンを惹き付けて成功してますもんね。もっとも私の印象では近頃の歌舞伎は少し観客に迎合し過ぎの感があると思いますけど。
文楽で一番わかり易いのは人形。人形には魅力があるのだけれど、どうも若い人には殊に「大夫の語る浄瑠璃の文句の意味がわからん」ということで敬遠されているようです。ほうか、やっぱり大夫かよぉ。
そこで米朝さん、「でもね、あれはもともと全部、わかろうとするようなもんでないんやで。でも、聴いているうちになんとなしにわかってくる。文楽というものは、ほんまに緻密で繊細な芸なんです。そのことは一度見ただけでは、わからんやろなあ」。何べんも通って血の通った補助金つけたって下さい。お願いします。
朝日新聞の夕刊に落語家の米朝さんが「口まかせ」というコラムを書いておられるのですが、文楽のかかる情勢を心配しておられました。人形遣いの桐竹勘十郎さんと会って話されたそうです。
勘十郎さん曰く、「私たちが補助金に頼って、ぬくぬくと生活しているわけやないんです。『上方芸能』の木津川計先生も言うてはりましたが、『儲かる文化』と『儲からへん文化』があって、文楽は儲からへん方の芸能なんです。儲かる文化やったら、昔から儲けてました」と。橋下さん、もっと営業努力せぇ言うてましたからね。
その橋下さん、一度大阪の国立文楽劇場に文楽を観に行き、「文楽にはもう行かない」と言ったそうです。よっぽど退屈やったんでしょうか、コスプレと違って。演目は「勧進帳」だったらしいですけど、その時弁慶を操っていた勘十郎さん、「大変な責任を感じています」と。
米朝さん、「文楽の苦しさは今に始まったことではなく、50年ほど前には道頓堀で興行していた松竹が手放した芸能なんだ」と。実際、松竹が今も引き続き興行している歌舞伎の方は女性ファンを惹き付けて成功してますもんね。もっとも私の印象では近頃の歌舞伎は少し観客に迎合し過ぎの感があると思いますけど。
文楽で一番わかり易いのは人形。人形には魅力があるのだけれど、どうも若い人には殊に「大夫の語る浄瑠璃の文句の意味がわからん」ということで敬遠されているようです。ほうか、やっぱり大夫かよぉ。
そこで米朝さん、「でもね、あれはもともと全部、わかろうとするようなもんでないんやで。でも、聴いているうちになんとなしにわかってくる。文楽というものは、ほんまに緻密で繊細な芸なんです。そのことは一度見ただけでは、わからんやろなあ」。何べんも通って血の通った補助金つけたって下さい。お願いします。