そうだったの蚊

テーマ:よもやま話
蚊の季節がやって来ましたね。夏は暑いだけならともかく、この蚊メが鬱陶しい。ところで、人の病気を運ぶ昆虫って二枚羽もしくは羽なしなんですってね。そう言えば、ハエも蚊も二枚羽で、ノミ、シラミは羽がない。

蚊は英語でモスキート(mosquito)っていいますけど、mosquiの部分はハエ、toが小さいってことで、即ち「小さなハエ」っていう意味だそうです。ハエと蚊、どちらも嫌ですけど、蚊は刺しますからね。

最近はありませんが昔はマラリアという病気が流行りまして、うちの父もマラリアに罹ったと聞いたことがあります。ちなみにマラリアとはイタリア語で「悪い空気」という意味だとか。

いや、マラリアなんて私たちには関係ないわ、と思うでしょ。ところがですよ、今から60年ほど前、まだ私生まれておりませんでしたけれど、その当時は何とマラリア総患者数の46%が滋賀県だったんだそうです。半分近くですよ。

琵琶湖が関係するのか?と直感的に思いますよね。どうやら、そうとも言い切れませんで、何とそのうち半分近くの患者は彦根に居たようです。彦根城の外堀が湿地帯になっており、そこが大量の蚊の発生源だったんですね。まかり間違えば、ひこにゃんはひこぷんとかいう蚊のキャラだったかも。

狂言に「蚊相撲」という演目があって、大名が人に化けた蚊と相撲をとって血を吸われてしまうような話らしいのですが、ここに登場する蚊の精も江州守山出身らしく、やはり昔から滋賀県は蚊とは縁が深かったようです。

まあ、そういや知事さんも...。


(参考図書) 「蚊の博物誌」 栗原毅/福音館日曜日文庫


アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2012/07      >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 1 2 3 4

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧