テーマ:言葉・漢字
昨日7月4日は米国の独立記念日でしたね。全米各地で御祝の花火が打ち上げられますが、日本でこの日に相当するのは建国記念日か?自主憲法を制定できた時がある意味、独立と考える人もいるでしょうね。

さて、独立の「独」という字を改めてながめてみますと、何でこの字を「ドク」と読むのか、また「獣偏に虫」という字のどこに、「ひとり」と意味が含まれているのだろうか?とはたと考えてしまいます。

で、例によって調べてみますと、そうか「独」は旧字体は「獨」でしたね。しからば「蜀」の字の意味を解明せねばなりませぬな。ちょっと大きくしてみましょか。

これはですね、「目が大きくて、桑の葉にくっついて離れない虫を描いた象形文字」と漢和大字典には書かれております。桑の葉につく虫ってカイコさんのことかと思いましたら、「芋虫、毛虫など昆虫の幼虫」のことらしい。

で、「犭(獣偏)」は犬を表します。ひつじは群れを成しますが、犬は一匹で持ち場を守ります。従って、「犭+蜀」の「獨」は「犬や桑虫のように、一定の所にくっついて動かず、他に迎合しないこと」を意味するというわけです。

しかし、これ何で「ドク」と読むんでしょうね。「ショク」ならわかるんやけど。桑の葉につく虫は毒(ドク)があるんでしょうかね?いずれにせよ、あまり良いイメージの字ではないのですが、やがて美しい蝶として文字通り見事「独立」するという暗示が込められているのでしょうか。

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