スカットランド

テーマ:よもやま話
大津のゴールでスペインに勝ったサッカー日本代表、という話題で先日書きましたが、そう言えば、サッカーのイギリス代表ってどうなってるんでしょうね。ワールドカップでは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドはそれぞれ別のチームとして出場しますよね。

オリンピックにはこれら4チームが単独で出場することはできず、過去11回の五輪に出場したイギリス(グレートブリテン)代表チームは、いずれも中身はイングランドアマチュア代表単独チームだったそうです。

さて自国開催となった本ロンドン五輪では、上記4協会の統一チーム結成が検討されたものの、スコットランドが反対し交渉が難航。その後紆余曲折の末、統一チーム結成で合意したものの、最終的なメンバーはイングランド(13名)とウェールズ(5名)の2協会の選手のみ選ばれたそうです。

ひゃ~、やっぱり同じ英国内でも、イングランドとスコットランドは仲悪いんですかね。東京と大阪の比とちゃいますね。さて、大津で思い出しましたが、スコットランドではオーツ(カラス麦)をすりつぶして牛乳と混ぜて煮た「オートミール」を食するようです。

ところが、イングランドでは「こんなまずいものは食えん」とばかりに、辞書の中で「オーツ(からす麦)」を説明するのに「イングランドでは馬にやり、スコットランドでは人を養うもの」と書いたそうです。これは、なかなか強烈です。滋賀県人が、他府県の人に鮒ずしを腐ってると言って捨てられるような気分です。

さて、これに対してスコットランド人のジェイムズ・ボズウェルという人は次のように返したそうです。(*1)

「おっしゃる通り!だから、イングランドでは名馬が育ち、スコットランドでは優秀な人材が生まれるんですね」

馬鹿にされた時、こういうスカットランドな切り返しをしてみたいもんですね。


(*1)
「大人の見識」(阿川弘之/新潮新書)   
「高校生からのゲーム理論」(松井彰彦/ちくまフリー新書) より


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