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リピーターに年賀状

テーマ:油甚本店
今年は何か気が進まなくて年賀状書くのが遅れております。例年は店と個人、合わせて500枚くらい出すのですが、今年はどうしましょうかね。

と、いつまでも言ってられないので、とりあえず本店のお客さんの分から書くことにいたしました。胡麻油等うちの商品を買って頂いて、その後リピーターとして地方発送の注文をして下さったお客さんが2000人弱いらっしゃるのですが、その方たちを再注文頻度や間近の注文回数などを考慮して重要度指数をはじき出します。

そして、上位100名に年賀状を出すことにいたしております。まあ、別に年賀状もらったからどうってことはないのでしょうが、少なくとも地元の会社同士が表裏印刷の無機質な年賀状をやり取りするいわゆる虚礼よりは、ずっと意味があるだろう、と自分自身を納得させております。

裏は、店舗内の写真を毎年変えて入れていますが、こちらはプリンター印刷。せめて表書きは、と筆ペンで宛名を書いていきます。もちろん、達筆というわけにはいきませんが、それでも毎年書いていると多少こなれても来ますし、第一、住所が全国津々浦々にわたっているので、そういう楽しみもあります。

ちなみに100名の分布は全国23都府県に及びますが、やはり地域に偏りはありますね。一番北が群馬で南は沖縄。でも、北海道、東北、四国のお客様はベスト100の中にはいらっしゃいません。

一番多いのは大阪府で2割以上をしめます。何やかんや言うて大阪のおばちゃん達はやっぱりええお得意さんですわ。東京と兵庫が10人ずついらっしゃり、その後愛知、奈良、福井、岐阜、三重と続きます。

やはり、人口密集地、および近県が多いですね。ちなみに、47都道府県の中で、リピーターのお客様がいらっしゃらないところが3つだけありました。どこだと思います?

徳島、佐賀、宮崎。不思議なことに、自分自身訪れたことのない県ばかりです。こういうことってあるのでしょうか。四国や九州でも他の県には行ったことがあるのに。こちらからまず訪ねよ、ってことなんでしょうか。

黄金の日日

テーマ:よもやま話
12月4日に閉幕した江・浅井三姉妹博覧会。私どもからほど近くの歴史ドラマ50作館で、「私の好きなヒーロー&ヒロイン人気投票」が行われていたのをご存じでしょうか?いわゆる過去の大河ドラマ登場人物の人気投票。

32000人ほどの投票があったそうで、1位は江(29%)で2位が篤姫(12%)。脚本家が同じだからか?3位は坂本龍馬(12%)。去年の大河だったから?4位が信長(9%)で、以下石田三成、伊達政宗、初がほぼ同数(4%)で続くという結果。

私も投票しましたよ。って誰に?え~、呂宋助左衛門に。って知らんか?私が高校生の時に放映された「黄金の日日」の主役で、松本幸四郎さん(当時市川染五郎)が演じておりました。

栗原小巻、川谷拓三、根津甚八、丹波哲郎、林隆三などなど今でも出演者をよく覚えています。信長は高橋幸治で秀吉が緒形拳と「太閤記」以来のゴールデンコンビ。さらに、島田陽子や夏目雅子もきれいだったなあ。何か、それまでの大河ドラマとは匂いが違い、惹かれるものがありました。

今月の日経新聞「私の履歴書」は、その松本幸四郎さんが執筆されているのですが、このドラマについても言及されておりました。「私は基本的にテレビは、演じるのではなく、その人物を生きるものだと思っている」。なるほど、呂宋助左衛門を生きていたのが伝わってまいりました。

歌舞伎役者としては、弟の中村吉右衛門さんの方が私は好きなのですが、松本幸四郎さんはミュージカルや現代劇など活躍する舞台が広いですね。低視聴率で予定より早く打ち切られてしまった、「天才柳沢教授の生活」というドラマ大好きでした。

堅物の大学教授を幸四郎さんが演じ、奥さんが松原智恵子。娘が3人(戸田恵子、川原亜矢子、国仲涼子)いて、その夫、恋人役が小日向文世、山口智充、佐藤隆太とそうそうたるメンバーだったんですけどね。うちの家族はみんなハマっていたので、なぜ視聴率が低かったのかちょっと理解できませんでした。

あ、そうそう、先の私の履歴書に、「『黄金の日日』を高校生の時に見て、人生の指針にしたといってくれた人に十数年後に出会った」と書いてありました。その人とは劇作家の三谷幸喜さん。やっぱりわかる人にはわかるんですね、良さが。

♪ダバダ-ダ、ダーダバダー、ダバダー。違いのわかる男のゴールドブレンド、いやゴールドデイズ(黄金の日日)でしたね。

シャッポ

テーマ:油甚本店
ご存知の通りうちは油屋なんですが、胡麻油などを瓶やポリ容器に小分けして販売しております。で、油を容器に入れるまではいいんです。昔ながらの量り売りの容量で、柄杓ですくって漏斗を通して流し込む。

問題は、「ふた」なんですね。特に油ですので、こぼれたら大変。カチっと締めなければなりません。大量生産、大量販売ではありませんから、このふた閉め、いわゆる「打栓」も手仕事となります。

一般的には手動式打栓器を使っておられるところが多いようですが、びんの場合などは、打栓器がなくても梃子の原理を使えば、割と容易に打栓は可能です。

しかし、ポリ容器の場合は別です。上下から力がかかると、ポリ容器自体がぐしゃっとつぶれてしまうのです。そこで、プライヤーを板金屋さんで、下のように加工してもらって、これで打栓をしているのですが、冬場などふたが硬くなり、相当力が要ります。

そこで、蓋の隙間に油を注して、いわば潤滑油の力を借りて着栓していたわけですが、どうしても油が染み出して容器が汚れてしまうという難点があります。

ポリ容器対応の打栓器もあるようで、専門業者に問合せたところ、何と10万円近くするとのこと。どうしたものかと悩んでいたのですが、事務員さんが「蓋を電熱器で温めてはどうか?」と発案。早速、昔お祝い返しか何かで頂いたまま放置してあったものを物置から出して参りました。

最初、直置きいたしましたら、さすがに温度が高過ぎましてプラスチックの蓋が溶けてしまいました。こらあかんということで、またもや事務員さん「要らん皿ありませんか?」「はいはい、ありますよ、いくらでも」ってことで、皿の上に蓋を並べて加熱。


今度はプラスチックの蓋が適度に柔らかくなり、スムーズな着栓に見事成功。これで悩みは一気に解決。現在巷に流通しているアイデア商品の多くは主婦の発想によるものらしいですが、剛より柔で攻めた事務員さんの発想には「シャッポ」を脱ぎました。おっと「シャッポ」をつける話でしたね。

天長地久

テーマ:よもやま話
以前、たかじんの番組で、中国人でありながら日本に帰化した学者である石平氏が「孔子と論語は日本で開花した」といったような話をされたのが印象に残っていて、その後「私はなぜ中国を捨てたのか」という著作を手にとってみました。

中国の思想家として、我々はまず孔子を思い浮かべ、昔の人たちほどは「論語」に対する造詣も深くはないものの、その教えは格言や四字熟語などで聞いたことがあったり、何より日本人の道徳観の骨格をなすといっても過言ではないかもしれません。

しかし、かの孔子の思想は毛沢東の文化大革命で完膚なきまでに捨て去られ、「共産主義教育」によって「論語」も葬り去られた状態だとか。幼い時に祖父から学んだ「論語」の研究が多くの日本人によって行われ、その思想が日本に息づいていることに石平氏は感銘を覚えたようです。

さて、今日は天皇誕生日ですが、かつては「天長節」と呼ばれておりました。この「天長節」という言葉の出典は「天長地久(天は長く地は久し)」で始まる老子の中の「韜光第七」という節だそうです。

「天地は長久である。天地が長久であり得る訳は、自ら生きようという意識がないからである。故に、よく長久でありうるのである。

だから、天地のこの無私の態度にならう聖人は、自分の身を後にして、他の人々を先に立てようとするが、かえって人々から慕われて、その身が先に立てられるようになり、自分の身を考慮の外に置いて、人々のために尽くすが、かえって人々から大切にされて、その身が存続される。

それは聖人の無私の態度からそうなるのではないか。無私だからこそ、その大我が完成されるのである。」

石平氏は、ここで語られる「天地長久」の摂理と、それに適った「無私」の聖人の道は、それはそのまま万世一系の日本の皇室のあり方そのものではないか、と指摘しています。無私だからこそ長久。いくら政権が変わっても日本国が安泰であるのは、皇室があるからと。

中国人が捨てた、中国の智慧。英語も大切でしょうけれど、日本人は孔子や老子の思想をもう一度学び直すべきではないでしょうか。最後になりましたが天皇陛下のご健康を心よりお祈り申し上げます。

週末の食卓(48)

テーマ:週末の食卓
(その1)
外出から帰ってくると母が私に

母: おい、おまんが留守の間に年末の挨拶に来ゃあったで

私: 誰が?

母: あのぉ~、ほれ、プロポリスが

私: プロポリス????

(プロポリスといったら、確かミツバチぶんぶん)

私: 何でそんなところが挨拶に?

母: 知らんがな。カレンダーも持って来ゃあたで

見ると、

だった



(その2)
日曜日の朝、はりきって店番に出てくる母。
寒いので、気が付けば事務室のストーブの前に転がっている

そして、1日が終わる

母: 今日はお客さん無かったなあ

私: ほらほうや、一日中ストーブの前で寝てたがな

母: 寝てへんでぇ~

私: 寝てん?ほんなら何してたん?

母: じっと転がってた

私: いびきかいてたがな、お客さんようけやある時に


我が家では店の事務室が一番狭くて暖かいのだ




(その3)
冬の食卓は、やっぱり鍋。鍋の日は食卓につくと歌う歌が決まっている

母: ♪マロニーちゃ~ん、マロニーちゃ~ん

それも、おもいっきり音をはずして

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