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オリジナルな酒

テーマ:よもやま話
何年か前に曳山祭の山組の間で、自分ところの山の名をラベルにした日本酒をつくってもらうのが流行ったことがありました。北町組さんが中身が七本槍か太湖かは忘れましたが「青海山」を、御堂前組さんが藤居本家さんで「諫皷山」というラベルの酒を作ってもらわれたのを覚えております。

我が「翁山」も作ろうか!という話は全く盛り上がらなかったわけですが、そうこうしているうちに山形県の尾花沢に本当に「翁山」という酒があることをネットで発見いたしまして、早速取り寄せて、さもオリジナルを作ったかのごとく他町の若衆をだましたこともありました。

なぜそんなことを思い出したのか?実は一昨日大津で滋賀日石会の新年会が開催されました。会場は♪びわ湖温せ~んホテル紅葉、だったわけなんですが、そこで発見いたしましたのが
これこのお酒その名も「紅葉」
このくそ寒い時期に紅葉はないだろうとのご批判もないわけではありませんでしたが、ともかくこのお酒、味はともかく(やや甘口)ラベルを見ますと
これこの通りよく見えませんが
「佐々木酒造」と書いてあります。

そうなんです私の親元なんです
てことで、ホテル紅葉さんが、佐々木酒造に頼んで「紅葉」というラベルの酒を作ってもらった(青海山、諫皷山方式)のか、たまたま「紅葉」という酒があるのを見つけて佐々木酒造さんから取り寄せたのか(翁山方式)は定かではございません。

いずれにせよ、こういうことは清酒業界では一般的に行なわれているんでしょうね。「こぶろぐ」という名の濁り酒なんかいかがでしょうね。私も超辛口の酒「じんとにっく」でも作ってもらおうかな。でも中身が日本酒では洒落にならんか。

若干違ってます

テーマ:言葉・漢字
「じゃっかん」という言葉、よく使います。漢字で書くと「若干」もしくは「弱冠」。意味の違いはわかっているつもりですが、間違えて入力しても見過ごしがちであります。

先日のオフ会の際、えきちょんさんのことを「若干25歳」と表現いたしました。最初に書いた時は違和感を全く感じなかったのですが、公開後何時間も経ってからようやく誤りに気がつきまして、「弱冠」と訂正いたしました。

礼記に「二十を弱と曰ひて冠す」とあるように、古代中国では男子20歳を「弱」といい、この齢になると元服をして冠をかぶるようになる、ことから「20歳」のことを「弱冠」というようになった、と学校で教わりましたよね。でも、一般的に「年が若いこと」とも解釈され、大辞泉には「弱冠27歳で代議士に当選した」という用例が書かれております。

ところが厳密に言うとこれも間違いなんだそうです。「雑学大全」には、20歳以外は弱冠ではなく「弱冠20歳」というのは「20歳の男性」の強調表現である。さらに、女性や「15歳」「24歳」などに「弱冠」をつけるのはちょっとおかしい、と書かれておりました。

さらに追い討ちをかけるように、「『若くして』あるいは『こんなに若いのに』というニュアンスで使っているのだろうと思いますが、意味を知ると、そういう使い方は恥ずかしいです。よく見かけますが」だって。何だよ、オレのことかよ?

一方、「若干」の方は「少しばかり」という意味ですが、こちらはまず、「干」という字を「一」と「十」に分解するんだそうです。そいでもって「若」ですが、これは「若い」んじゃなくて「ごとし」の意味ですね。つまり「若干」とは「一のごとく、十のごとし」で1から10までのいくつかはっきりしない数、ということになるそうです。

やっぱり、「若干」に「若い」っていう字が含まれているところが紛らわしくて、誤用する原因なんでしょうね。誤用といえば、昔「若干名募集」という店員募集広告が出ていて、「わ~、若い人 千名(せんめい)も募集しゃ~るんや」とびっくりしていた人を思い出しました。昨今この不景気ではそんな間違いするやつはもうおらんやろなぁ。

(追記)
気がつきましたら今日は1月15日。私の中では今でも今日が「成人の日」でありますが、メイさんの1年前のブログによりますと、「アダルトの日」ではあるそうです、とりあえず...。


ためいけが出ちゃう

テーマ:まちづくり
雪を頂いた伊吹山が三島池の水面にくっきりと映る「逆さ伊吹」。湖北を代表する絶景の一つだと私には思えます。
ところで皆さん、「ため池」ってご存知ですよね。あの~「雨が少ない地域なんかで灌漑用に人工的に雨水を貯めておく池」みたいな感じで習いまして、確か瀬戸内地方の香川県なんかにたくさんあるんですよね。(下の写真は有名な満濃池)

それが何か、って?私の中では三島池が「ため池」っていう意識は全然なかったんです、ついこの間まで。だって、「ため池」って何かあまりイメージ良くない言葉じゃありません?

さて、このブログにしばしばコメントをいただきます「くんさん」。酒をこよなく愛し、同窓会幹事を趣味とする私の同級生であります。その彼から先日「折り入ってお願いがあるんやけど」とお願いごとをされました。

くんさんによれば、農林水産省が全国の287のため池から「ため池百選」を一般投票によって決めようとしているんだそうです。

目的は「地域にとっての資源であるため池が、農地を潤す水源として、また地域活性化の核として保全・活用される取組の機運を醸成するとともに、ため池の有する多様な役割と保全の必要性について国民に理解と協力をいただくこと」だとか。

で、287の候補のうち湖北地方では三島池と西池が上がっているそうです。くんさんのお願いというのは、「三島池と西池に投票してもらえるように皆に呼びかけてもらえないか」という郷土愛の発露から来るものでありました。「そんなもん、自分でブログ書いて頼んだら」とすげなくお返事したものの...。

インターネットでの投票が可能で、期限は1月8日~2月8日のこと。私も早速、三島池に投票したのですが、アンケートで「住まいは都市部ですか農村部ですか?」と聞かれます。質問に他意はないと思いますよ。ため池は淡水ですんで鯛はない。

くだらない地口にためいきをつく前に、ため池への投票を!我儘な同級生に成り代わりお願い申し上げます。




カイロの日和

テーマ:言葉・漢字
皆さん「カイロ」と聞いて、何を思い浮かべますか?おそらく、2:6:2くらいの比率で分かれるのではないでしょうか。いや季節柄100%近く、あれになっちゃうかな~?

そう、その「あれ」なんですけど、これカタカナで書きますが立派な日本語なんですよね。漢字で「懐炉」と書きます。文字通り「懐(ふところ)に入れて暖を取る道具」ということであります。昔は金属のカイロにベンジンを入れて布袋に入れて持ち歩く、というのが一般的でありましたね。

最近はもっぱら「使い捨てカイロ」が幅を利かせております。しかも「張るカイロ」というのが主流のようです。どうやら、張る位置によって体を温める効率が違うようでありまして、尾てい骨の上部、つまり尻に近い位置に張るのが最も効率的で、上半身に加え、下半身、さらに指先・二の腕まで温感が行き渡るそうです。(日経プラスワンより)

これは、尾てい骨の上部に仙骨があって、そこに「次髎(じりょう)」という冷えに効くツボがあり、そこを温めることによって自律神経が活性化し血管が開き血流がよくなる、ということなのだそうですの。

いや私しゃそんななまっちょろいもんではあきまへんでぇ、「バリバリバリ」っと背中をやる荒療治でしょ?と、あの「カイロ」を思い浮かべたお方、こちらの「カイロ」は日本語ではございませんで、ギリシャ語だそうです。「カイロプラクティック」などと申しますが、「カイロ(chiro)」が「手」、「プラクティック(practicos)」が「施す、技術」といった意味で、これまた文字通り「手わざ」ですな。

最後に、国際的で旅行好きでリッチなあなたが思い浮かべた「カイロ」。そう、それはエジプトの首都。もちろん私は行ったことはござんせんが、この「カイロ」の語源は2説あるそうで、一つは「勝利者」を意味する「アル・カーヒラ」が転じたもの、もう一つはエジプト語の「火星」だそうであります。

「待てばカイロの日和あり」と申します。いくら待ってもエジプトのカイロへの旅行などへは行けそうもない我々庶民は「尾てい骨に張ったカイロでぽかぽか温かくなるのを待つ」のがせいぜいでありますな。おっと、このことわざの「カイロ」は「海路」でありましたわ。もう帰いろ。

残りエビス

テーマ:まちづくり
今年の十日戎は、9日(土)、10日(日)、11日(祝)と史上最強の日程でありました。それぞれ宵戎、本戎、残り戎と呼ばれますが、当然10日の本戎が最高の人出となりまして、今年はぱんやさんのブログにありましたように、本殿から鳥居まで参拝客が並んだそうであります。

さて私、9日(土)の宵戎に終日福飾りの販売奉仕をさせていただいたのですが、その時に自分ところの古い福飾りを持参するのを失念いたしまして、結局昨日の残り戎に再度赴き、新たな福飾りを求めてまいりました。

そして、前もって献灯もさせていただいておりましたので、その引換として記念品も頂戴し、さらに富くじ券もついておりました。で、早速富くじ所へ

毎年、同じようにお参りし富くじを引いておりますが、頂戴するのはハズレの飴ばかり。娘が幼い頃は「私、この飴だ~い好き」なんて言っておりましたが、先日「おまえ、あの飴好きやろ?」と尋ねましたら、渋~い顔をしておりまして、もはや我家ではあの飴は招かれざる客のようであります。

とは言え、富くじを潔く放棄する度胸もありませんで

「いや私これ当ったことないんですよね~」と、その場所でご奉仕なさっている方にとっては聞きたくもなければ興味もないような言い訳をしながら、ガラガラくじを回し始めます。チャンスは4回。

あっ●、あっ●、あ~●と、あっという間に白玉3連発で、
あめちゃん3つですがな

ところ~が、奇跡が起こりました。何と最後に赤玉が!(本当は3発目に出たんですが)。富くじ所が一瞬ざわめきまして、けたたましく鐘が鳴り響きます。「おめでとうございます!1等賞が出ましたぁ」

という事で、頂戴いたしました1等賞の「液晶テレビ」
いや、日本酒1升

なお、献灯寄進者に対する特別祈祷もしていただきましたが、昨年は10日の本戎だった為か十数名で共同で受けたんですが、今年は何と私たった一人、たった一人で本殿でご祈祷を受けまして、戎さんの福をくまなく頂戴して参りました。

これまで、どちらかと言いますと「残り物に不服」な私でしたが、今年は「残りものに福」?「うん、それあるかも~」的な十日戎最終日でございました。


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