うえのにGO

テーマ:旅日記
上野樹里が大河ドラマ「江」のヒロインに決定!したようですね。寝ても醒めても樹里ちゃん、って方もいらっしゃるんでしょうが、今日は「煮ても冷めても」のお話です。


これ、大正時代の宮島あなごめしのレッテルです。畳の下をめくったら出て参りました。

な~んてね!

いや、実はこれ、宮島みやげに買ってきたんです。一昨日から1泊で広島方面に研修旅行に行って参りました、昨年の6月に東北へ行った専門店会(擬似?)青年部のメンバーで。1年に2回も旅行?と誤解を生みそうですが、昨年の6月の旅行は前年度分がずれこんだ結果ですので、1年に1回だけですよ。

さて、旅の最後が宮島だったのですが、宮島といえば「あなごめし」。これを土産に買わずにいらりょうか、であります。特に数ヶ月前にTV番組で、「うえの」という店が紹介されていたのを見て、必ずここで買おうと決めていたのです。

本当は2つとも土産にする予定だったんですが、新幹線の中で待ちきれませんで、そのうち一つを食べちゃお、ってことに。
上記とはまた違うデザイン
これ食べましたのが、確か夕方5時半頃だったと思います。帰ってから調べましたらね、このお弁当は作りたてより、2、3時間ほど時間が経つことで、より味がはっきりとして美味しくなる、と書かれており、最高のタイミングだったかも。

最近の駅弁は容器もプラになりまして、素材と容器は分離したものとなっておりますが、この「あなごめし」は焼きたての穴子と炊き立ての味飯が「経木の折箱」に詰められており、なつかしい経木の香りが素材と相俟って、実に駅弁らしい風味を醸し出しているのです。

江戸前のふわふわととろけるようなあなご寿司も魅力ですが、少し歯ごたえはあるものの、うまみが凝縮したこのあなごも実に味わい深いものです。添えられた奈良漬とたくあんも絶妙のハーモニー。

dancyuという雑誌に書かれた柏井壽氏の記事が、次のように「うえの」さんのHPに掲載されておりました。

『出来立ての熱々の料理か、冷めたそれか、どちらが美味しいかとなれば、当然のごとく前者に軍配が上がるのが世の習いだ。ましてやそれが「ご飯もの」となると、より一層その傾向が顕著になる。たとえば「鰻重」。炊き立てのご飯に焼きたて熱々の鰻がのるのにまさるものはない。

だがたとえ、姿形は似ていようと、「穴子飯」となると、その常識はあっさりと覆されてしまう。とはいってもそれは、ただひとつ、安芸の宮島へと渡る船着き場に古くから店を構える「あなごめし うえの」に限って、の話なのではあるが。

穴子の骨からとった出汁に味をつけて炊いたご飯、じっくりと焼き上げた穴子、ただそれだけの取り合わせであるのに、まるで複雑に糸を絡ませた織物のように、幾重にも旨みが重なる。昼まで待ちきれずに蓋を開けたアルマイトの弁当箱にも似て、つくり手の心がしみじみ伝わる「穴子飯弁当」。冷めるとなお一層美味しさが際立つ。』

ぜひ皆様も安芸宮島に行かれましたら、この味をお試し下さいませ。(旅日記、しばらく続くかも...。巻き戻し方式にしようかな)

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