除雪紛紛

テーマ:言葉・漢字
どうも今年は雪がすごいことになってますけど、さすがに「雪どけ」の話題が頻繁に出てまいりますね。先日MashiToshiさんも、同じようなことを書いておられたんですが、「雪どけ」という文字をしばらく眺めておりますと、「雪どけ?雪どけね~」とどうもひっかかります。

まあ、「雪をどける」ことだってことはわかるんです。でもですよ、じゃあ「春になって降り積もった雪がとける」のは何だ?これも「雪どけ」、いやこれこそ「雪どけ」ではないのか、と考え込んでしまうのであります。

ウィキペディアで「除雪」を調べてみますと、地方によって「雪掻き(かき)」「雪除け(よけ、のけ)」「雪避け(よけ)」「雪片し(かたし)」、「雪透かし(すかし)」「雪撥ね(はね)」「雪寄せ」「雪投げ」「雪掘り(ほり)」「雪放り(ほり)」とさまざまな呼び方があると書かれております。

日本一積雪の多い新潟県では、雪の多さに比例して「雪掻き」「雪除け」「雪掘り」と地域で呼び名が違うようでして、「雪掻き」と言うのは比較的積雪量の少ない沿岸部の新潟市くらいとのことだそうです。

また少し古いのですが「日本の標準」というサイトがあって、その中に「除雪の呼び方」を投票で調べたものがありました。雪国と雪国以外に分けて投票を求めており、その結果、「雪かき」が雪国以外では70票中67票、雪国でも33票中24票と他を圧倒しておりました。

ちなみに大辞泉に載っているのは「雪掻き」だけでありまして、やはりこれが標準語のようであります。まあ当然意味はわかりますが、我々湖北ピープルはこうは言いませんね、やっぱり「雪どけ」ですよね。漢字で書くと「雪退け」。

ちょっと待ってくださいよ。「雪どけ」っていう言葉、調べた中にどこにも出てないじゃないですか。この「邪魔だからちょっとどいてくれるぅ」的な感情のこもった「雪どけ」って、やはり湖北特有の言い方なんでしょうか?


(追記)
街なかは雪の捨て場もなく、かつては雪どけに往生いたしましたが、曳山博物館開館に伴い、うちの通りには融雪装置が設けられました。従って我家の場合「雪どけ」は「雪退け」から「雪融け」になりました。感謝

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