和からし

テーマ:油甚本店
当店の片隅に、さも目立たなさそうに置かれたこの商品
君は一体何者なのか?
近づいて見てみましょう。
ふむふむ「和からし」のようで。

そうなんです当店では、
新潟から仕入れたこのような棒状の袋に入った和がらし粉を、小分けして100g入り250円で販売しておるというわけです。

何ゆえ油屋が「和からし」を?当然の疑問であります。昔っから売っていたのですが、当の私自身も不思議に思っていたくらいですから。

そもそも、からしの原料とは何なのか?ここから考えますと光が差してまいります。これは、アブラナ科に属し5月に黄色い花を咲かせる、「からし菜」の種子が原料として使われているそうです。

「アブラナ」が出て参りましたねぇ。そうですね、アブラナの種を絞った油が「菜種油」、そしてその絞りかすが「油粕」。これらは当店が扱っております商品ですから、昔製油を行なっていた時に、これらの関連で「からし」も扱うことになったのではないか、と推測するのであります。

さて、からし菜にもいくつか種類があるようで、和からしは「やや小粒で色がいくらか濃い目」、洋からしは「粒が大きく色は薄目」で、黒からしは「大きさは和からしと同じくらいで、色は濃いブラウン」といった見た目の違いもあるのですが、

おでんなどにつけ過ぎて鼻にツーンとくることがあると思いますが、この「ツン辛」すなわち、揮発性の強烈な辛味成分であるアリル芥子油(アリルイソチオシアネート)を発生させるのが「和からし」なのです。
 
おでんといえば、皆さんが家庭でお使いになるのは
とかですかね?
こういった市販のからしに飽き足りない方、久しぶりに鼻の穴に強烈な刺激が欲しい方、一度「和がらし粉」をお試し下さいませ。

なお、杯に適量をぬるま湯に溶いて割り箸でかきまぜるのですが、憎たらしい人の顔を思い浮かべながら、思いきりかき回すことがおいしさの秘訣だとか....。



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