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暗礁番号

テーマ:保険・金融
先日、某銀行へ行って、ATMコーナーの列に並んでいたら、1台の機械の前でおばあさんが女性行員を相手にごちゃごちゃ言うてやありました。

何言うてやあるんやろな~、とちょっと耳をダンボにいたしますと、

「あのな10万出したいんやけど、出てこへんのや」
「お客様、お引出しには暗証番号が必要となりますけど...」

「暗証番号?何番ですやろ?」
「それは私に聞かれましても...。お客様がお決めになることですから」

「さあて、私は大正○○年の○○月○○日生まれですんや」
「お誕生日が暗証番号ですか?」

「暗証番号?さてなあ、何やったかいなあ...」
「まあ誕生日とか住所とかを暗証番号にされている方は多いみたいですよ。一度やってみましょうか?」

「やって」
「いや、私がやるわけには参りませんので...、画面の指示に従って押してください」

(おばあさん、トライするが時間がかかりすぎて失敗)

「ちょっと、時間がかかり過ぎちゃいましたね。もう1回」

(再度チャレンジ)

「あっ、うまく行きましたねえ。あの~お客様、暗証番号に誕生日や住所をお使いになると危険ですので、変更をお勧めいたしております。すぐにお手続できますけど...」

「ええわ、もう使わんし...」


確かに、番号変えたら、このおばあさん2度とお金の引き出しできないでしょう。今回だって誕生日が暗証番号だったからうまくいったんやんか。暗証番号って結局「暗礁番号」ちゃうん?

「買物は商店街で協会」より

テーマ:まちづくり
本日は、「買物は商店街で協会」より大切なお知らせがございます。会長のえべっさん(何せ商売の神様ですから)に成り代わりまして発表させていただきます。

え~、先週、ではなく1ヶ月ほど前に既に「SENSHU」さんのブログでご紹介がございましたように、12月1日よりシュッセカードの長浜倶楽部にて、「10,000円を12,000円に」交換いたしております。

「つまり、2,000円くれるってことかよ?」と走り出したあなた、ちょっと待て!そんな甘い話は暫・あんぱん・親玉饅頭でぇ~。

正確に申し上げますと、10,000円で「長浜倶楽部加盟店で使用できる12,000円分のお買物券」がもらえるという話でございます。なお、10,000円分のお支払いは現金だけでなくシュッセカードに溜まっているポイントとの組合せ(例えば5000円と5000ポイントとか)でもOKです。

でも、商店街ってそんなに行かへんし使い切れんわ~、とおっしゃるあなた。ごもっともでございます。しかし、買物券は1,000円×12枚。しかも、来年の5月までに使えばよろしいのよっほっほっほ。またぁ、加盟店には普通の商店以外の飲食店・レストランとかもありますから、お食事にも使っていただけますよ~ん。

先着300名様、ということですが....、このおいしいニュースがまだ知れ渡ってないのか、ハナから商店街は無視されておるのか、まだ70名くらいしかお見えではないとのこと。

ちなみに、コブログブロガーでシュッセカード加盟店のお店は、ねむりはかせ、ぱんやさん、まーぼうさん、SENSHUさん、アロマ大使さん、KOYAMAJINさん、こめかさん、吉えもんさん、白さん、ヴェリータさん(黒壁協議会)、そして油甚であります。もらしてたらご免なさい。

こういうことは思い込みが肝心です。ほ~ら、あなたはだんだん商店街で買物がしたくな~る。シュッセカードが作りたくな~る。12000円分の買物券がほしくな~る。ついでにシュッセカードの加盟店になりたくな~る。(催眠商法ではありません)



(注)なお、「買物は商店街で協会」は目下のところ、なんちゃって会長のえべっさんと、なんちゃって会員の私の2名だけでありますが、順次会員増強の見込みであります。昨日tossanが新規加入いただいた、と勝手に信じておる次第です。

ボンバイエ

テーマ:まちづくり
少し前(9月頃?)に長浜観光協会が来年の盆梅展のPRポスターをお作りになられました。

盆梅「不老」の横で、金扇子を持った和装の長浜観光協会長が驚きのポーズで立つ構図。JR駅構内や列車の吊り広告として掲示されているようです。

ところが最近街の中には、これとはうんと趣を異にする盆梅展のポスターが目立つようになりました。

いかがでしょうか?「これは~、はっきり言ってヘルスセンターのポスターですね!」とおっしゃった方もいたそうで、この写真では不鮮明ですが、赤塚不二夫漫画を思わせる、とにかくこれまでの箏曲「春の海」が似合う盆梅展のイメージをひっくり返す代物であることは間違いありません。

製作側としては、「とにかく目立つことが肝要」とのスタンスから、ショッキングな色合い、そして長浜の名所を全面にちらばめた、このど派手ポスターを採択された模様であります。ちなみに、こちらは「地元向け」のポスターなんだそうです。

対外向けと地元向けを区別する理由と、その格差が今一つ理解できないのですが、どうせならこちらを外向けのポスターとして使って欲しかった、と思います。「春の海」の代わりにこちらのテーマ曲を流しながら観賞していただくとぴったりかと存じます。



(追記)
「猪木ボンバイエ」は、元々モハメド・アリが入場曲として使っていた「アリ・ボンバイエ」を猪木に送ったものらしい。「Boma ye(ボマ イエ)」が正しく、「彼を殺せ」「やっちまえ」というリンガラ語だとか。

確かに上記のポスター「やっちまったな」と思います。

ウーマン・オブ・ザ・イヤー

テーマ:まちづくり
「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」って聞いたことありますよね~?日経WOMANという雑誌が、その年各界で最も活躍した人を表彰しているのですが、今年の大賞(つまり総合1位)に輝いたのが、何と都市計画プランナー/株式会社まちづくりカンパニー・シープネットワーク代表取締役の西郷真理子さん、であります。

この顔をご覧になって、「あ~ん、あの人か。時々長浜の街歩いてや~るやん」と思われた方も少なからず、いや少ないかもしれませんが、いると思います。

そうなんです。先生はここ20年間ほど継続して長浜の商店街活性化プロジェクトにコンサルタントとして関わっておられ、現在の中心市街地活性化計画でもお世話になっておりますが、我が博物館通りのまちなみ整備についても、助言・提案・設計と携わっていただきました。

長浜以前に、まず蔵の町川越のまちづくりで名声を博し、さらに最近では高松市の丸亀町商店街の再開発を牽引されたことが受賞の大きな要因となっているようです。丸亀町商店街の売上げは再開発前の3倍の30億円、通行量が1.5倍に増加し、日本の商店街の再開発成功事例として国内外の注目を浴びているとのこと。

ちなみに今年(2009年)最も活躍した人なのに「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2010」なんだそうですが、歴代大賞を受賞した方々(敬称略)を見てみますと、

2000年   iモード       松永真理      
2001年   ハリーポッター訳    松岡佑子
2002年   小布施       セーラ・マリ・カミング

2003年   バウリンガル     小川善美
2004年   オリンパス       唐木幸子
2005年   インテグレックス    秋山をね

2006年   国際協力NGO  木山啓子
2007年   ディー・エヌ・エー    南場智子
2008年   補助人工心臓   野尻知里

そして昨年、2009年は ユニクロ「ブラトップ」「ヒートテック」開発の白井恵美さん、だったそうです。ちなみに、半分以上の方を存じ上げないんですが、とにかく素晴らしい賞を受賞なさいました西郷先生、本当におめでとうございました。


「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」   
今度はあなたの番かもしれませんよ....。







坂の上のアイドル

テーマ:曳山・歌舞伎
最近のTV番組の楽しみ、は何と言ってもNHKの「坂の上の雲」であります。個人的には司馬遼太郎氏の最高傑作だと思いますし、キャストもこの上ないオールスターの様相を呈しております。

とは言うものの、ドラマは昨日第2話を終えたばかり、まだまだ主人公達かくあり、という紹介の段階です。なので、ドラマの本筋について語る状況にはまだ達してはおりません。昨日の放映の中で目に留まったのは、東大の予備門に通う秋山真之や正岡子規や夏目漱石らが、息抜きに「娘義太夫」を見に行く場面でした。

ブログでご紹介しております通り、私は三役塾で義太夫を稽古し、垂井の祭やゆう歌舞伎に出場させていただいたり、素義会という発表会なども行なっております。この義太夫なのですが、実は江戸時代の安政年間(1772)から女浄瑠璃、つまり女性による義太夫が流行し始めたという歴史を持っているのです。

「坂の上の雲」の時代設定は日露戦争(1904年)の前後ですから、女義太夫が始まって100年少し経った頃というわけですが、学生達が若い女性が語る義太夫を、それこそかぶりつきでわいのわいの言いながら鑑賞しているところが番組に出て参りました。

太功記十段目という長浜の曳山歌舞伎でも最もポピュラーな芝居の中の「操(光秀の妻)のくどき」という部分を女義(女性の太夫)が唄い上げておりました。彼女たちは、この時代のいわば「アイドル」だったわけで、若い男達はこぞってこの娘義太夫におしかけて声援を送っていたそうです。

娘義太夫全盛時代の主流がこの「女形」=「歌い型」と呼ばれるもので、女義たちは絶叫して最後は簪(かんざし)を落とすほどまでに燃え尽きることから「簪落し型」とも呼ばれ、それを見て「どうする、どうする、どうする!」と声を掛けた男達は「どうする連」と称されたようです。

一方これに対して「男型」という「語り本位型」の女義太夫も存在し、こちらは現在もその流れが継続されているというわけです。以前に読んだ「知らざれる芸能史 娘義太夫」(水野悠子/岩波新書)という本に書かれていたことを、まさか「坂の上の雲」の番組の中で見られるとは思っておりませんでした。ご興味ある方は是非ご一読下さいませ。
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