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関の山

テーマ:まちづくり
昨日、「第1回長浜市歴史まちづくり協議会」が開かれまして、委員の一人として出席して参りました。

歴史まちづくり法というものができまして、「歴史上重要な建造物とその周辺市街地」と「その地域固有の歴史、伝統を反映した人々の営み」が一体となったものを「歴史的風致」と称し、それを維持・向上する計画や活動に国が支援することになり、長浜市もその「歴史的風致維持向上計画の認定」を受けるべく動き出したというわけです。

ちなみにこの認定を最初(本年1月)に受けたのは、金沢、高山、彦根、萩、亀山の5市なのですが、三重県亀山市の事例の中で歴史的風致として「関の山車」が含まれているのが目に留まりました。元々は関町だったのですが、吸収合併により現在は亀山市となっているのですね。

皆さん、「関の山」という言葉をご存知だと思います。、「なし得る限度、精一杯」という意味ですが、以前平成教育委員会という番組の中で、その語源が問題となっており、それによると「三重県の関町の祭りに使う山車が、その地域では有名だったが、京の祭りなどのものと比べると見劣りするものだったことから」来ているとのことでした。

しかし、こんな否定的な解釈を地元の人たちは容認しているのだろうかと疑問に思い、ネットで調べてみると、やはり一般的には次のような解釈がなされているようです。

「伊勢の国、関宿(三重県関町)の八坂神社・祇園祭に出る山車がとびきり豪華で、これ以上のものは出来ないと思われたところから生まれた言葉だという。また、関は道幅が狭く、それ以上大きな山車だと通ることができないということに由来するなど、異説もあるようだ」

もっとも、「関の山」という言葉には否定的なニュアンスが強いので、平成教育委員会説の方にも説得力があることは確かですね。ちなみにこれが大阪星光学院中学の入試問題として出題されたんだそうです。

我々もいつか「浜の山」などと揶揄されることがないように努力、精進しなければいけませんね。

大使

テーマ:政治
新駐日米国大使、つまりアメリカ合衆国が日本に常駐させる全権大使が、弁護士出身の「ジョン・ルース氏」に決まったと先日報じられていた。外交歴もなく、その実力については全く未知数。
Do you know me ?
元々、ハーバード大教授のジョセフ・ナイ氏を指名する方向で政権内部の最終調整が進められていたが、大統領との個人的な関係の緊密さを優先、土壇場で差し替える形となったらしい。

駐日大使といえば、モンデール元副大統領や、アマコスト元国務長官などの政界重鎮や、マンスフィールドなどの知日派が歴任してきたが、どうやら前任のシーファーから流れが変わって、大統領のお友達を日本に遣すようになったらしい。

今回も本命だったナイ氏は知日派で、日本国内からも評価する声も多かったようだが、結局大統領選挙でオバマ氏の大きな力となったルース氏の論功行賞を優先した形となったようだ。
それは「ナイ」でしょ
ところで、クリントン政権では副大統領が「ゴア」という名前でしたね。ゴアがいるならマグマ大使だってありだと思うんですが....。(おじさん世代には懐かしい映像です)

燃費ってどうよ

テーマ:石油
大変お恥ずかしい話でありますが、ガソリンを商っていながら車のことにはとんと疎い私であります。ついに大量消費の象徴であったあのGMが経営破綻いたしましたが、最近、ハイブリッド車を中心として、消費者の関心は燃費に大きく向けられております。

さて皆様の注目を浴びる「燃費」というやつ、お前は一体何なんだ?

「1リットル当りの燃料で何㎞走行できるか」ってことぐらいは知ってるよ。ところがどうだ、TVコマーシャルやカタログに書いてある燃費と実際の燃費、えらい違うやないの?あれって、1週間で○㎏痩せましたっていう、いんちきダイエット食品とそう変わらんのじゃないんか?

という疑問を常々抱いておりました。車屋さんや車に関心の高い人たちからは「お前、そんなことも知らんの~?」と言われそうですが、先日とあるTV番組を見ておりまして、コマーシャルとかで言っている燃費は「カタログ値」というやつで、「10・15モード燃費」というものであることがわかりました。

なんでも、実走するのではなく、試験室みたいなところで走行テストを行なうそうで、市街地を想定した10項目の走行パターン(加速、減速、停止等)に、郊外を想定した15項目の走行パターンを加えたのが、10・15モード燃費だそうで、実燃費よりはかなり高めの数値になるらしい。

一方、実燃費を多数のドライバーに報告してもらって、車種ごとに平均値を報告している調査もあるようで、その平均値は、おおよそ「カタログ値」の6割から7割程度ということらしい。道理で、うちのワゴンRもカタログには燃費22kmとか書いてあったけど、実際12~3㎞/ℓくらいだもんな。

ところで、このカタログ表示、2011年4月からは「JC08モード」というものに変えられるそうで、話はまたややこしくなりそうだ。実燃費により近づくようであるが、消費者の中には車の燃費が悪くなったと勘違いする人が居るに違いない。先日のテレビ番組を見なければ、私もその一人であったろうことは疑いない。


蓮の葉

テーマ:油甚本店
「蓮の葉」なんだろうと思います、こののれんの図柄。アートインナガハマで求めた今成さんの作品の一つです。色合いがとてもきれいで、これから夏を迎えるにあたって、店内の一服の清涼剤としての役割を期待して掛けることにしました。

さて「蓮」は仏教やヒンズー教などにおいて、特別な意味をもつ植物として知られており、「蓮の葉」は泥の多い池や川にあっても自らは「ロータス効果」と呼ばれる自浄性によって、常に清廉さを保つと言われております。

一方、「蓮の葉」には「きわもの」や「まがい物」を指すような悪い意味もあるようでございます。

古くから日本各地の朝市や縁日などで、木の実や季節物を売る商人は「蓮の葉商い」と呼ばれていたそうです。これはその中で盂蘭盆(うらぼん)に使う蓮の実や蓮の葉が特に珍重された事や、商品の多くを蓮の葉や蕗(ふき)の葉の皿の上に置いて売っていたという事が理由だったようです。

やがて、季節物という短期使用のいわゆる、消え物であることから多少品質が悪くとも問題にならない、しない物という捉え方がされ、転じて前述のような悪い意味が発生したようです。(wikipedia参照)

さらには、このことが語源の一つとも考えられる「蓮の葉女」という言葉も生まれました。これは、「軽はずみな言動をする女性や浮気性や根無し草のように住処を転々とする女性」をさすわけですが、「蓮っ葉(はすっぱ)」などという言葉なら耳にしたことがあるのではないかと思います。

何だか、こんな事を調べているうちに、のれんをおろしたい気持ちになって参りましたが、「斜(ハス)」に構えることなく、本来の純粋で清らかな「蓮の葉」のイメージを求めて日々暮らして参りたいと思います。(と言っても手遅れ?)

侍ジャイアンツ兼続

テーマ:よもやま話
我家には「サントリー美術館ニュース」という冊子が定期的に送られてまいります。

別に会員というわけではありません。平成3年にサントリー美術館開館30周年記念「日本をかざる」展に翁山の舞台障子出品の依頼があり、当時亡父がそのお世話をした関係で以来ずっとこの冊子が届けられ続けているというわけです。(下写真は「日本をかざる」展カタログと翁山舞台障子掲載頁)
 
父はまさにその年の暮れに亡くなったのですが、それ以後もずっと冊子が送り続けられて来たので、母が申し訳なく思い、ある時その旨を手紙にしたためてお知らせしたところ、今度は母の名前宛で冊子が届くようになりました。誠に義理堅い美術館であります。

さて今回は、同館で5月30日(土)~7月12日(日)まで開催される「NHK大河ドラマ特別展」にちなんで、「天地人-直江兼続とその時代-」特集となっておりまして、表紙に直江兼続所用と伝えられる「金茶糸威最上胴具足」の写真が掲載されております。

兼続といえば「愛」印の前立ての兜が有名ですが、それとは違うもののようです。ちょっと拡大して見てみましょう。

あれ?こりゃどう見ても、バット2本とボールにしか見えません。野球兜でしょうか?これが本当の「侍ジャイアンツ」でしょうか。


(追記)この前立ての名称は「違い櫂棒に日輪(ちがいかいぼうににちりん)」と言うそうです。ボールのように見える部分は太陽、バットのように見える部分は船の櫂(かい)がクロスしたモチーフなんだそうですが、意味する所は何なんだ?


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