おうしゅう

テーマ:旅日記
丸二日間、パソコンには触れませんでした。病で伏せっていたわけではありません。一昨日は5時半に起床いたしまして、長浜駅に向かいます。

新幹線で新大阪まで行き、目指すは伊丹空港。飛行機に乗るのは何年ぶりでありましょうか?前回乗ったのはいつだっけ?チェックインを済ませ、時間があるので喫茶店で朝食を取り、出発時刻の10分ほど前に搭乗口へ。

おっと荷物の検査が...。「こんなもの持ってませんか?機内には持ち込めません」という文言が絵つきで表示されております。「あっ、しまった。アーミーナイフ(十徳)かばんの中に入れっぱなしや」と気がつきまして、かばんから出し、係員に見せます。

係員は、とりあげて
このように開けて
「これは機内には持ち込めません。刃物が持ち込み禁止だということをご存知ですよね」と詰問口調。

「いや、たった今初めて知りました。飛行機乗らないもんで。どうしたらいいんですか?」

「当空港でお預かりすることはできません。着払いでご自宅に送付されるか、没収のいずれかです」

「送付するって、もう時間ありませんやん。出発までに無理でしょう?」

「そうですね。ではこちらで処分させていただきます。いいですね?」

「だから他に選択肢ないんでしょ?」

あきらめて、赤外線ボディチェックをすり抜けると、追い討ちのように別の係官が「本当に処分していいんですね?」

「(聞くなよ!)(お前盗るなよ!)」と心の中でつぶやいて、飛行機の中に向かいました。



さて、長浜専門店会青年部7名による「奥州」研修旅行は、こうして係員との「応酬」を経て、兄の「欧州」みやげのアーミーナイフを「押収」されることからスタートいたしました。「早起きは三文の徳」ならぬ「早起きは十徳の損」。旅行記しばらく続くかも....。



(追記)wikipedia「アーミーナイフ」によりますと、

汎用性に関しては、航空機墜落・船舶沈没または漂流などで遭難した人が、これらナイフに頼った事例は数知れないとされている[3]。中には、航空機内で食べ物を喉に詰まらせた老人を救うために医師がこのナイフで気道確保の手術を行った事例すら報告されている。

などという記述が...。

ただし脚注[3]として、「 現在では、航空機・船舶への持ち込みは厳しく規制されている場合が多い。」とありました。皆さんも注意してくださいね。

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