ごげんしてけれ

テーマ:旅日記
東北....。ある意味、滋賀県人にとって最も訪れる機会の少ない場所なのではないでしょうか?東北まで行くなら北海道へ、そう考えるのが普通です。反対に長浜へお越しになる観光客でも東北からのお客様というのは、相対的に極めて少ないのが実状です。

そんな東北の地へ。まず秋田空港に到着し、そのまま男鹿半島に向かい、寒風山スカイレストランで昼食です。阿蘇の風景を髣髴とさせるこの山からは、現在は干拓地となっている、かつて日本第2の湖であった八郎潟も一望できます。

真ん中の白い筋が水路として残っている八郎潟です。

さて、秋田に来たからにはこれを頂かねばなりますまい。
きりたんぽ鍋
味はともかく(何せ具が鶏にきのこですから)この「きりたんぽ」、かくのごとく切ってあるから「切りたんぽ」なんで、切ってない原形は「たんぽ」なんだそうです。
外が「たんぽ」
で、この「たんぽ」の語源ですが、「たんぽ」とは本来、稽古用の槍につける綿を丸めて布で包んだものを指し、この形状に似ていることから、というのが最有力の説のようでありますが、うるち米を原料としているわけですから、「田んぼ」がなまって「たんぽ」となったという説もあるようです。

「たんぽ」と言うたら、名前も形も似たもんがあるけど、「あれ」はどうなんよ?と心密かに思っていらっしゃるあなたに率直にお答えいたしましょう。疑問はもっともだとお察し申し上げますが、「あれ」はドイツ語で「大砲の栓」という意味なんだそうです。

さて、男鹿半島といえば「なまはげ」
なまはげ館に勢揃い
毎年、大晦日の夜にこの地方では、「怠け者はいねか、泣く子はいねか」と練り歩く「なまはげ行事」が行なわれております。「なまはげ」と聞くと「生ハゲ」のイメージが浮かんでしまうのですが、こちらの語源は、炉端にかじりついているとできる「火斑(ナモミ)を剥ぐ」という言葉が訛ったものと云われています。それを剥ぎ取って怠け者を戒めるのがナマハゲだとか。
お宅にもいませんか?
「ウォーーーーーー、おめさたちも、商売いやになってアキタさ来て、怠けてるでねえぞ」というなまはげの声が聞こえて参りましたので、一行は角館へと逃げて行ったのでした。



(追記)
きりたんぽをモチーフとした秋田のマスコットとして考案された「きり○んぽ」、ほどなく発売中止の憂き目にあったそうです。アホらしいので見ん方がいいかもしれません。




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