美酒と秘湯

テーマ:旅日記
さて、我々が宿泊いたしましたのは、田沢湖畔の「花心亭しらはま」であります。

各種クチコミ評価でも常に高得点がつく名旅館です。ちなみに長浜専門店会青年部の旅行は接客術を学ぶために「一流に接する」ことを課題としており、旅行代は多少嵩みますが、そのために積立を行なっております。

秋田と申しますと、酒処でもあります。新潟の影に隠れがちですが、秋田の酒も実にうまい。夕食は数種類の冷酒(2合瓶)の飲み比べ。中でも私が最も気に入りましたのは秋田清酒さんの「刈穂」という酒でありました。
     
このお酒、何と日本酒度+12という超超辛口であります。同行のS酒店さんも+12の酒にはなかなか出くわすことはないとおっしゃっておられました。「辛さだけでなくお米の旨味が凝縮した味わい深い純米酒で、辛口ファンなら必ず『ぜひ飲みたい純米酒トップ10』に入れるほど人気のお酒」という評もあるようです。

(日本酒度につきましては、素人の私ではなく、是非後日、専門家からの解説をお願いしたいと存じます。)

ふと百人一首の第一首、天智天皇の「秋の田のかりほの庵のとまをあらみ我が衣出は露にぬれつつ」という歌が頭に浮かびまして、何か関係があるのか?と思いましたら、やはり「秋田県→秋田清酒→秋の田→刈穂」ということなのか、この歌が酒名の由来だと記されておりました。

久しぶりに日本酒を痛飲いたしましたので、翌朝は軽度の二日酔いに見舞われておりましたが、宿を出発いたしまして、向かいましたのは「乳頭温泉峡」であります。宿の仲居さんお奨めは最奥に位置する「蟹場温泉


森の小路みたいなところをずんずん行くと

湯小屋が見えて参ります

まさに森林浴場ですね

付近の沢に蟹が多く住むので、蟹場温泉という名前が付けられたようですが、蟹には一匹も出くわさず。代わりにS酒店さんが沢で「にしきへび」を発見。ちなみにこの露天風呂、混浴であります。

湯から上がりますと、すっかり調子も戻りまして、次の目的地、小岩井農場でのビールが旨っそう!

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