油屋いろいろ

テーマ:油甚本店
店内に何気なく飾られている行灯風看板

油屋だから「油屋」?

というわけではないんです、実は。平成12年ですから、今から9年前になりますか、第4回ゆう歌舞伎で「伊勢音頭恋寝刃 古市油屋の場」という演目が上演されました。その時に舞台となった「油屋」という屋号の遊郭の看板として使われた小道具を譲り受けたものなのです。

さて、「油屋」といいますと、アニメファン、映画ファンの方は別の物を頭に思い浮かべられるに違いありません。

そうですね。昨晩の放映見ましたか?宮崎アニメ「千と千尋の神隠し」に出てきた巨大な湯屋が「油屋」という名前でした。

このように油商でなく、旅館でも「油屋」という名前のところが多く存在するようです。昔の旅館は、夜ごと旅人を迎えるために行灯の油を絶やさず、道中にある灯篭の火の油も提供していたため、「油屋」と呼ばれるようになり、それをそのまま屋号としたという説があります。

一方wikipediaによれば、

昔、油を扱う業者連中の家には商売上、体が汚れるため風呂を家においていることが多く(当時としてはめずらしかった)余った風呂湯を捨てるのももったいないということから客を入れて商売を始め、そこから湯屋を油屋というという説もある。

ということです。でも「汚れた体を洗った風呂湯を捨てずにもったいないから湯屋商売を始める?」それは、あんまりでしょう。そこまでいくと銭湯ではなく守銭奴ですね。

ところで旅館ではありませんが、大阪に「油甚」というディスカウントストアがあるようで、よく関連会社と間違われます。(ちなみに私は「安い」という言葉はあまり好きではありません。)

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