蓮の葉

テーマ:油甚本店
「蓮の葉」なんだろうと思います、こののれんの図柄。アートインナガハマで求めた今成さんの作品の一つです。色合いがとてもきれいで、これから夏を迎えるにあたって、店内の一服の清涼剤としての役割を期待して掛けることにしました。

さて「蓮」は仏教やヒンズー教などにおいて、特別な意味をもつ植物として知られており、「蓮の葉」は泥の多い池や川にあっても自らは「ロータス効果」と呼ばれる自浄性によって、常に清廉さを保つと言われております。

一方、「蓮の葉」には「きわもの」や「まがい物」を指すような悪い意味もあるようでございます。

古くから日本各地の朝市や縁日などで、木の実や季節物を売る商人は「蓮の葉商い」と呼ばれていたそうです。これはその中で盂蘭盆(うらぼん)に使う蓮の実や蓮の葉が特に珍重された事や、商品の多くを蓮の葉や蕗(ふき)の葉の皿の上に置いて売っていたという事が理由だったようです。

やがて、季節物という短期使用のいわゆる、消え物であることから多少品質が悪くとも問題にならない、しない物という捉え方がされ、転じて前述のような悪い意味が発生したようです。(wikipedia参照)

さらには、このことが語源の一つとも考えられる「蓮の葉女」という言葉も生まれました。これは、「軽はずみな言動をする女性や浮気性や根無し草のように住処を転々とする女性」をさすわけですが、「蓮っ葉(はすっぱ)」などという言葉なら耳にしたことがあるのではないかと思います。

何だか、こんな事を調べているうちに、のれんをおろしたい気持ちになって参りましたが、「斜(ハス)」に構えることなく、本来の純粋で清らかな「蓮の葉」のイメージを求めて日々暮らして参りたいと思います。(と言っても手遅れ?)

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