親の顔が見たい

テーマ:よもやま話
5/13のブログ「マツリート」で紹介されておりましたが、曳山祭の大向こうで「親の顔が見たい!」というものがあります。曰く、「こんな名演技をする子どもの親は一体どんな顔をしているのか」という意味の誉め言葉であります。

一方、5/1のパヴァーヌさんのブログにありましたように、この「親の顔が見たい」というのは、通常は、「こんなひどいことをする、あるいはだらしない子どもの親はどんな顔をしているのか」という悪い意味で使われることが多いように思われます。

さて、6/9のブログで君が代先生が書いておられたように、全盲のピアニスト辻井伸行さんが、バン・クライバーン国際ピアノコンクールで見事優勝されました。彼の才能、努力、親の愛情と励ましなどがあってこその快挙であることは言うまでもありません。

昨日の昼の番組で彼の凱旋会見の様子などが紹介されておりまして、「もし一日だけ目が見えるようになったら何が一番見てみたい?」と尋ねられた時、彼はこう答えました。

「両親の顔が見てみたい」

つまり「親の顔が見たい」と答えたわけです。

先に例に挙げた誉め言葉でも非難の言葉でもない、全く別の意味であるけれども、「そうかそうだよねぇ」と何かうまくは言えませんが、私にとっては、彼の偉業を改めて実感させるそんな言葉でした。


(追記)
ABCテレビ(テレビ朝日系)の「スクランブル」という番組でしたが、上記の特集のあと「昨日、金正雲の最新映像として放映したものは別人のものでした」という謝罪がありました。それは、カリスマ性を高める為に後継者の顔を明らかにしない北朝鮮の国策に踊らされたような無様な報道でした。「子どもの顔が見たい」気持ちはわかるけど、早とちりしたやつの「親の顔が見たい!」

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