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まわるス信号

テーマ:曳山・歌舞伎
昨日は4月の第一土曜日ということで、恒例の曳山交替式、いわゆる曳山博物館に入っている山車の入替が執り行われました。生憎の空模様で、10時頃からポツリポツリと来始めておりました。

さて、午前中は友町鳳凰山の出庫で山曳のお手伝いであります。鳳凰山の山倉はお旅所のやや北側に位置しておりまして、帰町のルートは、曳山博物館を出て、大手のアーケードをずっと西進し、お旅所の信号で右折して山倉へと向かいます。

お旅所の交差点まで参りますと見慣れぬ光景。「さて何をしてるんでしょうか?」

そうです、この交差点の信号は可動式になっておりまして、曳山が通れるように信号機を回転移動させている作業中でありました。

鳳凰山の荒気ない若者達が「何で今頃こんな作業しとるんじゃい!」と唸っておりましたが、どうやら鳳凰山の出発時刻が予定より早過ぎたというのが正解だったようです。
まだですよう(赤)
はいOKで~す(青)
ということで、鳳凰山は無事、自町山倉に帰ったとさ。
めでたし、めでたし


(追記)
我が翁山が入庫いたしました午後はじゃじゃぶりの雨。
翁山の「公(こう)」に「゛」(雨)がついて、「合(ごう)」になり

合羽山に改名です。

うじ宇治

テーマ:旅日記
春休みも半ばを過ぎましてもうすぐ新学期。昨日は息子の部活が休みで、私も月末、月始のバタバタが終わったところなので、日帰りで出掛けることにいたしました。

折りしも世の中、ETCブーム。週末は高速道路料金が1000円、その他各種割引アリーので、今やひっぱりだこ。しか~し、この私たるやガソリンを商ってるくせにクルマ音痴でありまして、ETCカードはあってもETCが車についておりません。

一方、先日甲子園に彦根東の応援に行って使った「青春18切符」があと3回(人)分未使用のまま残っており、これを使わぬ手はありません。「どこ行こか~?」「どこでも」「どこ行きたい?」「おいしいもの食べたい」といつまで経っても行先が決まりませんで、電車に乗ってから決めることにいたしました。

ウジウジしてたついでに私も妻も息子も行ったことがない宇治の平等院へ行くことにいたしました。早速10円玉を財布から取り出しまして、「ふむふむ同んなじですなァ」と満足げに見比べる儀式を済ませました。

圧巻は2001年にできたという「鳳翔館」というミュージアム。コンピュータグラフィックスによる鳳凰堂内の彩色復元映像や国宝の雲中供養菩薩26体の展示など幻想的な空間構成に魅了されました。やはり600円の入場料だけの価値はあります。

鳳凰堂内の阿弥陀如来坐像を見るには別途料金が必要だったのと30分おきのツアーで時間が合わなかったのであきらめ、次の目的地奈良へと向かった油甚一行であった。



宇治で見つけた変わったもん
宇治駅前の茶つポスト
某ストアの変な看板

「ふきんを買ってくれ」とは言いません。「特売」とか「安い」とも申しません。「入荷したんだけど、お客さんどうします?」と低姿勢のようで挑発的なメッセージ。


(明日へかどうかはわからんけど、続く)



兼好診断(3)桜の盛り

テーマ:よもやま話
昨日は多賀大社の早咲きしだれ桜の話をしましたが、長浜豊公園でのサクラの見頃はこの週末になりそうだとか。

さて兼好法師は、サクラの盛りについて次のように述べられております。


徒然草第百六十一段

花のさかりは、冬至より百五十日とも、時正(じしょう)の後、七日ともいへど、立春より七十五日、おほよう違わず。

*時正: 春分の日


さて、具体的に何日頃なのかそれぞれ計算してみますと、
冬至より150日 → 5月20日頃
時正の後7日 → 3月28日前後
立春より75日 → 4月20日頃

となります。おいおい、何だかそれぞれに一ヶ月くらいづつずれがあって結構いい加減じゃないっすか。「いろんな説があるけど、立春より75日というのが当たらずとも遠からずだ」、ということが言いたかったんでしょうが、まあ割と大雑把で適当なところもあるおっさんだったのかもしれません。ま、余計に親近感がもてますが...。

現代では、「立春より75日」という兼好診断はちょっと時季遅れになりそうですが、温暖化がさらに進むと「時正(春分の日)の後7日」というのが、「おほよう違わず」なんてことになってしまうのかもしれませんね。


夫婦桜

テーマ:よもやま話
昨日は、毎月恒例一日(ついたち)のお多賀さん参りに行ってまいりました。生憎の雨でございましたが、ちょうど年度替りということもあり、昨年度家族が健康に暮らせたこと、家業もなんとかつぶれずに生き延びさせていただいていること、ブログが1年続けられたことなどに対して、神様に感謝を申し上げました。

神殿に向かって太鼓橋の右奥に美しいしだれ桜が咲いているのに気がつきました。参拝客が口々に「きれいだねぇ」などと指差しながら行き交います。

根元に立て札が立っているのを発見し近づいて見ますと、「夫婦桜(めおとざくら)」と書かれておりました。

そう言われれば、2本の桜が合い交わるように植えられております。多賀大社はイザナミ、イザナギ夫婦をお祀りする神社ですから、それに因んでいるんですね。昭和7年に植えられたといいますから、80年近く経っております。

「県内でも屈指の早咲きのしだれ桜として知られ、3月の末に絢爛と咲き誇ります」なんて書いてあります。4/4日から15日まではライトアップもされるそうですが、きれいなんでしょうね。

一番後には歌が書かれておりました。
 「延命の神の御前の糸ざくら しだれしだれて今盛りなり」


*言っちゃいけない夫婦相聞歌(添うもんか)
 「懸命に鏡の前でウバざくら しおれしおれてもう手遅れなり」 
 「延命の髪はお前にゃムダざくら すだれすだれて今透けるなり」

我家の天井嘗

テーマ:よもやま話
昨年の6月3日の琴古主さんのブログに天井にしみをつけるお化け「天井嘗(てんじょうなめ)」の話が出て参りました。

そこで、「作り話でしょう」と言われるか、「まさかそんな家に住んでるの~?」と言われるか、とにかく本当にあった『我家の天井嘗』の話を聞いていただきやしょう。

とにかく私どもの家は古うございます。店の部分は改造したとはいえ元々150年から200年ほど前の建物。奥の私達が住まいしている部分も60~70年は経っていると思います。従いまして(最近は妙にいなくなりましたが)天井裏のネズミはもちろんのこと、イタチやヘビが出没することもございます。

ある夜のこと。ネズミが天井裏をバタバタと逃げ回る大きな音で目が覚めました。その後「ニャーオ」という猫の声が。「おーそうか、猫がねずみを退治しておってくれるのか」と納得。と言っても、この猫は飼い猫ではありませんよ。すると程なく、ぞそぞそと猫が天井をこちらの方に近づいてくる気配。

丁度自分の頭上ななめ2メートルほどのところで停止しているような気配を感じ、瞬間何とも言えないイヤーな緊張感が暗闇を支配いたしました。猫の尻尾が立っているのを感じたのです。私は無意識のうちに叫んでいました。

「おしっこしょーるぞ!」と

その叫びと同時に「ジャー」という音が聞こえ始め、天井のその部分に丸いしみが広がったかと思うと、そのほとばしり出た液体は重力に従ってポタポタと畳に落ち始めたのです。マイペットを取りに行って天井と畳をそれこそ仇のように布でぬぐいましたが、終った後も「天井嘗」がまた戻ってくるのではないかという恐怖感にかられ、一晩中まんじりともせず過ごしたのでありました。

ふと目が覚めた翌朝、深夜の出来事がまるでなかったかのように天井には何の染み跡もありませんでした。もしかしたら本当に「天井嘗」だったのでしょうか。



(注)エイプリル・フールに書かれたことは「ウソ」です。
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