八陣だよ全員集合!

テーマ:曳山・歌舞伎
先月の曳山博物館運営委員会で、委員の一人である観光協会長さんから「曳山博物館で子ども歌舞伎の公開稽古をしていただけないか」というご提案を頂戴いたしまして、総当番を通じて各山組に打診をしていただきました。

前例のないことであり、本番が近い時に通例と異なることを行なうことは外から見る以上にエネルギーを要するもので、なかなか調整は難航しておりましたが、そんな中、舟町組猩々丸さんが快くお引き受け下さり、昨日の午後1時30分より曳山博物館伝承スタジオに設けられた特設舞台にて開催の運びとなりました。

場内は開演を今かと待ちわびる100名以上の観客で埋まりました。
ざわざわざわ
とざい と~ざいィ
舞台方の口上から始まりましたる芸題は「八陣守護城 湖水御座船の場」。大歌舞伎では船上が舞台となる芝居で、船形の猩々丸にはまさにうってつけの演目であり、9年前にも演じられました。
左端は船浅さんのご子息です
下の写真右奥が太夫と三味線(ドラゴンスリーさん)。曳山の上では障子の裏で演じます。手前に座っておられるのが振付の市川松尾先生。公開といえども稽古ですから、うまくいかない所があれば芝居を止めて、指導!注意!警告!
そこ違うよ!
役者さん随分前の方へ
あれあれ、そこは舞台ちゃいますがな、と言いたくなりますが、船形の猩々丸は他の曳山と違いまして、ちょうどこの部分の舳先でも演じることができ、その場所にふさわしいエンディングが用意されているというわけです。

振付の松尾先生曰く、「いやあ、舳先(へさき)の部分を使う芝居やってくれって頼まれたもんですからね、これっきゃないんですよ」

いやいや、あと100年もすれば、こんな芝居も登場したりして....。



(御礼) 公開稽古はお客様の大喝采のうちに無事終了いたしました。猩々丸の皆さん、本当にありがとうございました。心より御礼申し上げます。


アーカイブ

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2009/04      >>
29 30 31 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 1 2

ブログランキング

総合ランキング
2位 / 1569人中 keep
ジャンルランキング
2位 / 816人中 keep
日記/一般

フリースペース

HTMLページへのリンク

プロフィール

このブログの読者

お気に入りブログ

参加コミュニティ一覧