昭和11年の曳山祭

テーマ:曳山・歌舞伎
今年の正月に母校虎高の学年同窓会が開催されたのですが、それを契機に専用掲示板が設けられましたところ、同窓会後も日々投稿が相次ぎ、大変盛り上がっております。

そんな中、カナダのトロント在住の同級生から「曳山祭」に対する思いを書いた投稿がございまして、ポスターなんかより「You Tube」を使って全世界に宣伝した方が有効なんじゃないか、という示唆をいただきました。私はその道にあまり詳しくないのですが、皆さんどのように思われますでしょうか?

そして、彼は「You Tube」で何と昭和11年の曳山祭の映像が見られることを教えてくれました。ご興味のある方は是非こちらをご覧になってください。

長刀組の太刀渡りから始まりまして、三番叟、各町の芝居の抜粋など盛り沢山。八幡宮は12基が勢揃いした2年前と同じように黒山の人だかり。

昭和11年の記録をひも解いてみますと、出番山は、萬歳楼(吃又)、青海山(千本鮓屋)、猩々丸(牡丹景清)、寿山(那須与一)、月宮殿(娘景清)の5組(( )内は芸題)となっておりますが、これに照らし合わせて映像を見ますと、なるほど、なるほど。

さて、このサイトを教えてくれた同級生は長浜出身ではありますが、山組でも旧長浜町でもありません。しかし、遠く離れた異国の地で、「故郷」を思えば曳山祭が浮かんでくるのだそうです。彼は「他に比類なき文化遺産」と表現しておりましたが、確かに「真にinternationalなもの」とはこういうものであろう、と私には思えます。

世界に誇れる祭として、これからも未来永劫続けていけるよう微力ながら尽力したいと思います。


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