油買うもよし、売るもよし。楽しく老いるためのオイル日記
三献の茶
テーマ:言葉・漢字
2009/03/31 09:27
長浜城主だった秀吉と寺の小姓だった石田三成が出会った時の エピソードである「三献の茶」は皆様よくご存知だと思います。ところで皆さん、この「三献の茶」何と読まれます?
先日、曳山博物館で石田三成の「三献の茶」を題材にした紙芝居が披露されました。これを見ていたある方が、「『さんけんの茶』って読まれたようだけど、あれは『さんこんの茶』ですよね?」と私にお尋ねになりました。
私は子どもの頃から確か「さんけんの茶」と聞き育った覚えがあるのですが、質問された方が「お酒は『いっこん』『にこん』と数えますでしょ?それと同じで『さんこん』と違うかしら?」とおっしゃると、それもまた理ありと思ってしまいます。
調べますと「三献の儀(さんこんのぎ)」というものがあり、室町時代より武士は出陣の時、打ちあわび、勝ち栗、昆布の三品を肴に酒を三度づつ飲みほす儀式がありました。結婚式の時の三々九度もこの名残であり、「式三献(しきさんこん)」ともいうそうです。
もっとも、三成が献上したのは酒ではなく、お茶であり、お茶を3回にわたって献上(けんじょう)したという意味では「さんけん」が正しいような気もいたします。
色々調べてみましたが、「三献の茶」にふりがなが打ったものが見当たりません。どなたかご存じないでしょうか?
ワタクシのお茶かも~
先日、曳山博物館で石田三成の「三献の茶」を題材にした紙芝居が披露されました。これを見ていたある方が、「『さんけんの茶』って読まれたようだけど、あれは『さんこんの茶』ですよね?」と私にお尋ねになりました。
私は子どもの頃から確か「さんけんの茶」と聞き育った覚えがあるのですが、質問された方が「お酒は『いっこん』『にこん』と数えますでしょ?それと同じで『さんこん』と違うかしら?」とおっしゃると、それもまた理ありと思ってしまいます。
調べますと「三献の儀(さんこんのぎ)」というものがあり、室町時代より武士は出陣の時、打ちあわび、勝ち栗、昆布の三品を肴に酒を三度づつ飲みほす儀式がありました。結婚式の時の三々九度もこの名残であり、「式三献(しきさんこん)」ともいうそうです。
もっとも、三成が献上したのは酒ではなく、お茶であり、お茶を3回にわたって献上(けんじょう)したという意味では「さんけん」が正しいような気もいたします。
色々調べてみましたが、「三献の茶」にふりがなが打ったものが見当たりません。どなたかご存じないでしょうか?
ワタクシのお茶かも~
コメント
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ササメケ組によりますと「さんけん」
{滋賀っぽい図鑑2003 以下URL参照}
http://www.geocities.jp/ho1ger/sasameke-gumi-zukan.html
あてにはなりませんが.. -
2009/03/31 16:29木之本にも三献の茶を缶にしたお茶が作られています。
木之本では「さんけんの茶」と言っていますね。 -
2009/03/31 17:00長浜城歴史博物館学芸員の太田浩司さんの著書「近江が生んだ知将 石田三成」では三献のところに(さんこん)の読み仮名がふってありました。
そこだけにわざわざふってあったので意味があるものかと思いますが・・・(?)。 -
2009/03/31 18:24本件に関し、各方面から貴重なご意見を賜りましたこと、まずもって深く感謝申し上げます。
>歯が賢人さんへ
ササメケ組さんのは木之本で発売されてる「三献の茶」の読みが「さんけん」ということを明らかにしたものですね。つまり一般的には「さんけん」と解されているという有力な証左です。ところで、「歯が賢人」さんは「滋賀県人」のもじりですか、それとも「羽賀研二」?
>ミユさんへ
そうです、貴女の「何となく読み」は大きな力になります、「さんけん」派にとって。
>ゆうこりんさんへ
そうでしょうとも、木之本と長浜で違うわけがありません。
>tossanへ
お~っと!今度は「さんこん」派に強力な援軍ですねぇ。わざわざ「さんこん」と読み仮名が...。しかし変ですねえ。先ほど届いた「み~な102号」の中に同じ太田先生の「石田三成の生涯と業績」という文章が掲載されておりますが、そこには、わざわざ「さんけん」のフリガナが...。太田先生の公式見解や如何に?
引続き、ご意見、情報お待ちいたしております。