うんてい

テーマ:よもやま話
幼稚園や保育園の運動場、あるいは小さな遊園地などには簡単な遊具が設置されておりますが、その中で意味もわからずに名前を呼んでいたものがあります。それは「うんてい」


大きく分けて、上のようにアーチ型になっているものと、下のようなタイプのものがあるように思われますが、手を一歩一歩前に運んで行くから「運手(うんて)」かな?と考えたりしたものです。

ある時に「うんてい」とは「雲梯」と書くということを知って、「なるほど!」と手を打って納得の表情を浮かべたことを思い出しますが、まさに雲の上に架けられた梯(はしご)。この意味を知ると、自分がまるで雲の上を渡り歩いているような気分に....はならんか。

ところが、この「雲梯」とやら、実は古代中国で城を攻めるのに用いた道具だったんですね。車の上に折りたたんだはしごを設置し、それを伸ばして用いたそうです。雲に届くほどの高いはしごという意味からの命名のようです。
この絵を見て、「あ、はしご車だぁ!」と画面を指さして思わず口走ってしまったあなたの姿が私には見えます。そう、どう見てもこれは現在の消防車の一種である「はしご車」ですね。

日本で「はしご車」と呼ばれているこの消防車、どうやら中国ではそのものずばり「雲梯車」というそうです。こちらの名前の方が格好いいように思われますが、遊具と間違えられるから日本では採用されないのかな。











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